えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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最近、ジャズの異端の巨匠と言われているかもしれないSun Raの伝記を読みすすめている。分厚い本を寝る前に少しづつ、読んでいるとおもしろい。聖書は眠たくなるけど、この本はあまり眠たくならない。その本については読み終わってから何か書くとして、今夜は、三枚のSun Raの傑作をライブ・アルバムを紹介します。

SUN RA & his arkestra Live at Montereux



1976年のスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルでのSan Raのビッグ・バンドをとらえている。総勢22人の大所帯、というより大家族。このころはもう、古アパート一棟を借り切って、共同生活していたのだろうか。フリーフォームの演奏が続くが、決してスウィング感を失わない。Su Raってゲテモノ扱いされることがよくあるけれど、ここでのスタンダードナンバー"Take The A Train"を聴けば、真っ正直なジャズの正統であるのがわかるってもの。この年のモントルーに居合わせたかった。そして、興奮の大円団のアンコールで宇宙に飛び立つのです。

SUN RA ARKESTRA UNITY



1977年にニューヨークのSTORYVILLEというライブハウスでの録音。ここでは、多くがスウィング時代の古いジャズを演奏している。Sun Raは全編、ハモンドだかボックスだかのオルガンを弾いている。この重い音はハモンドかな? ジェローム・カーンや
コール・ポーターの古い古いジャズが喜びの響きで宇宙に飛び立っていくかのようなのだ。現在、多分廃盤かな?

SUN RA AND HIS COSMO DISCIPLINE ARKESTRA A NIGHT IN EAST BERLIN



ドイツ統一前の今は無き町、東ベルリンでの1986年のライブ。この時代、フリーフォームの演奏はぐっと少なくなり、独特のブンチャカリズムのゆるいジャズマーチングが続く。その中で"Intersteller Low Ways"、多分、日本語に訳すと「星影の小道」が最高なのです。はてない宇宙をゆっくり瞑想しながらのお散歩です。

宇宙って好き。宇宙のイメージって好き。ぼくたちはどこから来てどこへ行くのだろう。失われない何かってあるのかな。失われてしまったあとも何かあるのかな。永遠とゼロの間にぼくたちは生きている。そして、永遠もゼロもぼくたちの中にあるのかな?

おやすみなさい。
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男性
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音楽
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音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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