えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
相模女子大学で薪能を見た。大学の校庭に能の舞台がしつらえてあって、夕方になり焚き木の火が二つ燃え、遠くで雷鳴とどこかで上がっている打ち上げ花火の音が聞こえ、美しい夕焼けが西の空に広がり、舞いが始まった。「杜若」と「大江山」の二つの舞いの後、「鎌腹」という狂言が演じられると、夕焼けだった西の空は濃い青紫色になっていて、能の「土蜘」が始まる。これはぼくが初めて見る能で、能の物語のほとんどが怪異譚ばかりであるというのだが、「土蜘」はものの怪退治の物語。鼓と笛とよぉの声で奏でられる音楽が、この世とあの世を結び通路を作る、あやしい装置のようだ。室町時代に世阿弥によって完成させられた能であるけれど、昔の人って、今よりももっとみじかくに死やらあの世やらを感じていたのかもしれない、と思い、神社仏閣などの野外で演じられた薪能は、おぼろげな死者たちの無念を鎮め、捧げられたものかもしれない。
来年もこの地で薪能はされるだろうから、もっと前の方の席で見てみたいな。そして、今度は神社仏閣の境内でも薪能を見てみたい、と思った。
http://www.e-sagamihara.com/event/august/0248/
来年もこの地で薪能はされるだろうから、もっと前の方の席で見てみたいな。そして、今度は神社仏閣の境内でも薪能を見てみたい、と思った。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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