えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ウーマンラッシュアワーという二人組がテレビの"The Manzai"という番組での漫才が一部で評判です。

数年前に浅草演芸ホールに遊びに行った時に見た漫才を思い出す。危ない時事ネタの漫談をテレビで見たこともない初老の男女の二人組の漫才師がしていたのです。これは、テレビではまさかできっこないだろうみたいなお笑いだった。昭和のころには、そんなお笑いがテレビの小さな箱の中にもざらにあったのにな。自由が少しづつなくなっていき、息もできなくなりそうだ。

立川談志が生きていて、ウーマンラッシュアワーを見たなら、なんと言っただろう? もちろん、ぼくには分からない。

昔、アメリカにレニー・ブルースという寄席芸人がいた。これはダスティン・ホフマンが映画の中で演じたレニー・ブルースです。



キース・リチャードやフランク・ザッパが尊敬し、ボブ・ディランが曲を捧げたレニー・ブルース。レニー・ブルースの言葉。

「俺はコメディアンでもないし病人でもない。
 この世が病んでおり、俺はそれを直す医者だ。
 この世の偽善をメスで断ち切る外科医だ。
 これは演技じゃない。
 俺はただしゃべるだけ。
 俺はただレニー・ブルースさ」

「わいせつと言えるのは人を傷つけたり殺すことだけだ。ヒロシマは猥褻だ」

そして、自伝の本のタイトルは「やつらを喋りたおせ!」。

でも、家に帰ればいつでも一人ぼっち。おやすみ、レニー、ZZZzzz.....

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ゆふがほきららさんの舞踏を見た。全身で表される何かは言葉にできない何か。

美しい映像をバックに「夏」、「秋」、「冬」、「春」とつづく四部構成でラストの「春」では、バックの映像だけ流されて、きららさんは踊りを踊らなかった。舞踏するものの不在である舞踏とは何だろうか? 舞踏の後のパーティーでぼくはきららさんに、どうして「春」は踊らなかったのですか、と尋ねたら、きららさんは、踊った方が良かったかな、とお答えになられたのです。

もしかして、踊っていない時も踊りはある、踊っている、ということなのかな?

ピンぼけな写真にきららさんのいうところの「いのちのつぶ」が踊っているのが見えませんか?
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もう十年来の友だちのゆふがほきららさんの舞踏「ライブパフォーマンス籠宮城」を見に、秦野ひまわりヨガ道場に行った。踊りを終え、きららさんが泣くのをこらえて、こらえきれずに、目に涙を浮かべていた。家族の難病に関する重い苦しみとそのつらさ、それから教えられたこと、そして、何よりも、そうであっても、踊ること、舞踏することの喜びに、ありとあらゆることが押し寄せて来て、涙がこらえきれまかったのだろうけれども、ぼくはその涙が美しいと思った。

http://walls-and-bridges.com/himawari/blog.html
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横須賀美術館へ「ウルトラマン 創世記展 -ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ-」を見に行った。ウルトラマンのさまざまな特撮の道具や衣装が展示しあった。怪獣のはりぼてがとてもリアルで生きたまま命を抜かれ、ひからびもせずに何十年もの時を超えて、ここにあるかのようだった。子ども連れの人たちとかも、たくさん来ていたのだけど、近ごろのそんな子どもたちは、どんな正義の夢を見ているのだろうか? 「ウルトラマン」はぼくの子ども時代と完全に並走していて、何か幸せなことのようにも感じるのだけど、どんあ時代の子どもたちにもそれぞれの夢があるように願います。

併設していた「上条陽子 tabura rasa -白紙-」も、巨大な白い紙でできたインスタレーションとか、現代美術の力を見せつけられたようで、とても良かった。

所蔵作品展で見た朝井閑右衛門のドン・キホーテを主題とする絵とかも良かった。

そして、この美術館には谷内六郎館があって、季節ごとに展示を変えて、展示されている。ぼくは谷内六郎の絵が大好きなのです。「夏のおもいで」とタイトルされた夏のたくさんの絵を見ながら、谷内六郎の絵みたいな歌を歌いたいな、などと思った。

横須賀美術館は海の見えるとても素敵な美術館です。

http://www.yokosuka-moa.jp/index.html
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秦野にあるひまわりヨガ道場にいつの間にか長い友だちになっていたゆふがほきららさんの「つぶ舞踏」を見に行った。

なんか、言葉にならないものがびしびし伝わってきましたぞ。その言葉にならない何かをきららさんはつぶという。きっと、つぶが飛んで、ぼくの胸にぷるるんとしたのだと思う。

近頃、きららさんは舞踏したい欲が高まっているという。なんか、その感じもわかります。ぼくも歌いたい欲からは離れられません。

「一部 つぶの行進」は能の歩き方のようだった、ときららさんに言ったら、そんなものもねらっていたという。そして、「二部 ヨガと生活」の中村八大、永六輔コンビの名曲「たそがれのビギン」に載せて、俗を巡り、「三部 92歳のきらら」の明滅するライトに、寂しさに暖かい美しさを感じてしまった、といようなことを帰りまぎわにきららさんに言ったら、それはえいちゃんの心の現れだよ、ときららさんはどきりとするような答えのようなものをくれたのだった。

この舞踏という表現、ものすごぐすさまじいほどのエネルギーを使ってしまいそうなのだけど、また近いうちに舞踏してください。見に行きます。

http://walls-and-bridges.com/himawari/blog.html
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「ヨコハマトリエンナーレ2014」を見に行きました。売っているわけではないので、市というのは適切じゃないですが、3年に1回、横浜で開かれている現代美術の雑多な見本市のようなものです。かなり昔、この展覧会を見て、へんてこりんないろんなものが展示されてあって、以外におもしろいものだ、と思って、今回は2回目です。

前に見たときは、へんてこりんなアートのお祭りのような感じでしたが、今回はまったく違う空気感がありました。サブ・タイトルである「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」にも表現されてもいる、ある不穏な時代の下、芸術家たちのうめき声、やばいぞ、やばいぞ、という囁き声みたいなものが木霊していたようなのです。華氏451の451度とは、本が燃えてしまう世界で、ナチスの焚書を思い出しもします。今は世界がまぎれもない戦前なのかもしれないという、そんな戦慄すべき悪い予感のようなものすら感じてしまいました。

暗い時代の雲がたれこめる中、ぼくは、芸術にも、それを創り出す人にも、それを見る人にも、悪い何かにあらがうパワーがあると信じたいんです。ですよね。

http://www.yokohamatriennale.jp/2014/index.html
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数年前、再会した古友だちから連絡があり、職場の同僚だか先輩だかが演劇をしていて、それを見に行かないかと誘われたのが、無頼組合の芝居を見た最初であった。それは、「HARD DAYS騎士」という演劇で、座長、白川孝さん自ら演じる私立探偵、風吹淳平を主人公とする涙あり笑いありの活劇もの。それから1年後ぐらいだろうか、再び誘われて、その探偵ものシリーズの続きでもある「ストレンジャー インザ 騎士」を見に行って、やはり感動してしまった。今回見たのは、そのまた続きの「ホンキィ・トンク騎士」で、さらなる感動で胸がじーんとしてしまった。

芝居を見る前に、風吹探偵は、(小川直美演じる)その助手の鶴田紅は、(大平美由紀演じる)情報屋の藤キリコは、(酒井秀人演じる)元ヤクザの南雲徹は、(桑山えり子演じる)女刑事の西園寺静は、どうしているのだろう、などと架空の人物に思いをはせ、物語の舞台のベイ・シティーは今はどんなふうなのだろう、と想像してみる。そして、芝居が始まると、またその登場人物たちに会え、ベイ・シティーという街に自分が再びいるようで、何か、うれしかった。

物語の人物や舞台である街が心に住みつき、根をおろしてしまうというようなことを久しぶりに感じてしまった。感動のうちに芝居が幕をおろし、ぼくは劇場から冬の始まった新宿の街に出て、家路に向かう。

再び風吹探偵やその仲間たちからの風の便りを心待ちにすることにします。

http://www.buraikumiai.com/
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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