えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
Viniciusと聞いても、以外にみんな知らないのじゃないか? ボサノバという音楽の誕生をさせた3人のミュージシャンがいて、ピアノを弾き作曲をするAntonio Carlos Jobim、ギターを弾き歌を歌うJoao Gilberto、そして、詞を作るVinicius de Moraesなのだ。『ヴィニシウス ~愛とボサノヴァの日々~』というドキュメンタリー映画が上映されていて、見に行った。Viniciusはれっきとしたブラジルの外交官でありながら、詩人であり、作詞すらした。最も有名な詞は"Garota de Ipanema"、「イパネマの娘」。ぼくの一番好きな詞は、"Felicidade"、「かなしみよさようなら」。この映画では出てこなかったけれど、紹介します。国安真奈さんのすばらしい訳で。
「悲しみには終わりがない
幸せには終わりがあるのに
悲しみには終わりがない
幸せには終わりがあるのに
幸せは
花びらに溜まった朝露のよう
落ち着いた輝きを放ち
軽く震えたかと思うと
愛の涙のように 滑り落ちていく
貧しき者の幸せは
カルナヴァルの大きな夢
一年中働き通し
一瞬の夢のために
王の 海賊の 庭師の衣装をまとい
水曜日には跡形もなく散ってしまう
夢のために」
Viniciusは美しい詩や詞を書いた。若いミュージシャンを招いての自宅での毎夜のどんちゃん騒ぎ。この映画でも出てきたBaden Powellらとのホームビデオの映像では、みんな幸せそう。結婚した数は9回の恋多き男。愛を与える人。愛を受け取る人。大酒のみ。作詞する大詩人。不良高級外交官。ボヘミアン。ブラジルの中でもっとも黒い白人。Viniciusは白人は黒人になればいい、黒人は白人になればいい、そうすれば、わかりあえると言う。そして、何より隣人と音楽を愛していた。
(映画館の席はがらがらだった。閉映近し。こういう映画は大画面とサラウンドの大きな音で浸るように鑑賞すべし。急げ)
『ヴィニシウス ~愛とボサノヴァの日々~』の公式ページ
http://www.vinicius.jp/
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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