えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

相模大野のロックやフォークがかかる酒場、アコパで三上寛さんの弾き語りを見た。三上さんの弾いているギターがアーム付きの赤いグレッチだった。フォークとかロックとか、はたまた演歌ならぬ怨歌だとかと言われることもある三上寛さんの歌は、ジャンルなんか超越していて、まさしく「三上寛の世界」なのだった。放浪は似つかわしくなく、どこにあてっも津軽の恐山を思い出させる三上さんだけど、三上さんの歌は亡き小沢正一さんの言うところの語り芸と呼んでもいいいのかもしれない。
あっ、思い出した。昔、ミュージック・マガジンのインタビューで三上さんはジャニス・ジョップリンについてインタビューで語っていて、ほんものの歌手というのは、人生が歌っている歌そのものになってしまう、みたいなことを言っていた。そういえば、三上さんに"Summertime"をリクエストしたかったな、などと帰りのバスで思い出していた。
それにしても青森県ってすごいところだな。太宰治とか、寺山修司とか、奈良美智さん、そして、三上寛のおやびん。あぁ、酒が進んだよ。

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