えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

猪野健治さんの著した「テキヤと社会主義 1920年代の寅さんたち」を読了する。
まさに日本の近代の中でもっとも大きな分岐点、大正後期から昭和初期までの時間がアウトローの目からの叙景として生々しく写しだれるかのような本でした。島国の片隅にもメキシコ革命、中国の辛亥革命、ロシア革命、ドイツのワイマール共和国などの世界の大波は同時代として押し寄せてきていたらしいのだ。そんなありし日の世界をおおった大きな風も感じつつ、やっぱ、旅まかせの風来坊の孝心と信義に厚いアウトローたちって、どこか憧れてしまうな。
そして、エピローグに書かれた両刃の剣の悪法によって今の急速に失われつつあるてきや社会のことを考えてしまう。ぼくたちは失ったあとのまたもやその損失と空白の大きさに気付くのかしら?
まさに日本の近代の中でもっとも大きな分岐点、大正後期から昭和初期までの時間がアウトローの目からの叙景として生々しく写しだれるかのような本でした。島国の片隅にもメキシコ革命、中国の辛亥革命、ロシア革命、ドイツのワイマール共和国などの世界の大波は同時代として押し寄せてきていたらしいのだ。そんなありし日の世界をおおった大きな風も感じつつ、やっぱ、旅まかせの風来坊の孝心と信義に厚いアウトローたちって、どこか憧れてしまうな。
そして、エピローグに書かれた両刃の剣の悪法によって今の急速に失われつつあるてきや社会のことを考えてしまう。ぼくたちは失ったあとのまたもやその損失と空白の大きさに気付くのかしら?

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