えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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山梨県の忍野村で一泊二日のフライフィッシングの旅をしました。



夏の忍野村の桂川での釣り。さて釣果はどうであったか? 五匹、釣れたと思い、取り込み途中でばらして(毛鉤から外れ逃がしてしまうこと)、一匹は糸を切られてしまう。一匹は釣りたいと思っているわしは残念じゃ。一匹も釣れないのを釣りをする人たちの間ではボーズというが、ぼくはこんな想像をしてしまう。いつも忍野村では忍野高原ホテルという同じ宿に泊まっているのだけど、ボーズのぼくは「ボーズ」というあだ名がついてしまうのではないか? そして、旅館の女将さんとこんなの会話がやりとりがされるのではないか?

「ボーズさん、今日は釣れた?」
「やっぱ、ボーズでした」
「ボーズさんらしいわね」

などと言って、女将さんは笑うという不本意な光景が浮かんでしまったよ。これは由々しき問題です。もちろん、問題があるのは宿の女将さんではなく、ぼくの方であるのは言うまでもない。精進せねば。けれど、夏の忍野村は美しかった。そして、一匹は釣りたいです。

それから、一日目の昼食は、リバーズエッジというフライフィッシングの釣りの人がよくいうお店で食べたのだけれど、最近は魚影が薄くなったと嘆いていました。ぼくにいわせれば、それでもたくさん魚はいるのだけれど。レギュレーションの違反ではないけれど、ルアー釣りの人で魚を持って帰ってしまう人が多くなったそうです。すべての釣り人のみなさん、特に限られた内水面の釣りでは、釣り場を守るということを心がけましょう。

あー、それにしても一日目の夕まずめのライズはすごかった。次々に毛鉤を変えて投げてみたのだが、すべて無視されたわ。悔しい。また秋に来ます。魚たち、待ってろよ。

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うらたんざわ渓流釣場で二匹目の山女魚を釣りました。この釣場の自然の渓流のままのキャッチ・アンド・リリースのフライフィッシング専用エリアであるヤマメクラシックⅠに入った時、クマタカが翼を広げ、どこかに去っていく姿とともに、鳴き声を聞きました。人がいるよと仲間に合図で知らせているのでしょうか?

あっ、魚がいると思いその方へ毛鉤を投げると、その魚がいるところとは別のところで、引きを感じ、釣りあげられました。毛鉤はマシュマロカディス。山女魚の保護色でぜんぜん分からなかった。弱って流されていく山女魚も見て、尻尾のところに鳥の爪の傷痕があって、もう少し、このエリアに人が入ったほうが鳥よけとしていいのではないか、などとも思う。その後、虹鱒もマシュマロカディスやテレストリアルの毛鉤で、ゾーンに入ったかのごとくたくさんかかって、このエリアでこんなのは初めてです。楽しかった。
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フライフィッシングを始めてから、やっと一年を過ぎたこのごろ、この釣りにハマるきっかけとなった「うらたんざわ渓流釣場」に行きました。



この釣りの面白さには、「マッチ・ザ・ハッチ」ということも大きい。どいうことかというと、魚が自然の中で食べている昆虫などに似た毛鉤を使うと、よく釣れますよ、ということ。どのようなか形のどうような大きさのどうのような色の毛鉤を使うか? 今日の釣りでは「テレストリアル」と呼ばれる、春ごろには見向きもされなかった蟻とか甲虫に似せた毛鉤で、つぎつぎと、魚たちが水面に出てきてパクリとする状況になりました。

釣りをするところに来ると、なんだか虫が気になるこの頃です。
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この前、うらたんざわ渓流釣場で、ぼくの撮った写真がヘボだからよく分からないかもしれないけれど、尺(31センチ)越えの虹鱒か、もしかして、一冬越えてスモルト(銀毛)化した山女魚が釣れました。片手で持てないほどの大きさの魚が釣れた毛鉤は、釣れやすい沈めて流すニンフやマラブー系のウェットフライではなくて、水面を浮かして漂わすドライフライだということも、心ときめく愉しさ、うれしさだった。そして、釣って、放つ。

さて、週末がやってきます。今週も暇を見つけて釣りに行くぞ。
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フライフィッシングを始めてから、年に何度か「養沢毛鉤専用釣場」に訪れるようになりました。全長4キロにもおよぶテンカラ釣りとフライフィッシングの専用エリアは、受付事務所下のポンド以外は自然そのままの川での釣りが楽しめて素晴らしい。フライフィッシングの聖地と呼ばれているだけあって、魚は釣り人をよく知っていてスレているけれど、それはそれで楽しい。



鄙びた美しい集落にこの「養沢毛鉤専用釣場」はあり、トーマス・レスター・ブレークモアというアメリカ人が1955年に私財を投じて開設し、今は地元住民が理事に就任する「トーマス・ブレークモア記念社団」により運営されている。

トーマス・レスター・ブレークモアは1938年に来日し、日本の文化と礼儀正しく親切心溢れる人のやさしさに感銘していたというが、日本とアメリカの戦争の開始とともにアメリカに帰国。1945年にGHQの法務部として再び日本の地にやって来る。荒廃した敗戦下の日本に心を痛めながら、このあきる野市の養沢の集落の美しさに惹かれ、「養沢毛鉤専用釣場」を開き、地元の人に運営を委ね、今にいたっている。トーマス・ブレークモアは日本の永住権を得て、晩年まで日本で法律事務所を開きつつ、勲三等瑞宝章の叙勲も受けるにいたる。ちなみに今でもブレークモア法律事務所は日本にあるようです。

人、村、川に歴史ありですな。村人の釣り人への「こんにちは」の挨拶にぼくは心は暖かくなります。

この日、なんとか、数匹の魚に出会えました。すこし上流の方で、魚のたまり場みたいなところを発見し、そこで釣れたのには、なんだかうれしかったな。

日本を愛してくれたトーマス・レスター・ブレークモアの思い出よ、永遠に。
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午後からうらたんざわ渓流釣場でフライフィッシングをしました。もう釣場の人に顔をおぼえられているみたいだし、ぼくのホーム・グラウンドといえば、ここですな。

今日は、ウェイダー(胴まである長靴みたいなの)を履いて、ポンドで少しフライラインを投げてから、自然の渓流そのままのエリア、ヤマメクラシックⅡに行きました。釣っているのはぼく一人で、魚影の濃さはポンドのところのなん分かの一。管理釣り場でないかのような、このような処があるのがうらたんざわ渓流釣場の魅力です。

そこで川辺を歩いていると、大きな魚影が水の中に見えました。もしかして釣れるかな、無理だろうな、などと思いつつ、毛鉤を魚影の少し前に落とす。魚はその毛鉤をパク。尺(1尺=約30.3センチメートル)越えの大きな虹鱒でありました。ネットに取り込み、写真を撮ってリリースします。魚はなぜか逃げ出さず、ずっと、ぼくの近くの水の中に、涼しそうにして、そこにいました。何を考えているのだろう? 鱒というこの種族は不思議な生きものだな。
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写真で写したあたりはうらたんざわ渓流釣場のポンドの並ぶところから少し下流に歩いたフライフィッシング、カンテラ釣り専用の自然の流れを利用したヤマメクラシックⅠなのです。

先週、人気がぼくしかいないそこを歩いていると、川の流れの中に狸の標本のようなものがあることに気づきました。なんと、小さな狸が川の流れの中で溺れたか何かで死んでいたのです。その時、写真を撮ろうかとも考えましたが、なんだか憚れるものもあり、静かに狸の冥福を祈り、手を合わせていました。

さて、今週、どうなったのか思い出し、同じ川のほとりに行ってみたところ、夢のように跡形もなく、なくなっていました。ほとんど、釣場の人も入ってこないそこで、多分、鳶や鷹がついばみ、自然の力で葬り、なにやら不思議な思い出として、ぼくの心に残ることとなりました。

うらたんざわ渓流釣場は、ある意味、恐るべきところで、自然がとても濃い。ここのフライフィッシング、カンテラ釣り専用エリアである下流のヤマメクラシックⅠや上流のヤマメクラシックⅡで出会った虫や魚以外の生き物たちを紹介します。

赤い模様の蛇、ヤマカガシが川の向こうの岸で水の中に入りそうになって進んでいました。

水の中をモグラのようなものが歩き進んでいて、後で調べるとミズネズミというものらしかった。

ぼくの方をじっと凝視していたニホンカモシカ。

今回の狸。

あー、クマよけの鈴を釣り用ベストに付けるのは忘れられまい。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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