えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
ティアラこうとう大ホールでパソナグループ「夢」オーケストラの『ヨハン・シュトラウスⅡ世生誕200年記念コンサート』を見ました。何曲かで、パソナグループグループ合唱団の合唱や高橋維さんのソプラノ、4人のダンサーも入ります。今夜の選曲がそうだったのかもしれませんが、ヨハン・シュトラウスⅡ世の音楽は楽しくて、明るくて、とてもいい。指揮者の曽我大介さんの解説も楽しく、分かりやすい。アンコールの大団円で客席のみんなで手拍子。
「夢」オーケストラの奏でるヨハン・シュトラウスⅡ世の音楽は明朗かつ流麗で、ふと、この音楽の力で、ヨーロッパから中東までをおおい、今や世界中をおおいつくすかのようなに暗い雲を吹き飛ばしてはくれまいか、などとぼくは願ってもいました。これは、もしかして、市民オーケストラだからこその音楽の力かもしれません。このような演奏にぼくは、深く感謝すらしているのでありました。
「眠れない八月の子守唄」と題して、こんな詞を書きました。八月は霊が日本のあらゆるところに漂い、それがわたしに書かししめしたようでもあるのです。メロディーとリズムにより唄とし、今度、どこかで歌うつもりでございます。広島の原爆死没者慰霊碑の碑文の「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の願いと祈りの心すら込めて。
八月六日は眠れない
原爆落とされ眠れない
広島に落とされ眠れない
八月九日、眠れない
原爆落とされ眠れない
長崎に落とされ眠れない
八月十五、眠れない
戦争負けて眠れない
日本が敗れて眠れない
靖国なんぞに眠れない
兵隊たちは眠れない
眠ったことなどありゃしない
ふるさとの空から声がする
憤怒の涙が木霊する
我らは今も彷徨うのだ
八月六日は眠れない
原爆落とされ眠れない
広島に落とされ眠れない
八月九日、眠れない
原爆落とされ眠れない
長崎に落とされ眠れない
八月十五、眠れない
戦争負けて眠れない
日本が敗れて眠れない
靖国なんぞに眠れない
兵隊たちは眠れない
眠ったことなどありゃしない
ふるさとの空から声がする
憤怒の涙が木霊する
我らは今も彷徨うのだ
赤坂の草月ホールで「チャボロ・シュミット来日公演2025」を見ました。草月ホールというと、日本の前衛芸術を牽引した「草月アートセンター」の活動の拠点ともなったところではないか。どんなところだろうと少しわくわく。あまり大きくはない普通のホールでした。壁面陶板や待ち合わせのホールのシャンデリアがなんだか前衛的でもあります。
チャボロ・シュミットさんははジャンゴ・ラインハルトのフランスのジプシー・スウィングを正統的に受け継ぐレジェンド・ギタリスト。そうか、ジプシー・スウィングのギターはちょっと変なクラシック・ギターらしき意匠でありながら、鉄弦なのか。チャボロ・シュミットさんのギターが、ものすごくいい音で、ぼくは、これは弦高がとても高かったり、とても太い弦を張っているのか、と想像してしまう。その繊細かつ大胆で力強いチャボロ・シュミットさんのギターにぼくの目と耳はくぎづけになってしまいます。バックはフランスから来たアコースティック・ベースのアンソニー・ムッチオさんと、ギターのジュリアン・カティオさん。ジュリアン・カティオさん、ストロークのリズム・ギターに徹していて、あんたはえらい。
ゲストに日本からの二人の歌姫、白崎映美さんと畠山美由紀さん。白崎映美さんのバックでチェロを弾いていた坂本弘道さんはパスカルズの人ではないか。世間は狭いのう。白崎映美さんが山形弁でエディット・ピアフの歌を歌っていて、面白い。しかもチャボロ・シュミットさんのユニットのバック付き。畠山美由紀さんのバックは高木大丈夫さんのギター。ギターの音色に素敵なブラジル音楽が入っています。大団円はウクライナ由来のロシアのジプシー歌謡の「黒い瞳」の日本語歌唱を七人で、演奏してくれました。楽しい夕べはふけていきます。
今年の夏はすこぶる暑い。近ごろ、ぼくの詠んだ夏の俳句です。どうでしょう?
湧く雲にアイスクリーム溶けかかり
生垣にブーゲンビリア咲き誇り
橋の下ちび山女魚らの幼稚園
霊園に散っては咲けよ百日紅
眠れぬかやまぬ戦禍に広島忌
湧く雲にアイスクリーム溶けかかり
生垣にブーゲンビリア咲き誇り
橋の下ちび山女魚らの幼稚園
霊園に散っては咲けよ百日紅
眠れぬかやまぬ戦禍に広島忌
渋谷陽一さんが亡くなったというニュースが届く。ぼくは、中学生と高校生のころ、渋谷さんがDJするNHK-FMのロックの番組、ヤングジョッキーやサウンドストリームをよく聴いていた。渋谷さんが作り、編集長をし、自らも執筆していた雑誌“Rockin' On”もよく読んでいた。それによってぼくの聴くものの幅は大きく広がった。ぼくの部屋には渋谷さんがライナーノーツを書いたレコードがいっぱい。渋谷さんはThe Clashのアルバム“Sandinista”やThe Stranglersのアルバム“Black and White”を絶賛していたけれど、それはまったく正しかった。生きるということは死者を見送ることなのか? 渋谷陽一さんを追悼し、深く哀悼いたします。