えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

ロバート・ジョンスンという人のブルースが好きになったなら、日暮泰文さんの書いた「ロバート・ジョンソンを読む アメリカ南部が生んだブルース超人」という本を読むがいい。この本の著者、日暮泰文さんは故中村とうよう氏とともに、最も初期、1,970年ごろブルースという音楽を紹介した張本人なのらしい。そして、この本の内容では、ロバート・ジョンスンに墓場でギターを教えたアイク・ジマーマンという人がいたと、伝える。何とも。ビザール(奇っ怪)な魅力ある話だなぁ。この本に書かれているのはロバートを巡るアメリカ南部紀行であり、夢想の入り混じった物語のようでもある。そして、この本を読み終わったあと、この本の内容はあえてすべて忘れて、ロバート・ジョンスンのブルースを聴きたくなるのです。そして、また、ロバートのブルースを聴き終わったあと、この本に手を伸ばしたくなる。
ぼくの言葉としては、ロバートの歌は、聴くたびにずれていき、言葉から解き放たれ、はみ出し、両義的に引き裂かれ、だから、美しい。

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