えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png

中山美穂さんが亡くなりました。寂しいかぎりです。中山美穂さんが主演をした岩井俊二監督の『Love Letter』をビデオオンデマンドで見ました。この映画は今まで二回は見ております。ということは三回目でしょうか? いろんな素敵なシーンがありますね。映画を見て、中山美穂、追悼、早すぎます。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

クリストファー・ボルグリ監督の『ドリーム・シナリオ』を見ました。ある平凡な大学教授の男がいろんな人の夢に現れたことから始まるシュールな物語でした。やがて人々の見る夢は悪夢となり、主人公の生活は暗転していく。ユーモアのないブラック・ユーモアにぼくは怖いような気持ちとなりました。昔は口吻による噂話、今ではネットにとびかうデマをこの悪夢は連想させもします。怖い、怖い。ラストのシーンは荘子の「胡蝶の夢」ではありますまい。

映画『ドリーム・シナリオ』オフィシャルサイト
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

曽利文彦監督の『八犬伝』を見ました。江戸の世の滝沢(曲亭)馬琴の人生とその周辺と、その300年前を舞台にしたの滝沢馬琴の著した『南総里見八犬伝』が交互に描かれます。

江戸の世のパートでは、役所広司さんの演ずる滝沢馬琴と内野聖陽さんの演ずる葛飾北斎と立川談春さんの演ずる鶴屋南北の江戸文化を代表する三人が文学論、芸術論をかわすシーンなどの面白みもありますが、この映画に深みを与えているのは馬琴の女房のお百を演ずる寺島しのぶさんと馬琴の病弱な息子のけなげな妻のお路を演ずる黒木華さんであるような気がします。

『南総里見八犬伝』な活劇パートは今の映画風であり、VFXと殺陣の融合がかっこいい。J・R・R・トールキンの『指輪物語』のような世界が、日本では、もう江戸時代には成立していたことに驚きました。

おもしろかった。

映画『八犬伝』公式サイト|2024年10月25日劇場公開
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

堀江貴監督の『最後の乗客』を見ました。一時間足らずの短い映画です。『侍タイムスリッパー』に出ていた冨家ノリマサさん準主役として出ています。まったく違う人格を演ずる冨家ノリマサさんを見ながら、ぼくは「性格俳優」という言葉を思い出したりします。俳優ってすごい。東日本大震災の10年後を描いた、恐いような、悲しいような、切ないような、心に沁みる映画でした。

映画『最後の乗客』公式サイト - GAGA
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

草野翔吾監督の『アイミタガイ』を見ました。梓を演じる主演の黒木華さんの透明な感じがいい。草笛光子さんがはまっています。風吹ジュンがおばあちゃん役で出ていたりします。物語は善意のシンクロニシティでゆめゆめうたがふことなかれ。ドラマもおしまいの方でぼくが眼に涙をためていると、後ろの辺りの席から見知らぬおじさんのすすり泣きが聞こえてきました。いい映画。

映画『アイミタガイ』オフィシャルサイト 2024年11/1公開
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

安田淳一監督の『侍タイムスリッパー』を見ました。幕末の時代の会津藩の武士が薩摩藩の武士と切り合いになり、刀と刀がぶつかった時、雷に打たれ、起きれば、130年後の京都の時代劇の江戸の町を模した撮影所で目が覚めて、巻き起こる珍騒動という話の筋は、意外な方向に転がり、驚きのラストとなります。このラストには、眼もうるうるするほど感動し、あー、とても面白うごさいました。

この映画を見て、殺陣師や殺陣の見方も、ぼくの中で変わりそうです。実は、よくTBSのBS放送の東野英治郎の主演している再放送の『水戸黄門』をよく見ているぼくですが、時代劇の復活を願わずにはおられません。子どもの頃に見たテレビドラマ『素浪人 花山大吉』は強烈に印象に残っています。もちろん、黒澤明監督の三船敏郎主演の侍映画も駄作なしで、素晴らしい。

閑話休題、この『侍タイムスリッパー』はインディー映画として作られ、単館でロードショウが始まり、今では全国の映画館で上映されています。そして、2021年に逝去された、日本一の斬られ役とも呼ばれた福本清三さんに捧げられた『侍タイムスリッパー』は、まぎれもない楽しい名作なのです。

侍タイムスリッパー | 公式サイト
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

パレスチナ人監督モハメッド・サワフとイギリスの名匠マイケル・ウィンターボトムが共同監督の『忘れない、パレスチナの子どもたちを』を見ました。今、起こっていることよりも前の2022年の映画だけれど、ガザで爆撃されて殺された子どもたちの肖像と遺された家族へのインタビューとその後の日常は、見ていて当然につらい。

ラストに緊急に今のガザで撮られたモハメッド・サワフ監督のインタビューがあり、虐殺の進行中のガザでは人々が必死に生きのびようとしているということ。ぼくに生まれた心の中の声は、大義とかぬかすイスラエルの正義を信じるな、ましてやアメリカーの正義も信じるな、ロシア、おまえもだ。子どもの命がこのように奪われていいわけはない。

『忘れない、パレスチナの子どもたちを』をより多くの人に見ていただきたく、この映画の日本語版のナレーションを担当した坂本美雨さんの言葉を引用したいと思います。Ceasefire now!

「今パレスチナで起きていることは"戦争"でも"宗教の争い"でも"ハマスが10月7日にしたことの報復"でもなく、76年間続いてきたイスラエルのパレスチナ人の虐殺と民族浄化です。今この瞬間も世界は、無実の子どもが殺されることを許している。好きなことがあった、やりたいことがあった子どもたち、この映画は、消されてしまった命の一つ一つの物語を、私たちの胸にひとりひとり、刻みつける。」

映画『忘れない、パレスチナの子どもたちを』公式サイト
entry_bottom_w.png
<< 前のページ   HOME   次のページ >>
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9
plugin_top_w.png
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
2 3
6 8 9 10
12 15 16
18 19 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[05/19 Pg Soft]
[05/04 ペコ]
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ