えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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国立能楽堂で能楽を見ました。見た演目は、小舞の「住吉」、脇仕舞の「春栄」、仕舞の「鉄輪」、袴能の「通盛」でありました。狂言はありませんでした。

ところで袴能とは何でしょう? 夏という季節は汗によって能装束や能面の傷みがはげしく、しかも人の負担も大きく、この時期だけは能を演じていなかったそうなのですが、いつしか、紋付袴の姿で能を演ずるようになり、それが定着したようなのです。「袴能」は俳句の世界では夏の季語でもあるようなのですよ。そして、衣装を着ていないことから、能の演技の美しい所作をよく見れるということもあるようなのです。ぼくは今日、袴能を見て、謡いや能管、鼓などの能の音楽の力、美しさをとても感じた次第であります。と、同時に、「通盛」は袴能ではなく、能装束と能面での能をいつか見てみたいとも思いました。
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新宿の末廣亭の令和六年八月上席昼の部を見に行きました。

見た演目を書き出してみます。前座の林家さく平くんの「初天神」、二つ目の入船亭扇太くんの「無学者は論に負けず」、三遊亭天どん師匠の「テレビショッピング」、林家八楽師匠の紙切り、橘家圓十郎師匠の「ぞろぞろ」、古今亭菊志ん師匠の「がまの油」、笑組のお二人の漫才と南京玉簾の芸、春風亭正朝師匠の「普段の袴」、柳家さん八師匠の「長短」、マギー隆司さんの奇術、古今亭志ん輔師匠の「稽古屋」、古今亭菊春師匠の「お血脈」で仲入りとなりました。それから、二つ目の林家きよ彦さんの「フルーツバスケット」、三増紋之助師匠の曲ごま、入船亭扇遊師匠の「一目上がり」、柳家小満ん師匠の「馬のす」、立花屋橘之助師匠の三味線弾きいの唄いいの浮世節、主任は林家はん治師匠の「ろくろ首」でした。

この暑い夏の季節になると怖い噺が聴きたくなるのが人情でありますが、林家はん治師匠が「ろくろ首」を披露してくれたのはとてもよかったです。

寄席はパラダイスなのです。
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上野の鈴本演芸場で令和六年八月上席昼の部です。

見た演目を書き出してみます。前座の柳家小じかくんの「無学者論」、二つ目の林家あんこくんの「二人旅」、ストレート松浦さんの曲芸、五明樓玉の輔師匠の「マキシム・ド・のん兵衛」、桂ひな太郎師匠の「太鼓腹」、ロケット団のお二人の漫才、林家たけ平師匠の「なす娘」、入船亭扇遊師匠の「一目上がり」、林家八楽師匠の紙切り、古今亭文菊師匠の「そば清」で仲入りです。伊藤夢葉さんの手品、林家つる子師匠の「片棒」、隅田川馬石師匠の「鮑のし」、柳家小春さんの粋曲、主任は林家しん平師匠で「ちりとてちん」につづき、骸骨の着ぐるみを来てかっぽれを披露してくれました。

今日は夏休みの始まったお母さんとかお父さんに連れられた小学生の姿もちらほら。林家しん平師匠のかっぽれはなかなか下品な踊りで、小学生の女の子が見れないように、師匠はトラウマにならないようにお子さんの目を手でふさいでくださいと頼んでおりましたな。不気味、馬鹿馬鹿しく、下品な踊りに笑いましたが、師匠はここは大人の社交場ということで勘弁してくださいなどと前口上しておりました。

紙切りの林家八楽師匠から思いがけずに文金高島田の花嫁さんの切り絵をいただき、ありがたくも、うれしい。

寄席はパラダイスなのです。
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国立能楽堂で能楽鑑賞をしました。今日は多くの女性能楽師が登場する日でごさいました。「忠度」と「三輪」の二編の能を見ました。女性がシテを演ずる能を初めて見ましたが、男性とくらべて違和感がないのは、能で発せられる言葉が「セリフ」ではなく「謡い」であるからであるような気がします。

「忠度」は平忠度が合戦に敗れ、自分の和歌すら詠み人知らずとなっている無念を語り、舞います。「三輪」は高僧のたどり着いた三輪山の神の杉に女神の三輪明神が顕現し、神話を語り、神楽を舞います。両者とも見事でごさいました。
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上野の鈴本演芸場へ令和六年七月下席昼の部を見に馳せ参じました。

見た演目を書き出してみます。前座の柳家しろ八くんの「元犬」、二つ目の柳家小ふねくんの「牛ほめ」、翁家勝丸師匠の大神楽、三遊亭歌扇師匠の小噺、柳亭こみち師匠の「茗荷宿」、ロケット団のお二人の漫才、桂ひな太郎師匠の「三方一両損」、三遊亭白鳥師匠の「おばさん自衛隊」、のだゆきさんの音楽パフォーマンス、柳家さん喬師匠の「お菊の皿」で仲入りです。ホンキートンクのお二人の漫才、柳家はん治師匠の「妻の旅行」、隅田川馬石師匠の「鮑のし」、ダーク広松さんの奇術、主任は柳家三三師匠の「粗忽の使者」。

印象に特に残ったのは、この前落語協会の理事長になられた柳家さん喬師匠の「お菊の皿」で、ぼくはいろんな「お菊の皿」を聴いたことがありますが、柳家さん喬師匠の「お菊の皿」の王道のような話しっぷりに大満足。それから、柳家三三師匠の「粗忽の使者」の大爆笑。

寄席はパラダイスですな。
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新宿末廣亭に令和六年七月中席昼の部を見に行きました。見た演目を書き出してみます。前座の隅田川わたしくんの「たらちね」、二つ目の桃月庵こはくくんの「真田小僧」、古今亭志ん陽師匠の「強情灸」、おしどりのお二人の漫才、古今亭菊志ん師匠の「饅頭怖い」、林家さん福師匠の「権助魚」、小梅さんの奇術、古今亭菊千代師匠の「金明竹」、林家鉄平師匠の「紀州」、のだゆきさんの音楽パフォーマンス、林家時蔵師匠の「居酒屋」、春風亭一朝師匠の「短命」で仲入りとなりました。柳亭こみち師匠の「ほっとけない娘」、ロケット団のお二人の漫才、蜃気楼龍玉師匠の「道灌」、隅田川馬石師匠の「浮世床」、江戸家猫八師匠の動物ものまね、主任は桃月庵白酒師匠の「花筏」でした。今日も寄席にはいい時間が流れておりました。
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かめありリリオホールで「春風亭一之輔 古今亭文菊 二人会」を見ました。

見た演目でございます。前座の春風亭らいちくんの「転失気」、古今亭文菊師匠の「高砂や」、春風亭一之輔師匠の「ちりとてちん」で仲入りとなりました。そして、春風亭一之輔師匠の「肝つぶし」、古今亭文菊師匠の「抜け雀」。

「肝つぶし」は夏らしい怖い噺。春風亭一之輔師匠の迫真の語り。とりの「抜け雀」は大人のやさしいファンタジー。この感じ、世界が大好きです。やっぱ、古今亭文菊師匠はいい。「転失気」、「高砂や」、「ちりとてちん」は寄席の定番の滑稽噺で、笑ってしまいます。

最近、思うのだけれど、負け犬の遠吠えといわれてしまっても、近頃というか何十年も続いている「金持ち絶対正義」、「金儲け絶対正義」みたいな日本の風潮が嫌だ。そんなの、アメリカにでもまかせてこけばいいのだ。それにくらべれば、落語の落とし噺のすがすがしさよ。蒸し暑い梅雨の中、かめありリリオホールに江戸の涼しい風が吹いていました。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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