ジャーナリスト、岩上安見さんが2011年3月11日に福島にいた100人にインタビューしたその第一集「百人百話第1集」を読んだ。30人のさまざまな人から聞き書き集です。現実の過酷さから重い内容でしたが、希望も確かにあると思います。立ち去る人もいて、そこにとどまる人もいて、けれど、少しづつだけど、歩き続けて、あきらめないという希望。見つけなきゃいけない。本当の解決の日が来るまで、せめてもと、ぼくは忘れたくないとも思っているのです。そんな人にぜひお薦めします。そして、ちっぽけなことでもいいから、何かを始めたなら、そしたら、ぼくに何かを聞かせておくれ。