えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
吉祥寺のMojo Cafeにて濱口祐自さんと菅原広已さんのライブを見ました。フィンガーピッキングでのアコースティック・ギターの名手のお二人、まず出てきていらしたのが菅原広已さんでした。そのトーキング・ブルースがギネスビールを飲んだぼくの腹と心にしみわたって気持ちいい。そして、濱口祐自さん登場。紀州弁のおしゃべりも面白く、濱口祐自さんのアコースティック・ギターでのブルースのRobert Johnson、ラグタイムのBlind Willie Blake、はたまた、クラシックのエリック・サティの「グノシェンヌ」やら映画「禁じられた遊び」のテーマ、オリジナルの曲もあるインストゥルメンタルは今、世界一のような気もするのです。なんと、ギターは楽に弾けることにこしたことはないと、「グノシェンヌ」や「禁じられた遊び」のテーマは営業秘密の自分で開発した調弦方法を採用しているともおっしゃっておられました。楽しい夜はふけていったのです。
いつか、マーラーの交響曲第5番を生のオーケストラで聴きたい、と思っていたのですか、ついにサントリーホールでその夢はかなえられました。オーケストラの名前は「コバケンとその仲間たちオーケストラ」で、コバケンとは指揮者の小林研一郎さんのことで、オーケストラの面々は総勢120名にもなるアマチュアオーケストラ。コンサート会場の入口でわたされたプログラムにはこうあります。
「このオーケストラは、プロ・アマチュア・障がいの有無にかかわらず、活動趣旨に賛同する不特定多数の演奏家達とそれを支えるスタッフから構成され、知的障がいのある方々を招いて生の演奏を聴いていただく為にボランティアコンサートを行っている。「支え合い、共に生きる」ことで大きなエネルギーが生まれることをオーケストラという集合体で具現することを目指している。」
公開リハーサル付き、というコンサートで、しかも多くのアマチュアの演奏家の入ったオーケストラで、20世紀初頭に書かれた調性を逸脱することを志向し、不協和音と緊張に満ちた、現代音楽への橋渡しすら担ったこのマーラーの5番を演奏できるのか、という疑問と危惧は、その楽しい、曲の聴きどころも解説した公開リハーサルによって、早くも簡単に吹き飛びました。第一バイオリンのリーダーの瀬崎明日香さんこそプロだと思われますが、高校生らしき人も入ったコバケンとその仲間たちオーケストラはまぎれもない本物のオーケストラであったのです。素晴らしかった。マーラーの5番の、第一楽章の葬送の響きのソロのトランペットから始まり、第五楽章の光に満ちたかのような解決と解放へと向かうメロディーまで、その美しさを堪能いたしました。繰り返すも素晴らしいコンサートだったのです。
新国立劇場のオペラパレスに『 Soundwalk Collective & Patti Smith PERFORMANCE CORRESPONDENCES』を見に行きました。黒い安全靴のようなブーツ、青い普通のジーンズ、黒いロングのジャケットで登場したパティー・スミスには強烈なオーラがあり、かっこいい。彼女はパンクの女王と呼ばれたこともあったのです。サウンドウォーク・コレクティヴはロンドンとベルリンを拠点とする現代音響芸術集団で、チェロとパーカッション奏者も入ったその音響の映像は本当にイマジネイティヴで、フィールド・レコーディングされた音とそれに重なる映像もライブのその場で再編集されている。それらとニューヨークのパティー・スミスとの詩の朗読と詠唱の絶妙なコラボレーションにより、音と映像と言葉が有機的に結合した強烈な体験をぼくはしたのです。
人の作った爆音により方向を失ない、座礁する鯨やイルカをテーマにした「さまよえる者の叫び」は本当に寂しく辛い。暗殺されたイタリアの異端の映画監督のピエル・パオロ・パゾリーニをテーマにした「パゾリーニ」では、ぼくは不意打ちの強烈な一撃をくらったかのようでもあるのです。
アンコールでは実の娘、ジェシー・パリス・スミスとパティー・スミスの二人で出てきて、パレスチナと広島の原爆の話から、祈るということについて語り、ジェシー・パリス・スミスのピアノ演奏だけをバックに「Peaceable Kingdom」を歌ってくれた。それはとても美しい瞬間だったのです。この希望に満ちためでたしめでたしを意訳しました。
♪♪♪
昨日、わたしはあなたがそこにいるのを見ていた
窓枠に手をもたれて
窓の外の雨を見ていた
わたしはあなたに語りかけたかった
その涙はむなしくなんかないよって
わたしもあなたも知っているはず
二人とも同じじゃいられない
いつも同じ昔のままだったことなんかない
どうしてそんな気持ちを隠しているのかな?
ライオンも子羊も同じ野原や森に住むようになる
ある時、わたしたちはもっと十分に強くなって
再びそれをうち建てる
平和が可能な王国をうち建てる
再びうち建てる
何度でもうち建てる
どうしてそんな気持ちを隠しているのかな?
ライオンも子羊も同じ野原や森に住むようになる
ある時、わたしたちはもっと十分に強くなって
再びそれをうち建てる
平和が可能な王国をうち建てる
再びうち建てる
何度でもうち建てる
ある時、わたしたちはもっと十分に強くなって
再びそれをうち建てる
平和が可能な王国をうち建てる
再びうち建てる
何度でもうち建てる
平和が可能な王国をうち建てる
再びうち建てる
それでいい
それでいい、それがいい
どこにって? それはここしかないじゃない
今じゃなくって? 今しかない
だってわたしはあなたを愛している、あなたを愛している♪♪♪
青山のブルーノート東京で『YANN TOMITA A.S.L. SHOWCASE』を見ました。ヤン富田さんのライブはこのブルーノート東京で何度か見たことがあるのだけれど、トリニダード・ドバゴの石油のでっかい缶でできた楽器、パンを叩き、弾くのは、初めて見ました。なんだか、今夜の演奏はどこか神がかっているようにも感じました。
懐かしくも未来的みたいなヤン富田さんの音楽を聞くと、ぼくの、ぼくたちの子どもだったころの前の世紀に見た未来の夢は正しかった、と21世紀も四分の一を過ぎた、すさんだ世界で戦争のつづく今、思うのです。孤高の星であるかのようなヤン富田さんの音楽は、ぼくたちを目覚めさせるような永遠のアバンギャルドなポップなのです。
日本武道館でEric Claptonのライブを見ました。何度も来日しているClaptonだけれど、ぼくにとっては初めて来るEric Claptonのライブであります。というのも、白人にブルーズなんて、歌えるかよ、演奏できるかよって、ぼくはどこかで思っていて、それは黄色人種のぼくの思い違いであるのに、今夜は気づかされました。
Ericの御年、今、80歳、まったく枯れておりません。腕達者なバックとともに演奏するのはRockそのものでもありますが、ぼくが一番かっこいいと感じた瞬間は、アコースティックセットになって一曲目に弾き出したRobert Johnsonのナンバーであります。Ericはたしかにブルーズ少年だ。
にこりともせずに、オーディエンスをまったく煽らず、ただ歌い、演奏しつづけたEric、かっちょいいなあ。ちなみにぼくの一番好きなEric Claptonのアルバムは"There's One in Every Crowd"で、そのアナログレコードが物販コーナーで売っていたら買おうとおもっていたのだが、売っておりませんでした。町田のディスクユニオンで探してみます。
1976年のイギリスでのコンサートで酷く醜い人種差別発言をしたEric Claptonだったけれど、今、バンドのメンバーは黒人が半分以上を占め、ガザでのイスラエルの占領に反対を表明し、ガザの子どもたちを助け、支援するコンサートも行っています。人というのは変わるものなのですね。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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