えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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寄席は浅草演芸場も新宿末廣亭も興行しているらしい。大人の遊び場さ。今頃、噺家さんたち、コロナを枕に笑いをとっているのだろう。行って笑いてーな。

浅草演芸ホール: 浅草観光なら寄席(落語)に行こう
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本当に久しぶりに寄席に行きました。浅草演芸ホールです。土日でもなく、休みの日でもない雨の日の昼から席はほぼ満席。

いろものと呼ばれる演芸も楽しいが、やはり落語です。いわゆる滑稽話。笑いながらも、下げとか落ちとか落としなどという話のおしまいの余韻にぼくの胸のじーんと感動するのはなぜだ?

とりは三遊亭圓遊師匠のぼくの大好きな仲良い夫婦話の「火焔太鼓」なのもうれしかった。
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劇団民藝の「正造の石」を紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAに見に行きました。明治の足尾鉱山鉱毒事件を背景に一人の女性の自立を描いておりました。この物語が決して古くならないような日本の現状が悲しい。一部と二部の幕間にお年をめした二人のご婦人が、ぼくの後ろの方でお話をされておりました。

「わたし、このような劇を見て、いつも思うんですよ。わたしって何も日本のことを知らなかったんだなって」

しかも、その過去が今につづいていて、同じことが繰りかえされ、誰かが泣いている。さて、演劇にもどり、婦人解放運動のさきがけともいわれる福田英子やあの偉大な田中正造も登場します。とても感動したことはいうまでもありません。そして、谷中村から東京に出てきた田舎やまだしねーちゃんのヒロインを華麗に演じた森田咲子さんがとても素敵でした。

正造の石|2019年上演作品|劇団民藝公式サイト
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全労済ホール・スペースゼロで坂本長利さんの独演劇「土佐源氏」を見た。

原作は民俗学者、宮本常一さんの土佐の馬喰からの聞き書き。ブルースマンのロバート・ジョンソンみたいな話だった。とんでもない性の遍歴談に、なぜかしら、ついにはヒューマニティーを感じてしまった。

坂本さんの芝居、すばらしかった。脚本家、倉本聰さんのこの芝居を五十年、千回以上の公演を続けてきた御歳八十八歳の坂本長利さんへの献詞を紹介し、ぼくもエールをお送りしたいと思います。

「創るということは 遊ぶこと
 創るということは 狂うこと
 創るということは 愛すること
 創るということは 生きるということ」

そして、この言葉に、ぼくの何かを言い当てられたようにも感じ、ギクリとするのでもあった。

和の心を伝える企画プロデュース 響和堂 - 土佐源氏
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ウーマンラッシュアワーという二人組がテレビの"The Manzai"という番組での漫才が一部で評判です。

数年前に浅草演芸ホールに遊びに行った時に見た漫才を思い出す。危ない時事ネタの漫談をテレビで見たこともない初老の男女の二人組の漫才師がしていたのです。これは、テレビではまさかできっこないだろうみたいなお笑いだった。昭和のころには、そんなお笑いがテレビの小さな箱の中にもざらにあったのにな。自由が少しづつなくなっていき、息もできなくなりそうだ。

立川談志が生きていて、ウーマンラッシュアワーを見たなら、なんと言っただろう? もちろん、ぼくには分からない。

昔、アメリカにレニー・ブルースという寄席芸人がいた。これはダスティン・ホフマンが映画の中で演じたレニー・ブルースです。



キース・リチャードやフランク・ザッパが尊敬し、ボブ・ディランが曲を捧げたレニー・ブルース。レニー・ブルースの言葉。

「俺はコメディアンでもないし病人でもない。
 この世が病んでおり、俺はそれを直す医者だ。
 この世の偽善をメスで断ち切る外科医だ。
 これは演技じゃない。
 俺はただしゃべるだけ。
 俺はただレニー・ブルースさ」

「わいせつと言えるのは人を傷つけたり殺すことだけだ。ヒロシマは猥褻だ」

そして、自伝の本のタイトルは「やつらを喋りたおせ!」。

でも、家に帰ればいつでも一人ぼっち。おやすみ、レニー、ZZZzzz.....

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ゆふがほきららさんの舞踏を見た。全身で表される何かは言葉にできない何か。

美しい映像をバックに「夏」、「秋」、「冬」、「春」とつづく四部構成でラストの「春」では、バックの映像だけ流されて、きららさんは踊りを踊らなかった。舞踏するものの不在である舞踏とは何だろうか? 舞踏の後のパーティーでぼくはきららさんに、どうして「春」は踊らなかったのですか、と尋ねたら、きららさんは、踊った方が良かったかな、とお答えになられたのです。

もしかして、踊っていない時も踊りはある、踊っている、ということなのかな?

ピンぼけな写真にきららさんのいうところの「いのちのつぶ」が踊っているのが見えませんか?
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もう十年来の友だちのゆふがほきららさんの舞踏「ライブパフォーマンス籠宮城」を見に、秦野ひまわりヨガ道場に行った。踊りを終え、きららさんが泣くのをこらえて、こらえきれずに、目に涙を浮かべていた。家族の難病に関する重い苦しみとそのつらさ、それから教えられたこと、そして、何よりも、そうであっても、踊ること、舞踏することの喜びに、ありとあらゆることが押し寄せて来て、涙がこらえきれまかったのだろうけれども、ぼくはその涙が美しいと思った。

http://walls-and-bridges.com/himawari/blog.html
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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