えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

こんな夢を見た。ぼくは知らない町でバスに乗っている。木立の道を通り過ぎ、森の中のバス停が終点で、乗客はぼくも含めて、みんなそこで降りる。少し遠い所にどこかの会社の研究所らしき建物が見えて、みんな、そちらの方に歩いて行くのだけど、ぼくは脇の小さな森林に囲まれた細い歩道を楽器の入った3つの鞄を持って歩いて行く。しばらく歩くと、森の中にカンボジアかインドかにありそうな石造りの廃墟となった寺院のような、円形競技場のような建物に着く。ぼくはここでビデオ撮影をしてもらいながら、数人の友だちの前でささやかなコンサートをしなくてはならない。数人の友だちはもう到着していて、ぼくを待っていたらしい。ぼくは3つの楽器を鞄から取り出し、大きな石でてきた机の上に並べる。どれもシタールやハルモニウムのようなインド風の調べを奏でる音がする。一つの楽器はダルシマーやチターのような四角い木の箱の弦楽器で、それに歯車が付いている。一音、弦をつま弾くと、その楽器は音そのものを動力としつつ、楽器の歯車が建物の溝と噛み合い、ゆっくりと自走し、動き始める。
そこで目が覚めた。最近、澁澤龍彦の「高丘親王航海記」を読んでいて、今はカンボジアを旅する章で、それが夢に出てきたのだろうか? 夢の中で弾いた楽器はなんと吉祥な調べだったのだろう。
ゆめゆめうたがふことなかれ
そこで目が覚めた。最近、澁澤龍彦の「高丘親王航海記」を読んでいて、今はカンボジアを旅する章で、それが夢に出てきたのだろうか? 夢の中で弾いた楽器はなんと吉祥な調べだったのだろう。
ゆめゆめうたがふことなかれ

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