えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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SOMPO美術館で『生誕100年 山下清展 百年目の大回想』を見ました。


幼少の頃の鉛筆での絵から四十九歳で亡くなるまでの大回顧展。その細微な貼り絵を見て、その圧倒的なマチエールを感じつつ、新印象派のジョルジュ・スーラの絵を思い出してしまい、この技法が山下清の命を削ったのかもしれないと思う。

山下清を描いた映画『裸の大将』やテレビ・ドラマ『裸の大将放浪記』はフィクションであったことを知る。山下清いうところのルンペンでの旅で、山下は絵の道具を何も持って行っていない。けれど、何度も行方不明となり、日本国中を放浪した。その動機の一つが、戦争に行きたくないというのがあったらしい。

「みんなが爆弾なんかつくらないで きれいな花火ばかりつくっていたら きっと戦争なんて 起きなかったんだな」

ぼくは山下清の貼り絵『長岡の花火』の美しさに圧倒されます。


新宿まで来たのだからと寄席の新宿末廣亭によってみました。


三笑亭夢花師匠の『湯屋番』、桂歌春師匠の『たらちね』、三遊亭円馬師匠の『蒟蒻問答』の古典落語のどれも面白い。滑稽話の定番『湯屋番』で一番笑いました。笑いを愛した江戸の人々にしばし思いをはせまする。
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よねやまたかこさん、ナダノキさん、オノカズさん、えいちゃんことぼくの四人で歌う旅をしました。





一日目、下諏訪のフォーク酒場「1977」のオープンマイク、二日目、飯田の風越公園での「FOLK SONG PICNIC」と「風の学舎」での打ち上げ、三日目、飯田の「SPACE TAMA」でのオープンマイク「ブラボー音楽会」。四者四様の東京や神奈川から来た四人の歌でもありましたし、とくに「風の学舎」での打ち上げは、歌うこと、演奏すること、歌を聴くこと、音楽を聴くことの楽しさの原点に立ち返り、思い出させてくれたようにも思われました。

思いがけぬ再会もあったし、そして、何の事故もなく四人ともちゃんと帰ってこれたことが何よりでした。

楽しかった。
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ドライブして箱根に行ってみました。


ひさしぶりに箱根神社に参りました。雨の日なのに世界各国からの観光客でいっぱいだ。



平日になれば閑散としていた箱根神社はいつの過日だろうか? 海の南では台風が通り過ぎようとしているのに。


その後、恩寵箱根公園に行き、昔の箱根離宮を模した洋館から湖を眺める。




何か湖が神秘的で、ぼくはこの湖のどこかに九つの頭をもつという龍の神様が水面の上に頭をもたげているのではないかと探してしまう。もしかして、いつか世界を守るというその龍に会えるかもしれません。
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忍野村へフライフィッシングをしに旅をしました。

魚をさがし、その気配を感じようと川を見つめ、川辺を歩きます。平日でも、土曜日、休日、祝日と同じくらい人がいるのに驚きます。休日幾人かの同じ趣味の人に声をかけられ、みんな苦戦してるようだった。ぼくは、この釣りの旅で二匹、釣れてよかったです。ここの魚はプロの魚で、餌と擬餌針の見分けが鋭いのです。



翌日も釣りをして、帰路につく前に忍野八海に行ってみました。世界中からの観光の人でいっぱいでした。パンデミックの三年間が昔の話になるつつあるのだろうか。ぼくは忘れまい。湧き水の池ではいつもと同じように魚が泳いでいるようだけれども。



帰りに高速道路で車で走っていると、ラジオのニュースで関東で梅雨入りになったというのを聞いた。梅雨が明けたら、また来ますね。
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紫陽花を見に、あじさい寺とも呼ばれる明月院に行きました。





満開にはもう少しだけれど、このうさぎと月の寺と花の美しさにほれぼれとして散歩しました。


帰路、ふと円覚寺に近ごろのぼくの中でのリバイバルブームとなっている映画監督の小津安二郎のお墓があることを思い出し、参りに行きました。



鎌倉の古刹の寺に小津安二郎は眠っています。お酒好きの故人を偲び、たくさんのお酒の瓶が並んでいて、花が供えられています。赤いジョニーウォーカーの瓶は、あたかも小津安二郎の映画にさりげなく撮されていたそれのようです。なんだか感動していました。

墓石にはただ「無」とのみ刻まれています。おっちゃん(生前、小津安二郎は懇意の俳優からはそう呼ばれていたそう)、かっこよすぎるよ。
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神奈川近代文学館に『生誕120年 没後60年 小津安二郎展』を見に行く。


展覧会の入り口で小津安二郎の映画の予告編が流されていて、それを見ただけで、懐かしさに胸がしめつけられ、目頭が熱くなる。ふと、この前亡くなられた坂本龍一さんのことが頭に浮かぶ。死に近づき、それを意識したインタビューの答えで坂本さんは小津の映画が好きだ、涙が出ると語っていた。教授、若い教授自身から「反動!」と怒鳴られるのじゃないのとぼくはひとりごちる。

昔、戦中の山中貞雄の『人情紙風船』という映画を見たら、小津安二郎の映画には山中の映画の痕跡がたくさんあるような気がした。この展覧会を見ながら、映画監督の盟友でありながら自分より若く、しかも戦地で死んだ山中貞夫への、同じく戦地に行き生きのびた小津安二郎の戦後の映画は、山中への追悼であるような気もした。小津は山中と中国の戦地で会っている。

ぼくは小津安二郎の映画はすべて好きだが、その中でも『東京物語』と『秋刀魚の味』が甲乙つけがたく好きだ。小津安二郎の戦後の映画をすべて再び見てみたいと思いながら展覧会を後にした。

神奈川近代文学館は港の見える丘公園の中にあり、そこのイングリッシュ・ガーデンの薔薇が最盛期をむかえ、まことに美しく咲き誇っていた。




特別展「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」
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栃木県の那須塩原に箒川でフライフィッシングをしに一泊の旅をしました。

初めて行く川はいつもボーズ(一匹も釣れないこと)なので、今回もそのパターンかなと思いきや、二日目に余裕で尺越えする大きな虹鱒が釣れてとても嬉しかったです。ランディングネットに釣り上げて、写真をパチリと撮って、針をはずし、魚を放した後には、自然に力持ちのポーズをし、誰も聞いていないのに「やった」と声をはりあげてしまいました。


帰りは車で一時間ほどの大好きな藤城清治さんの藤城清治美術館に行きました。これで二回目の藤城清治美術館です。美しくてかわいい藤城清治さんのセロハン画の芸術を堪能し、見ているうちに、ふと藤城さんが描き、創作した黒いこびとの精霊は本当にいるのではないかと思ってしまいます。


いい旅になりました。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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