えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
七月二十二日、新宿末廣亭令和七年下席昼の部でございます。見た演目を書き出してみます。前座の桂伸球くんの「饅頭怖い」、二つ目の立川幸朝くんの「雛鍔」、立川幸之進師匠の「狸の恩返し」、きょうこさんの和妻 、三笑亭歌風師匠の「猫の皿」、立川吉幸師匠の「義眼」、国分健二さんの漫才、三遊亭遊喜師匠の「ちりとてちん」、桂文月師匠の「魚根問」、ぴろきさんのウクレレ漫談、桂歌蔵師匠の「鰻屋」、三遊亭遊三師匠の「たがや」で仲入りです。二つ目の桂竹紋くんの「道灌」、ナオキさんのスタンダップ・コメディ、三遊亭遊之介師匠の「青菜」、滝川鯉昇師匠の「粗忽の釘」、鏡見正二郎さんの太神楽曲芸、主任は立川談幸師匠で「抜けねずみ」でした。
とくに印象に残った演目です。きょうこさんの和妻は何か江戸の世にタイムスリップしたかなような、胡散臭さが面白すぎです。ちなみに和妻とは和風の手品のこと。引きこまれてしまいます。三遊亭遊三師匠の「たがや」は江戸の人たちのきっぷのいい粋さが気持ちいい。桂竹紋くんの「道灌」で大爆笑。ナオキさんのスタンダップ・コメディの飄々とした味にぼくはクスクス笑い。滝川鯉昇師匠の鯉昇版「粗忽の釘」のそこはかとない笑いがいい。立川談幸師匠の「抜けねずみ」はぼくの大好きな噺で、ど真ん中の清々しさでした。
暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスなのです。
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