えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

世田谷美術館の「アンリ・ルソーから始まる素朴派とアウトサイダーズの世界」展を見に行く。専門の美術教育を受けないまま、ただ「描きたい」という強い衝動を持って描かれた市井の人たちの作品を素朴派とかアウトサイダー・アートと呼ばれるらしく、実は、世田谷美術館はその収集に努め、膨大なコレクションを持っており、今回の展覧会はその集大成のようなものらしい。絵画のブルーズ・マンのブルーズのようなものなのかな、と思い、見に行った。
意外に楽しい絵が多い。そうか、ブルーズも悲惨を歌って、最後は、どうにかなるよ、大丈夫、大丈夫、と歌って、楽しいものだ、というのを思い出した。けれど、あまりの悲惨さで救いのないような久本強の「シベリア・シリーズ」に圧倒されてしまう。グランマ・モーゼスやグランマ・フランの絵は楽しくて好きです。マックス・ラフラーの心優しきキリスト教の神様や聖人の絵に笑みをもらしてしまう。
いろんな人たちの絵が飾られ、絵が描いた人の普通であったり波瀾万丈であったりする生活や人生を語りかけてくれるようだ。
ぼくの歌は素朴派です。
世田谷美術館

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