えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
戸井十月アニキの「ロシナンテの肋 チェ・ゲバラの遥かな旅」を読了した。アニキと呼んだのは、こんなかっこいいお兄さんがいたらな、と一人っ子のおいらは思ったからです。昔、よく見ていたCSの旅チャンネルでのアフリカやラテン・アメリカをバイクで縦断する番組はおもしろくて、かっこよかったなー。その十月アニキも点鬼簿に載っていることをつい近頃、知った。この前、戸井十月アニキの「植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」」を読んで、ネットでちかごろはどうしているのだろうか調べたら、2013年に天国に旅立っていた。
もっとも力の入った代表作を読んでないことに気づいて、本をネットで取り寄せてこの「ロシナンテの肋」読んだのです。この本の終章の「第七章 最後の旅へ」を読んでいて目頭が熱くなった。この本は十月アニキによれば、八〇%の事実と二〇%の想像で書かれた評伝小説なのだそうだけど、とくに「第八章」は見てきたことのようにリアル。そして、「あとがき」でのゲバラと絶望的なゲリラ戦をボリビアで戦った日系人のフレディ・マエムラについての文もすばらしい。この数年後に「ロシナンテの肋」の続編ともいうべき旅行記「遥かなるゲバラの大地」が続くのだが、もう一度、読んでみようかな。
ゲバラ死後のラテン・アメリカでおこったことを思う。1970年代のアメリカ合衆国に後押しされた軍事独裁の時代、1980年代のカソリック教会が貧困に立ち向かう解放の神学、1990年代の少数民族の人権の復権の時代、そして、世紀は21世紀となり、ゲバラたちが志したような武器によるのではなく、民主主義の選挙という制度により、つぎつぎに社会主義政権が成立した時代とそれすらも腐敗してしまったらしきブラジルからのニュース。ラテン・アメリカが愛おしくなる。
さきにあげたフレディ・マエムラの墓碑銘にはこうあるという。
「大きな樹には強い風が吹く」
そういえば、ぼくは、その昔、チェ・ゲバラとアーネスト・ヘミングウェアを思い浮かべ、ぼく自身のために「ハバナ」というこんな詞の歌を作ったのだった。
♪♪♪
ハバナから旅に出よう
リスボンの港に立ち寄ろう
あの古いジャカルタの町で知った
ブンガ・ワン・ソロを歌おう
ハッカとマドロス・パイプをふかして
海の青さが知りたいだけさ
暗い夜の海の航海では
お月様だけがたよりなのさ
こんな僕の人生の中では
君の愛だけがたよりなのさ
New Orleansの港を目指して
Old Delihの町を出たところさ
アフリカ・コンゴで負けて
ボリビアの森の中に消えた
風と波の白さを受けて
舟は海の青さに溶けだした
暗い夜の海の航海では
お月様だけがたよりなのさ
こんな僕の人生の中では
君の愛だけがたよりなのさ
世界は僕の言葉と見たものに
驚きの声をあげるだろう
マストのてっぺんとデッキのへさきから
流れていく星や雲が消えた
Viva! libertad. Viva! Solidaridad.
マンボやチャチャチャを踊りたいだけさ
暗い夜の海の航海では
お月様だけがたよりなのさ
こんな僕の人生の中では
君の愛だけがたよりなのさ♪♪♪
チェ・ゲバラ、百年たったら、武器を持たずにもどってこいよ。もう素手でしか世の中は変えられないかもしれないさ。
ゲバラ終焉の地、ボりビアのあの村の漆喰の壁にこう落書きされているのを十月アニキは見たそうだ。
"Che" viva mas que nunca
もっとも力の入った代表作を読んでないことに気づいて、本をネットで取り寄せてこの「ロシナンテの肋」読んだのです。この本の終章の「第七章 最後の旅へ」を読んでいて目頭が熱くなった。この本は十月アニキによれば、八〇%の事実と二〇%の想像で書かれた評伝小説なのだそうだけど、とくに「第八章」は見てきたことのようにリアル。そして、「あとがき」でのゲバラと絶望的なゲリラ戦をボリビアで戦った日系人のフレディ・マエムラについての文もすばらしい。この数年後に「ロシナンテの肋」の続編ともいうべき旅行記「遥かなるゲバラの大地」が続くのだが、もう一度、読んでみようかな。
ゲバラ死後のラテン・アメリカでおこったことを思う。1970年代のアメリカ合衆国に後押しされた軍事独裁の時代、1980年代のカソリック教会が貧困に立ち向かう解放の神学、1990年代の少数民族の人権の復権の時代、そして、世紀は21世紀となり、ゲバラたちが志したような武器によるのではなく、民主主義の選挙という制度により、つぎつぎに社会主義政権が成立した時代とそれすらも腐敗してしまったらしきブラジルからのニュース。ラテン・アメリカが愛おしくなる。
さきにあげたフレディ・マエムラの墓碑銘にはこうあるという。
「大きな樹には強い風が吹く」
そういえば、ぼくは、その昔、チェ・ゲバラとアーネスト・ヘミングウェアを思い浮かべ、ぼく自身のために「ハバナ」というこんな詞の歌を作ったのだった。
♪♪♪
ハバナから旅に出よう
リスボンの港に立ち寄ろう
あの古いジャカルタの町で知った
ブンガ・ワン・ソロを歌おう
ハッカとマドロス・パイプをふかして
海の青さが知りたいだけさ
暗い夜の海の航海では
お月様だけがたよりなのさ
こんな僕の人生の中では
君の愛だけがたよりなのさ
New Orleansの港を目指して
Old Delihの町を出たところさ
アフリカ・コンゴで負けて
ボリビアの森の中に消えた
風と波の白さを受けて
舟は海の青さに溶けだした
暗い夜の海の航海では
お月様だけがたよりなのさ
こんな僕の人生の中では
君の愛だけがたよりなのさ
世界は僕の言葉と見たものに
驚きの声をあげるだろう
マストのてっぺんとデッキのへさきから
流れていく星や雲が消えた
Viva! libertad. Viva! Solidaridad.
マンボやチャチャチャを踊りたいだけさ
暗い夜の海の航海では
お月様だけがたよりなのさ
こんな僕の人生の中では
君の愛だけがたよりなのさ♪♪♪
チェ・ゲバラ、百年たったら、武器を持たずにもどってこいよ。もう素手でしか世の中は変えられないかもしれないさ。
ゲバラ終焉の地、ボりビアのあの村の漆喰の壁にこう落書きされているのを十月アニキは見たそうだ。
"Che" viva mas que nunca
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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