えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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マーティン・スコセッシ監督の「沈黙‐サイレンス‐」を見た。遠藤周作の小説「沈黙」の映画化です。エンドロールを見ながら、まだ気づいてもいないぼくにとってものすごくやくさんの大切な何かがこの映画には隠されているような気がして、この二時間をゆうに超える重たい超大作をまた見ようかなと思いました。

日本人の俳優が多く出演していて、彼らの名演、力演の連続です。とくにキチジロウ役の窪塚洋介くんがすばらしい。アカデミー賞の最有力候補のこの映画「沈黙‐サイレンス‐」ですから、もしかして、窪塚洋介くは最優秀助演男優賞を取るかもしれません。

さて、ぼくはクリスチャンではないけれども、神様を信じてもいます。なんというか、それは、世界を越えて、この宇宙を統べる慈悲とか慈愛の意志みたいなもの。そして、やはり、ぼくにもその声は聞こえているようで、聞いたことはなく、沈黙しているようなのです。わかりません。ぼくはまったく生かされているだけのような気もするのです。

映画を見ながら、ふと、オリヴィエ・メシアンという現代音楽の作曲家のことを思い出しました。彼は敬虔なカソリック教徒で、ナチスの捕虜収容所の中で名曲「時の終わりのための四重奏曲」を作曲しました。その収容所について、メシアンは何者も私の自由を奪えはしなかったと後に述懐しています。そのような心の自由についての真摯な問いかけが、この映画「沈黙‐サイレンス‐」にあるようで、ラストのシーンには打ちのめされたような気にもなったのです。

こんなことも思い出しました。昔、どこかの博物館で踏絵に使われたキリスト像を見たことがあります。たくさんの人に踏まれ、キリストの姿もあいまいになったそれをぼくはなぜか美しいと思った。

映画『沈黙‐サイレンス‐』公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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