えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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「飛べ、車いす」という歌を作って歌っているぼくは、この映画は見ておくべきではなかろうかと思い、前田哲監督の「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」を見ました。主演の大泉洋くんがすばらしい演技を見せてくれます。こんな難病患者が近くにいたら嫌だろうなと思いながら、映画を見ているうちに、なんとも愛おしいような友情を大泉洋くん演じる主人公の鹿野靖明さんに感じ始めてしまいます。ラストの後日談には涙があふれ出てしまった。

実話なのだそう。もう亡くなられておられるのだが、鹿野靖明さんの生き方には賛も否もあるだろう。渡辺 一史さんの著した原作の本「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」も読んでみようかな。

映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』公式サイト
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ジム・ジャームイッシュ監督の「ダウン・バイ・ロー」が深夜のテレビで放映されていて、初めにちょっと見始めたら、おもしろくて、ついラストまで見てしまった。これをぼくが見たのは、確かに大学生のころの今はなき吉祥寺のバウスシアターかどこかで、音楽好き、洋楽好き、サブカルチャー好きの友だちは、みんな、見ていたように思う。

ジム・ジャームイッシュとヴィム・ヴェンダースとアキ・カウリスマキは、ずっとぼくの大好きな映画監督なのです。学生のころ初めて「ダウン・バイ・ロー」を見たのに比べ、今見た方が趣深く、とてもおもしろく感じられたりして、新鮮。へんなもの、アングラっぽいもの好きな学生さんのぼくは、いかにもわかったふりをしていただけなのかもしれないと、見終わったあと、自嘲してしまった。この前、レンタルDVDで見た戦前の日本映画、山中貞雄監督の「人情紙風船」を思い出したりして、ジム・ジャームイッシュ、ヴィム・ヴェンダース、アキ・カウリスマキの三方は、絶対に松竹系の日本映画に学んでいるな。三人のぼくが思う代表作は、ジム・ジャームイッシュが「ミステリー・トレイン」、ヴィム・ヴェンダースが「パリ、テキサス」、アキ・カウリスマキが「コントラクト・キラー」、齢を重ねた今、再び見てみたい映画です。




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ブライアン・シンガー監督の「ボヘミアン・ラプソディ」を見た。

ロックバンド、クイーンのボーカリスト、フレディー・マーキュリーの生涯を追った映画です。フレディー・マーキュリーって、何重ものマイノリティーであったのを知った。そんな彼が1970年代と1980年代に、世界の共通言語だったようでもあるかもしれないロック・ミュージックを選んで、表現をしたことは、必然で導かれたものだったようにも思えた。

クイーンのアルバム「オペラ座の夜」は、ぼくが中学生の時、少ない小遣いを貯めてやっと買って、毎日毎日、中学から帰って来て、聴いたレコードなのです。青春ともまだ呼べないそのころに、ぼくがぼくである限りぼくにはどうしても逃れられない死ぬまで続くかのような孤独ということ発見したようで、そこで出会ったのがロック・ミュージックだったように思う。何度も何度も聴いた。

名曲「ボヘミアン・ラプソディ」をクイーンのメンバーはあんなレコーディングは二度としたくないとインタビューで答えていたのを思い出す。それぐらい、オペラパートのボーカルの重ね録りは熾烈を極める大変さだったそうで、それは映画「ボヘミアン・ラプソディ」に出てくる。

ラストの方のあるシーンでは少しだけ目頭が熱くなる。

バンド経験者にはなるほどと思うシーンがたくさんあって、昔は「ユニット」といわず、「バンド」といい、「リハーサル」とは呼ばず、「練習」といっていたと思う。「バンドは家族だ」というセリフが何度も出てきて、ぼくは昔を思い出して少しぎくりとして、何かがぼくの胸に刺ささるかのようなのだ。

ラストで「ライブ・エイド」のライブシーンになだれ込む。このアフリカの飢餓を救うためのチャリティー・コンサートでミュージシャンはギャラなしで演奏したそう。ボブ・ゲルドフのそっくりさんも出てくる。そして、これまたぼくに近しい世代なら誰もが知っている名曲「伝説のチャンピオン」。昔、ノーベル賞作家の大江健三郎さんが「チャンピオン」のもともとの意味は「誰かのために戦う人」だと言っていたことを思い出したのだった。

「ボヘミアン・ラプソディ」は最高の音楽映画で、劇場で見て、大音量で聴くことをお勧めします。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト 大ヒット上映中!
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昼間ずっと寝ていて、夜、眠れなく、オンデマンド配信で、ピーター・ハイアムズ監督の「2010年」を見ました。スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」の続編です。

「2001年宇宙の旅」の謎が解き明かされたのかは、解き明かされたかのような、解き明かされていないかのような。モノリスの正体はよく分かりません。

米ソの冷戦を背景にした映画でもあります。未だに対立する核兵器による米ソ対立で、この映画が古くならない世界の現実が悲しい。

ピーター・ハイアムズ監督に「2010年」の映画化を、きみ自身の映画を撮れと、快諾したスタンリー・キューブリックも、この映画のできに満足したのではないでしょうか。ぼくは感動しました。

そして、昔、よく見た夢を思い出したのです。夜なのに明るく、近所の公園で子供たちが遊んでいる夢、不思議な夢でした。これ以上は完全にネタバレですね。口を慎みます。

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ビデオでも見たし、テレビでも見たし、ミニシアターでの自習上映みたいな企画でも見た、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」をついに大きな劇場のスクリーンで見た。

20世紀を代表するSF映画は美しくもあり、とても前衛的でもあり、初めて見た時はそのラストの展開に本当に驚愕した記憶がある。いろいろな解釈を生んだ「2001年宇宙の旅」は大きなスクリーンで体感する映画で、しかもあれこれと思考をめぐらし、謎解きをする映画として、何度もリバイバルされてきた。

キューブリックは、「2001年宇宙の旅」は、人猿が樹上から地上に下りて来た時、大きな意識変化があったはずだし、人類が宇宙のどこかに降り立つ時、意識の変容がある、そのことをこの映画で描きたかったと言っているのを、つい近ごろぼくは知った。何度目かの鑑賞の今回、ストーリー性や会話に乏しい根っからの映像派のこの映画、途中で何度か眠たくなりながら、ぼくは「2001年宇宙の旅」から輪廻というようなことを感じてしまう。

そして、戦争という殺し合いにあけくれる人類が、もし戦争をやめていたなら、21世紀の今頃、宇宙のかなたのどこまでもどこまでも行けたのではないかしらとそんな想像もしてみるのだった。

「2001年宇宙の旅」を一度も見たことのない人は一度は見ることをお勧めします。やっぱ、眠くなるかもしれないけれど…

映画『2001年宇宙の旅』公式サイト
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マーク・フォースター監督の「プーと大人になった僕」を見ました。大人にも、子どもにもおもしろい映画でした。でも、このメッセージが通じない大人って、結構、いそうです。実は、ぼくは、数年前から、時々、森でぬいぐるみの動物たちと遊ぶ壊れた大人になっています。

ディズニー映画ってずるい。いつも、ラストのハッピーエンドに目がしらがウルウルしてしまう。

プーと大人になった僕|映画|ディズニー公式
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ずっと見たかった映画、デニー・テデスコ監督のドキュメンタリー「レッキング・クルー~伝説のミュージシャンたち~」を見ました

。L.A.というより1960年代のアメリカのポップ・ミュージックを支え、影武者に徹した、決してアルバムのジャケットにはクレジットされることはなかった、スタジオ・ミュージシャンのお話でした。監督のデニー・テデスコはそんなスタジオ・ミュージシャンの集団、レッキング・クルーのギタリスト、トミー・テデスコの息子さんだそうです。

映画には無名のミュージシャンたちと、そんな彼らの作り出した音楽への愛がいっぱいつまっています。ぼくの大好きな女ベーシスト。キャロル・ケイも出てきます。アメリカの1960年代のミュージック・シーンってすごい。ニューヨークで、ニューオーリンズで、アラバマやメンフィス、シカゴ、そして、カリフォルニアでも、いろんなところで音楽が発信され、たくさんの無名のミュージシャンがうごめいて、そんな中での、L.A.を切り取ったこの映画は、音楽への、そして、音楽が生活になり人生となったデニー・テデスコ監督の父、トミー・テデスコとその友だちへの、たたえられることのなかった、そんな人たちへの賛歌となっていたのです。

音楽はすばらしい。乾杯!

レッキング・クルー~伝説のミュージシャンたち~
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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