えいちゃん(さかい きよたか)

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横須賀美術館に『驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―』と『鈴木敏夫とジブリ展』を見に行きました。

『驚異の細密表現展』は洋画や工芸品ではなく、竹内栖鳳の「狐」や小茂田青樹の「虫魚画巻」などの明治以降の日本画がよかったように思う。ついに、ぼくにも審美眼が身に付いてきたのだろうか? いいや、ただ生きものの可愛らしさに惹かれたというだけのような気もします。滝藤萬次郎の陶磁器の「色絵花鳥文大花瓶」などは柳宗悦の解く民芸とはまったく違った美なのです。分かりやすく、面白い。

『鈴木敏夫とジブリ展』は戦後の昭和、平成、令和の日本がそのままというような展覧会でした。平日の昼だというのにたくさんの人で、友だち同士で来ている人らは、嬉々として、昔ばなしか何かのおしゃべりをしている。子どもづればかりと予想していたのだが、大人が多く、女の人も多い。ジブリの映画って女子が主人公の名作も多いように思い出す。鈴木敏夫さんは、宮崎駿さんが年の離れた兄で、高畑勲さんがさらに年の離れた大兄のような歳の戦後生まれであった。1970年の学生運動の高揚にもろにかぶっている。慶應義塾大学の無党派の全共闘のリーダー的存在だったのだけれど、正式に組織に入らないかといわれ、この運動は、こんなおじさんから指図されて動いているのかと思い、運動から身を引いていったそうだ。その後、何年間もバイト生活をし、ある時、友だちから、バイトに逃避して人生を生きなくていいのかといわれ、たまたま徳間書店に受かり、入社して、宮崎駿さんや高畑勲さんに出会う。その後の活躍は御存じの通り、名映画に後ろにそれを支える名プロデューサーありで、それが鈴木敏夫さんであった。鈴木敏夫さんの膨大な蔵書も展示されてあって、それにも驚く。これから何かクリエイティブなことをしたいと思っている若い人にもお勧めのこの展覧会は予約が必要で、6月18日(火)まで開催中です。

その後、谷内六郎館にも入り、『足もとに目をむけると』展に癒されました。
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音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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