えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

国立能楽堂へ狂言・和泉流「岩橋」と能・金剛流「雪」を見に行きました。
狂言を見るたびに、これは落語のルーツかと思ってしまう。「岩橋」でも、落語の与太郎みたいな無粋ものの夫が出てきて和歌が覚えられなく、やっと覚えて、新婚の妻に詠むと、という話。
能の「雪」についてはプログラムから「あらすじ」を引用したい。
諸国一見の旅僧が摂津国(現在の大阪府)の天王寺を訪れる途中、野田の里に通りかかると、突然大雪が降り始めます。晴れるのを待っていると、雪中から美しい女人が現れ、己の迷いを晴らしてほしいと僧に頼みます。
女人の正体は雪の精でした。雪の精は月光の下でたおやかな舞を舞い、夜明けとともに姿を消します。
美しいのう。美しい日本人の死生観、自然観だと思う。劇と舞い、音曲がすべておしまいになり、何もかも去り、鏡板の松の絵のみ残されております。余情、余韻。

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