えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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辻桃子さんと安倍元気さんが著し、影山直美さんが画を描いた『やさしい俳句入門』を読みました。俳句は面白くて、深い。語らないところにこそ、そのよさもあることを納得します。あまりに短いその形式により、俳句を作った人から手を離れて、読み手にゆだねられてしまうところもいい。そして、その短い形式だからこその余情。この本は、よい句、名句もたくさん載せられていて、素晴らしい。この本『やさしい俳句入門』によれば、俳号というのは、すべての自分にまとわりつく肩書きを捨て、ただ俳人として句を読むということの決意として、人につけてもらうのではなく、自分から名のるものだそうです。知らなかった。ぼくも俳号をどうするか考え始めております。『やさしい俳句入門』は俳句の初心者に最適の本であります。影山直美さんの画かれた柴犬の画もかわいいです。

やさしい俳句入門 17音で世界が変わる! 心がおどる!

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I attended a rally in support of Palestine at the east exit of Shinjuku station. I felt relieved because I wondered if it was enough to just donate money or to appeal on social networking sites about the miserable situation in Palestine.

As a retired person who has entered the realm of old age, I am losing my desire to seek new social changes, but I would like to speak out as one of the 12 billion people against such unreasonable injustice. I wish Ryuichi Sakamoto and Yoshiko Yamaguchi were still alive. I also wonder what Yukio Mishima, Kenji Nakagami, and Kenzaburo Oe would have thought, said, and written had they been alive.

Why did the chorus of "Free Gaza" seem to overlap with the voice of "Free Japan" that seemed to be seething in my heart? Palestinians have been subjected to violence for more than seventy-five years, deprived of their land, homes, homeland, and even their lives. I will never forget the words of a Palestinian woman at the rally. They echoed on the cold night, saying that Gaza is called a prison without a ceiling, but it is not like that, it is a prison camp where innocent people are held captive. Palestinian men say that Israel tried to erase all of Palestinian culture and history, but it cannot take the souls of Palestinians. And today, innocent children are still being killed there. Free Palestine!
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新宿駅の東口でのパレスチナ支援のための集会に参加した。これで胸がスッキリしたのは、お金を寄付したり、パレスチナの悲惨な現状をSNSで訴えるだけでいいのだろうかと思っていたから。

老人の域に足を踏み入れた隠居のぼくは目新しい社会変革などを求める気持ちな無くなりつつあるけれど、あまりに理不尽な不正義には120億人の中の1人として声をあげたい。坂本龍一さんや山口淑子さんが生きていたら、と詮方ないことも思う。そして、三島由紀夫や中上健次、大江健三郎が生きていたら、どう考え、どんな発言をし、文章を発表していただろうか?

シュプレヒコールの「Free Gaza」の声に、ぼくの心の中にうずくまっているかのような「Free Japan」の声が重なるようであったのはなぜだろう? パレスチナ人は七十五年以上もの間、暴力にさらされ、土地や家、故郷を奪われ、命までも奪われてきた。集会の中でパレスチナの女性の言葉が忘れられない。ガザは天井のない監獄と呼ばれているが、そのようなものではなく、罪のない人びとのとらわれている収容所なのだ、と寒い夜に響く。パレスチナの男性はイスラエルはパレスチナの文化と歴史の全てを消しさろうとしたが、パレスチナ人の魂は奪えない、という。そして、今日も罪のない子どもたちがそこでは殺されている。Free Palestine!
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浅草演芸ホールの寄席通い。おしどりの針金細工やアコーディオン、テルミンの演奏をとりまぜた楽しい漫才の後、二人の巨匠登場。古今亭文菊師匠の「替り目」と春風亭一之輔師匠の「呑める」。そして、翁家社中の曲芸につづいいて主任は大御所の春風亭一朝師匠で「野晒し」。世界は暗く、何か胸にひっかかるけれど、せめても寄席では笑っちゃおう。笑いました。

寄席に来る前に、浅草寺にお参りをし、御神籤をひくと大吉でした。

「手把太陽輝  手に太陽の輝きを把って
 東君発旧枝  東君旧枝に発ひらく
 稼苗方欲秀  稼苗方まさに秀でんと欲し
 猶更上雲岐  猶更なおさらに雲岐うんきに上のぼる

 手ずから太陽の光を把って、東君(春)が枯れ枝に花を開かせた。
 稲の苗も秀で伸びようとし、その勢いの良さは、雲路にまで達するかのようである。」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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久保茂昭監督の『ゴールデンカムイ』を見ました。奇怪な人物が次々と登場し、活劇と殺陣を繰り返すこの映画は見るものを飽きさせませんが、その殺伐とした中で、山田杏奈さんの演ずるアシㇼパのみが華麗な清涼であり、救いのようでもあると、ぼくは思いました。

殺伐ではなく、どちらかというと、ある種類の小津安二郎の映画にあるようなしみじみに惹かれてしまうしまうぼくは、アイヌのコタン(村のこと)のシーンに見入ってしまいます。小津映画にも残酷さや不気味さは多いけれど。

この『ゴールデンカムイ』は物語としては、序章で終わってしまうような印象です。これから物語は展開しそう。エンドロールの後が予告編のようになっていた。

アイヌの生活や風俗も丁寧に描かれていて、そこはとてもよかった。そして、北海道の大自然。白いオオカミがかっこよくて、かわいい。続編が作られれば、やっぱり見に行きますぞ。

映画『ゴールデンカムイ』公式サイト
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小田幸子さんが監修し、スペースオフィスのお二人が執筆しマンガを描いた『マンガでわかる能・狂言』を読みました。読んでしまったころ、スペースオフィスのお二人、時松はるなさんとかめうみさんがこの本を国立能楽堂で売っていたのだと気付きました。とても解りやすく能と狂言について書かれており、しかも、いろいろな能・狂言のあらすじも書かれていて、マンガも美しく、楽しい。

能や狂言には、日本人が何を大切に思い、何を信じて生きてきたかも表されていると、何度か能楽の舞台を見て、ぼくは思います。ふと、この世界に誇れる芸術がこれからも末永く続いていくように、若い人にも、実際に各地の能楽堂に足をはこんで能楽を知ってほしいと、ぼくは願ってやみません。

マンガでわかる能・狂言
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国立能楽堂に能楽を見に行きました。

見た狂言は和泉流『梟山伏』。梟の巣を取り除いてしまい、梟に取り憑かれた人なかろではなく、加持祈祷する僧侶も取り憑かれてしまう滑稽話。

能は観世流『巴』。木曽義仲につかえた女武士、巴御前が添い遂げられなかった悲しさを語る。プレトークとして、観世流のシテ方の安藤貴康さんの能とはどのようなものなのかの解説付き。能とは神仏への捧げ物であるのは、松の描かれた舞台の鏡板から、やさしく解きおこしていただけました。能は深くて、いいなぁ。後シテの登場の詠じた言葉がとても印象的だったので記しておきます。

「落花空しきを知る。流水心無うして自ずから。澄める心。たらちねの罪も報いも因果の苦しみ。今は浮かまん御法の功力に。草木国土も成仏なれば。況んや生ある直道の弔ひ。かれこれ何れも頼もしや頼もしや。あらありがたや」
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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