えいちゃん(さかい きよたか)

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今年のアカデミー賞が全編モノクロのサイレント映画だという。ノスタルジックなものの好きなぼくは見に行ってしまった。その映画ミシェル・アザナヴィシウス監督の「アーティスト」の題名の意味は映画の途中であかされるのだけど、この前に見た「ヒューゴの不思議な発明」と同じく、この「アーティスト」も自己言及的なテーマで、それは、映画による映画についての映画なのであることを考えると、もしかして、映画という芸術表現は終焉を迎えつつあるのかもしれない、と思った。それんついては、こういうことです。例えば、ジャズという音楽表現を思い出し、1970年代にアート・オブ・アンサンブル・オブ・シカゴがジャズによるジャズについての、総括をするような音を奏でていたことを連想したからでもある。いいや、そういことでもないのかな、と考えなおすのは、フェリーニ監督の「8 1/2」もフランソワ・トリフォーの「アメリカの夜」も映画による映画の映画ではないか。そして、この「アーティスト」という映画を見すすめてていくと、この映画が古いサイレント、モノクロ映画の焼き直しではなくて、むしろ、アバンギャルドな実験的な映画でもるような気がしてきた。あっ、初めの方に出てくるシーンは、明らかにフリッツ・ラングへのオマージュだ。けれども、この映画のシンプルでスウィートな物語はとても素敵だ。映画は時代を映す鏡のようなものでもあって、世界の未明はノスタルジーによって明けるのかもしれません。ビューティフルなラスト・シーンに乾杯。おやすみZZZzzz.....
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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