えいちゃん(さかい きよたか)

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レンタルDVDでハニ・アブ・アサド監督の「オマールの壁」を見ました。パレスチナの映画です。分離壁と恋人のもとへその壁を越えていこうとするある若者の物語だった。ドキュメンタリではないのだけど、このような物語が生まれる必然のパレスチナの現実も知りました。ハニ・アブ・アサド監督は自作についてこう言っています。

「これは占領下に閉じ込められ、厳しい状況に直面した愛についての映画なのだ」

社会派の映画であるとともに、シェークスピアの劇のようでもある恋愛映画でもあります。

もうひとつハニ・アブ・アサド監督の言葉を引用したく思います。

「私は、人間を単に糾弾あるいは擁護する映画を作るつもりはない。それは裁判所に任せればいい。自由の戦士たちだけでなく、どの登場人物についても、私が興味を持っているのは人間的側面だ。あらゆるキャラクターの人間的部分に関心がある。われわれを人間たらしめているのは性格上の弱点だ。人は誰しも、たとえ外からは完璧に見えても、内面は不完全で欠点を持っている。映画監督である私の仕事は、それに誠実に焦点を当て、白黒つけずグレーに描くことだ」

カンヌ映画祭で「ある視点部門 審査員賞」を受賞した「オマールの壁」を見ながらポーランド映画「灰とダイアモンド」を思い出した。主演の俳優、アダム・バクリがなかなかかっこいい。彼はジェームズ・ディーンや「灰とダイアモンド」のズビグニエフ・チブルスキーようにかっこいいのです。そして、チブルスキーやディーンのようにではなく、アラン・ドロンのように長生きをして、アラブ世界のスターになって欲しい、もしくは、そうなれる俳優として逸材のような気もします。

未明に目が覚めて見始めて、見終わった時には朝になっていました。

映画『オマールの壁』公式サイト - UPLINK
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えいちゃん
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男性
職業:
S.E.
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音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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