えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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アメリカ合衆国ユタ州での原爆実験で爆心地にあるキノコ雲に向けて歩き始め、突進する兵士たちのムービーです。映画「アトミック・カフェ」の一部です。兵士たちが放射線障害の負ったのは言うまでもない。

The Atomic Cafe 9 of 12

http://www.youtube.com/watch?v=1eVmvnqfMmk
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こんな夢を見た。

眠っていると、ぼくの回りに人の気配がする。何だろうと思っていると、ミシミシと床を踏む気配を感じ、眠っているのにも関わらずその人の姿が見える。白い地に淡い色の花柄のワンピースを着た、少し長い髪の知らない女の人が見える。ぼくの回りを歩いている。怖くなって、目を開けたら誰もいなかった。

霊ってあるのだろうか? 幽霊っているのだろうか? 心が弱っているだけなのかな?
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あるところで、ばったり見かけてしまった人がいた。黒っぽい礼服のような服を着た人が多いそこで、太田さんはジーンズとラフな黒いシャツ姿でビールを飲んでいたのだ。あたりに不良の空気を漂わせて。

最後にお見かけしてから20年はたっているのに、赤銅色にに日焼けし、酒で顔を赤らめ、またっく変わらない不敵な笑顔だったのだけど、ぼくはなぜか気後れしてしまい、声をかけられなかったのだった。その人は『Bad Codition』やら『無限水路』といったバンドでボーカルを取っていた太田ノブと言う。太田さんは赤い星のロッカーだった。あの変わらぬ表情からすると今でもそうなのだろう。

昔、こんなことがあった。

マイルス・デイビスが西口にあった広場のような公園でコンサートを開いたのだった。公園の中に入らなければ、その公園は窪地のようになっていたから、ただでマイルスが見られる。ビールだか、ワンカップ大関だかを飲みながら、数人で無料の高見から見物していたら、警備員に声をかけられた。
「そこで立ち止まって見ないでください」
太田さんはこう答えた。
「歩道で立って、酒、飲んでるだけだよ、何が悪い」
「困るんですけど」
ぼくたちは無視していた。すると、警備員はこう牽制してきた。
「警察、呼びますよ」
すると、太田さんはこう答えた。
「あー、呼んできなよ」
数分して警備員はこう声をかけてきた。
「そこに立たれると、テレビカメラにもろ入ってしまうんですよ。数メートルだけ移動してくれませんか」
ぼくたちは数メートルだけ移動してマイルスのコンサートをアンコールまで見た。

太田さんは赤い星なのだった。今でも赤い星だろう。ロッカーだった。今でもロッカーだろう。不良の空気を漂わせている。

時間があの頃に引き戻され、今の自分がしゃらくさくなるぜ。

高円寺のロックンロール居酒屋『宮川』でよく呑むと聞いたことがある。そこでばったり会わなかったのはなぜだろう。今度会った時は「久しぶりです」と声をかけてみよう。

(宮マスに合掌。ロックンロール居酒屋『宮川』よ、永遠なれ)
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中上健次の紀州、熊野、和歌山一帯を巡るルポルタージュ「紀州 紀の国・根の国物語」の文庫本で本屋で見かけて、買ってしまい、久しぶりに読んでいる。中上健次が紀州に住むいろんな人たちにインタビューをし、日本の文化の根元を探るというような内容の本です。この本の初出は今は無き「朝日ジャーナル」に載せられてもの。その直前に野間宏、安岡章太郎、中上の三人での「市民にひそむ差別意識」という座談会、いわゆる鼎談に参加し、その鼎談を受けて、このルポルタージュを連載し始める。その鼎談で中上は自分が出自が被差別部落であることを公に初めて発言するが、それは伏せられ、ある被差別部落出身の作家の話であると、野間宏の勧めで、校正時に変更している。その鼎談で、中上は三島由紀夫を高く評価し、元日本共産党員の作家である野間宏は強く反発したのだと、昔読んだ中上の発言集で読んだ記憶がある。

中上の小説は難しいけれど、この「紀州 紀の国・根の国物語」やエッセイをまず読んで、ぜひ他のいろんな小説も、読んで欲しい。世界中のいろんな音楽、ロックやジャズ、ブルーズ、ソウル、レゲエにつながる根っこを持っているような気もするのです。

さて、この「紀州 紀の国・根の国物語」は、さまざまな土地(その多くは被差別部落)の空気を吸い、さまざまな人の話を聞き書きし、紀伊半島を海岸線に沿いにさ迷い、大阪の天王寺で了となるが、ぼくはまだ「天王寺」の章まで読み進めていない。

「紀州 紀の国・根の国物語」以外での中上の作品のぼくのお薦めを紹介します。

まずはエッセイでは、「鳥のように獣のように」、「夢の力」、「破壊せよ、とアイラーは言った」、「スパニッシュ・キャラバンを捜して」など。その他も中上のエッセイはおもしろい。

初期の青春ものの短編小説集はあまり難しくなく、とっつきやすく、けれど、刺さってくる。「十八歳、海へ」、「十九歳の地図」、「鳩どもの家」。

紀州熊野を舞台とした短編集。「岬」、「蛇淫」、「化粧」、「水の女」、「千年の愉楽」、「熊野集」。圧倒的な筆力を感じます。

長編では、「枯木灘」、「地の果て至上の時」、「奇蹟」。この三作は難しくて、やばい。

1992年に若く46才で逝ってしまった中上健次だけれど、ぼく選んだものの中で、「奇蹟」以外の全ては、1980年代中期までの作品で、逝ってしまう間際の中上は新しい文学を求めて模索中だったようにも思う。長生きして、二十一世紀の日本と世界を語って、そして、新しい中上健次として書いて欲しかった。










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こんな夢を見た。

ボーカルのレッスンをしにスクールに行くと、テーブルに寄せ書き用の色紙が置かれている。真ん中に「スペインから帰って来ました。メッセージをください」みたいなことが書かれている。ぼくはスペインから帰ってきたのかと思い、Doorsの"Spanish Caravan"を歌いたくたくなり、歌う。色紙を見ながら、まだ誰も寄せ書きを書いていないなと思い"Spanish Caravan"と書こうかと思う。すると、突然、友だちが横から現れ、その友だちから「まず、一番初めに書いてよ。そうすれば、みんな書き始めるからさー」と言われる。そうか、一番初めに書こうと思い、"Spanish Caravan"もいいが、Jimi Hendrixの"Spanish Castle Magic"もいいなと思う。

そこで目を覚ました。スペインって何だろう? ピカソの『ゲルニカ』、ガウディーのバルセロナのサクラダ聖家族教会、ブニュエルの『アンダルシアの犬』。あっ、ルイス・ブニュエルの変な夢みたいな映画、また見たい。
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フリー・ジャズの鬼才テナーサックス奏者Albert Aylerがリズム・アンド・ブルース、ブガルー、カリプソみたいなリズムで暴れまくっているのだ。一部、Aylerは、フェーメールボーカル陣のコール・アンド・レスポンスも従えて、ファンキーに歌も歌っている。

ぼくはこんな1968年に奏でられた音楽にのって、今でも古くならないこの音楽の持つ新しいバイブレーションの波にのって、いろんなみんなと街に飛び出してこの二十一世紀の世界を行進したくなってしまう。世界中のあらゆるところで"Free at last!"と歌いながら・・・、すると空の向こうからAlbert Aylerのサックスが高らかに響く。




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あるテレビ番組で、文化人とか評論家と称する人たちがこんな言葉を言っていた。

「参院選に敗北した民主党はパーシャルな連合をこれからは模索せざるえなくなったのですよ」

「パーシャルな連合」って何だと思い、調べてみると、「部分的な連合」というような意味らしい。このように言い換えられる。

「参院選に敗北した民主党は部分的な連合をこれからは模索せざるえなくなったのですよ」

もっと分りやすく言うと、「参院選に敗北した民主党は、政策ごとに協力できる他の党との連合をこれからは模索せざるえなくなったのです」ということだろうか? カタカナばやりの今の世の中は明治以来の西洋への劣等感のなれの果てなのだろうか? 例えば、ガバナンスとは統治、コンプライアンスは法令遵守、パラダイムというのはある時代や分野において支配的規範となる物の見方や捉え方なのだそうだ。他にもこんなカタカナの言葉があふれかえっている。カタカナ万歳の世の中です。

海の向こうの概念をこのように、海の向こうのものだと明示しつつ、受容できる日本語の不思議さも感じ、そのカタカナは日本語にとって必要なものだとは思うのだけど、カタカナを連発する文化人たちに、赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」に出てくるキャラクター「イヤミ」のような胡散臭さを感じてしまう。シェー!!

日本語に翻訳不能な英語の単語が、ぼくの好きなアメリカのリズム・アンド・ブルースにはあって、それらの歌に出てくる"baby"や"honey"は日本語には変換できそうにないなー。だから、ぼくはカタカナで「ベイビー」と歌うのです。「ベイビー」を歌えるのは、例えば、キヨシローとかぼくとかそう多くはない。自負しますと言い、照れ笑いしております。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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