えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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町田に用があり、その用の前に町田天満宮に足を運びました。梅の花がきれいです。見ごろですよ。お参りをし、御神籤をひいてみました。

「第十八番 御神籤

渦(うず)を巻(ま)く
谷(たに)の小川(おがわ)の
丸木橋(まるきばし)
渡(わた)る夕(ゆう)べの
こゝちするかな

運勢 大吉」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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梅の花が咲いていてきれいかもしれないと思い、近く、相模原市の上溝にある亀ヶ池八幡宮に行ってみたら、梅の花はあたりまえのようにとても美しかったのです。お参りをし、願いごとをし、御神籤を引いてみてみました。びっくりしました。神さまっているんですね、そんなふうに普通に思ったのです。このまえ、禅のお寺で仏さまの智慧に少しだけふれて、そして、神社で神さまの計らいのようなお知らせなのです。ありがとうございます。こんなご託宣でした。

「第二十七番 御神籤

ときくれば
枯木とみえし
やまかげの
さくらも花のさきにおいつゝ

運勢 大吉」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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この前、万象房で出会った森山邦男和尚のお寺、簗田寺に、友だちの誘いもあり、座禅をしに行きました。

むずかしいことはさしおいて、はじめての座禅でのざっくばらんな感想です。板の棒で肩を叩かれる警策ですが、痛いような、痛くないような、やっぱ痛いのです。けれど、和尚は寸止めしているのでしょう。あの板で全力で振り下ろせば、肩の骨が肉がひどく傷つくか、板が折れるか、そのどれもでしょう。その打たれた時は全身と心のすべてがビクンとなります。そのビクンの一瞬が大事なのかなと思いました。座禅している時、ぼくの意識にありとあらゆることが去来します。そのありとあらゆることは、もしかして、婦女子のことばかりかと思いましたが、それもありましたが、そんなことばかりではなかったのです。例えば、どこで、警策を求めればいいのかな、鳥の声が聞こえてのどかだな、いつこの座禅は終わりになるんだろ、今日はいい天気だな、隣の人のおなかの鳴る音が聞こえたぞ、もういろんな小さなことが次から次へと泡粒のように浮かんでは消えていきます。ぼくは悟りを得ようとも思わず、必死ににもなっていないので、自分の心をなすがままにしておきましたが、足がしびれて痛くなるのは、けっこうまいりました。それから、嫌いな人のことが思い浮かばなかったのは不思議によかったです。御仏の御功徳でしょうか。感謝、感謝で、ありがたいです。

座禅の後、トイレ掃除をしました。この時の方が頭がからっぽになりました。おっ、雑巾でみがくときれいになるぞ、もっとみがいてやれとか。

それから、歩き方ひとつにしても作法があり、ご説明をいただいてもなかなか動作として身についたものとして動けません。そんな自分がいかにもお落ち着きのないお猿のような人にも思えました。

僭越ながらも、ぼくは、座禅のようなことが、精神を落ちつけるためのプラクティスとかテクニックのようにとらえるような考え方には疑問があります。生きとし生きるもの救うために、座るというようなことがなくては、とも思うのです。ほんのちょっぴりだけ、そんなことにも思いをめぐらし座りました。

それから、座禅の美しい女の人はほんとうにすべて美しいのではないか、などと想像してしまいました。すると、和尚の分別をいましめる「喝」の一言とともにぼくの肩に警策が打たれそうでありますな。
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平塚の前鳥神社に詣で、お参りをし、願いごとをし、御神籤をひきました。ここは「前鳥神社」とかいて「さきとりじんじゃ」と読みますが、こんな言葉をいただけたのです。神さまにも励まされ、がんばります。

「第二十番 御神籤

いそしみし
しるしはみえて
ゆたかにも
黄金(こがね)なみよる
小山田(おやまだ)のさと

運勢 大吉」

ゆめゆめうたがうことなかれ
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禅といえば、昔から「十牛図」が大好きでした。一から十までゆっくり無心に見てみてください。四宝の厳しい世界よりもぼくはこういうのがいいとも思うのです、などというと、和尚の「喝」という声も聞こえてきますね。

一、尋牛(じんぎゅう)

二、見跡(けんせき)

三、見牛(けんぎゅう)

四、得牛(とくぎゅう)

五、牧牛(ぼくぎゅう)

六、騎牛帰家(きぎゅうきか)

七、忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん)

八、人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう)

九、返本還源(へんぽんげんげん)

十、入てん垂手(にってんすいしゅ)
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曹洞宗のお坊さんと知り合う機会があって、仏教の四宝ということを教えていただいた。

諸行無常 - All worldly things are transitory.
諸法無我 - Idea that all things in the universe lack their own unchangeable substances.
涅槃寂静 - Enlightenment leads to serenity.
一切皆苦 - All things are causes of sufferings.

英訳してみてさらに日本語に戻すとこういうこととなり、それは正しい訳なのだろうか?

世界のすべてのことどもは変化する。
宇宙にあるすべてのことは不変である実態を欠いている。
悟りは静けさをもたらす。
すべてのことどもは苦しみのもととなる。

なるほど、カリフォルニアでジャック・ケラワックやアレン・ギンズバーク、ひいてはスティーヴ・ジョブスをとりこにしたその仏教は、ケラワックに「禅ヒッピー(The Dharma Bums)」という長編を書かせてもしまう。

さて、四宝の漢文にもどれば、その三つ目の宝である言葉「涅槃寂静」にたじろぎ、そこの「寂」という語を見つけ、天国とはもっとも苛烈な苦痛のもとである「寂」、寂しいところなのかと、激しく当惑してしまう。そして、とどめの一撃のような「一切皆苦」に打ちのめされたような気持ちにもなってしまうのだ。

なんて厳しい教えなんだろう。
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「農MUSIC 農LIFE RECORDS 岐阜県 森と川と円空 森羅万象と般若心経」というイベントが町田の万象房であって、ぼくはお隣にすわられた町田の曹洞宗の簗田寺の僧侶にこんなことを尋ねたのだった。それはぼくにとっては切迫した問題でもあって、仏教でよく唱えられる縁というものは、良いものか、悪いものかと尋ねたのだった。僧侶はその縁を受け取る人の心が良きものならば良縁となるし、悪いものならば悪縁となると言われたのだ。

ならば、ぼくは数えきれない悪縁がいままであったことになると思い、それに関しては、すべてぼくのせいだと確かに首肯せざるえなかった。

付け加えて、仏教の境地は「涅槃寂静」という言葉を聞き、天国とは寂しく静かなところなのかと説かれ、その光景を想像もし、寂しくて静かだという光景に、なんだか、そんなころには行きたくはないという暗澹たる気分にも陥った。そして、その時、飼っていた犬のレオがぼくの夢の中で語っていた言葉を確かに思い出しもした。

「えいちゃんは生きていて楽しくないの? ぼくは生きていて楽しかったよ。えいちゃんにも逢えたし」

その夢の中の「えいちゃんにも逢えたし」という言葉がぼくをのっぴきならぬところに導くようでもあった。

縁とはいいものなのか、よくないものなかと、僧侶と詰問しているうちに、禅のぼくの大好きなことばがなぜか、ありありと浮かび、そのことばはありとあらゆる風に受け取れるのだけど、ぼくはそれに泣きだしそうなりました。

「落花流水を送る」
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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