えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ジャマイカのスカという音楽を初めて聴こうとするならば、この一枚はうってつけの一枚だと思う。このアルバム"OCCUPATION SKA! The very best of The Skatalites"を聴いて、すべての曲がどこかで聴いたことがあるような気がしました。実際そうだとも思う。スカのヒットパレード。ぼくは2枚組のこのCDの2枚目の"Guns Of Navaron"が好き。この曲はアメリカの戦争映画「ナバロンの要塞」のスカ・バージョンで、この曲を聴くとなんか元気が出て、しかも、甘酸っぱい気持ちになっていく。1枚目の12曲目は「りんご追分」のスカバージョン。涙腺をしぼるすばらしいメロディーにデュープなリズムです。

失恋した時、友だちから、新宿に「ナバロン」っていうスカをかける店があるんだよ、踊りにいこうぜと言われたのも、遠い日の思い出。

おやすみなさいZZZzzz.....








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この前のアルバム"Fujiko Shuri Stormy Weather"が2004年のものでもう7年が過ぎて、その前の"LUA E SOL / 首里フジコ"が2003年のデビュー作。今年やっと届けられたのは"夢ヲミタ 首里フジコ"はてらいのないシンプルな飾りのない歌声と演奏なのだった。この7年の間に闘病生活があり、結婚をして、子どもを出産、そんな首里フジコさんなのであった。デビューアルバムは島唄っぽくて、二作目がジャズっぽくて、両者とも半分以上がカバー曲だったのだけど、この"夢ヲミタ 首里フジコ"は全曲オリジナルなのだった。南の島からナチュラルって感じ。ここ当分というよりは、ずっとながく、ぼくんちのCDトレイの上をヘビーローテーションで回り続けるでしょう。


首里フジコさんのホームページ
http://web.me.com/fujikoshuri/fujikoshuri/Welcome.html










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"SLY & ROBBIE BLACK UHURU Chicago 84"というアルバムを聴いています。ジャマイカの先鋭的ボーカルトリオの1984年の全米ツアーをキャプチャーしたライブレコーディングです。Michael Roseのハリのあるリード・ボーカルとそれにからみつく二人はコーラスのDuckei Simpsonと紅一点のコーラスかわいらしいPuma Jones。1980年代のあのころに最も人気のあったRoots、Consciousnessなレゲエ・グループBlack Uhuruをリディムで支えたのは最強のSly DumbarのドラムスとRobbie Shakespearのベース。ライブで聴くと本当にこのリズム陣は最強で21世紀の今でも超えられるものはないのではないか。ライブだからさらにきわだつ。Uhuruとはスワヒリ語で自由の意味。なるたけ、でっかい音で聞くべし。








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お金が少しは貯まったら買って聴きたいと思っていたボックスCDセットというのがあったのです。ついに買ってしまった。それはCD4枚組のWoody Guthrieの"My Dusty Road"。あのBob Dylanは、アメリカ音楽の精髄を知りたければ、Woody GuthrieとRobert Johnsonを聴くべきだと言っていた。ほとんど、聴いたことのなかったWoodyの歌を聴いて、すごい親近感がわいてしまった。

いくつか思ったことがあります。

一、ぼくが英語が分かればよかたなーと思った。やっぱWoodyの言葉のおもしろさをネイティブ・スピーカーとして分かったらなーと、思いました。

一、赤狩り、レッドパージの時代の人だと思った。なんか、社会や世相を歌った歌も多くて、そこも大きな魅力。

一、土臭い放浪の香りと反骨精神。ぼくはWoodyをパンクの元祖だと思うよ。ClashのJoe Strummerのお父さん的な存在で、カントリーやブルーズを歌うルーツのシンガー。このボックスセットに入っていた一枚のジャケット写真のギターを見よ。かっちょいい。(おっと暴力はいけないか?)

だから、冬が来る前に、ぼくは寝袋とギターを持って旅に出たくなりました。そして、自分にとってつまらない歌を歌って一億円稼ぐよりも、Woodyのようにいつまでも、いろんな人の中で深い思い出として残るのならば、今のぼくはWoodyみたいななのが好きだし、そっちを選びます。

Woodyみたく好きに歌いたい。

旅に出たい。

できればあの娘と・・・

おやすみZZZzzzz......











訂正:赤狩りの時代1950年代というよりも、大戦期1940年代に活躍した人です。
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秋になると繰り返し聴いてしまうアルバムというのがあって、RCサクセションの「シングル・マン」がそうなのです。どうして、発売当時にこのレコードが売れなかったのか、不思議だとも思っていたのだが、最近では、世の中そんなものだろうとも思う。うぬぼれているのかもしれないが、自分自身に思いをいたし、どうして、ぼくの歌のおもしろさに、世間の連中、とくに会社で音楽を制作している人とやらなどが気づかないのは、まあ、よくあることでもあるのだろうとも思うのだ。ブルース・マンのロバート・ジョンソンやら、絵描きのゴッホやら、世間に気づかれぬまま、空の向こうに旅立ってしまった人がいて、多分、ロバート・ジョンソンやゴッホの向こうには、無数のロバート・ジョンソンやゴッホが知られぬままいるかもしれなく、例えば、場末のライブ・ハウスで聴く、名もない歌手の歌に大切すぎる縁というようなものの貴重さを感じてしまう。みんな、歌えばいいし、描けばいい。

さて、この「シングル・マン」、発売され一年もたたずに廃盤になり、名盤、名曲集として再発されたのだった。秋になると聴きたくなるというのは、捨て曲が一曲もないこのアルバムに「甲州街道はもう秋なのさ」も入っているからだけなのだろうか。

忌野清志郎はどこででも歌った。コンサート・ホールで、ライブ・ハウスで、アパートで、スタジオで、街頭ですら歌った、そんな人だっただろうと思い浮かべ、ぼくは、歌とギターの練習をし、昨日あったことを思い出し、言葉が音にに乗って、どこからともなくやってくる予感を感じたりして、今度はどこに歌いに行こうと思い、少し遠足の前の子どものころに戻ってゆく。今度、どこかで歌っている時は、そこに、かの人は肉体を持たなくなったからこそ、尊敬する大先輩のイマーワノキヨシロウが聴きに来ている、その姿の微笑が心に浮かんだりする。

Respect Kiyoshirou Imawano!

ぼくはまだ夢を忘れていません。






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最近、この不況と雇用問題、貧富と格差の拡大によって、マルクスが再び読まれたり、注目されているそうだ。マルクスは共産主義のことを妖怪と呼んだが、妖怪はやはり復活するのだろうか? 二十一世紀には自由を抑圧しない共産主義が作られるのだろうか?

マルクスといえば、大英帝国のロック・シーンにマルキシストのこの人ありで、そのこの人とはRobert Wyattのことだと思う。今、ぼくはRobertの1982年のアルバム"Nothing Can Stop Us"を聴いているのだけど、1曲目の"Born Again Certain"を除いて、全てカバー曲なのです。それらの歌は世界のいろんなところの歌で、世の中にはこんな理不尽なことがあるのだよ、きみはどう思うと、静かにやさしく語りかけてくれるようなのだ。ぼくは、それに答えることに窮し、答えるかわりにRobertが歌って、こんな秋の夜にぼくを震撼させるChicの"At Last I Am Free"を訳してみることにすます。


「ついにぼくは自由だ
前を見ることもできないのさ
目の前もわからないのさ

やっとぼくは自由だ
前を見ることもできないのさ
目の前もわからないのさ

ぼくは孤独で、どうかぼくの言うことを聞いておくれ
こんな人生をもうぼくは生きていくことはできなくて
わかってもらおうと、何度もやってみたけれど
きみはこの愛を嘘と言い
友だちよ、もうこのままではいられないのだけれど

ついにぼくは自由だ
前を見ることもできないのさ
目の前もわからないのさ

やっとぼくは自由だ
前を見ることもできないのさ
目の前もわからないのさ

ぼくは孤独で、だからぼくの手を握りしめてほしい
近くにいてくれたら
そばにいてくれたら、どんなにいいだろう
でも、ぼくはばかだから
それは本当ではないことを知っていて
ぼくの中に感じる
刺さる痛みを隠しきれないのだけれど

ついにぼくは自由だ
前を見ることもできないのさ
目の前もわからないのさ」

Robert Wyatt - At Last I Am Free

http://www.youtube.com/watch?v=6xQx4G11pRo

明日は小田急相模原のスクールオブロック(http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine)でにしやんと歌っています。
おやすみ ZZZzzzzzz......







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Elvis Costello & The Attractionsの有名どころの音をCD2枚組、めいっぱい2時間半に曲の発表順につめこんだアルバムです。パブ・ロックに生まれ、パンク・ムーブメントで花開いたCostelloの音楽はとんがっていてポップなのだった。正直、あまり熱心に聴いたことはなかったのだけど、CD1枚目の曲はほとんど知っていた。どの曲もなんかポップスとしてすごくいいし、かっこいい。不思議な甘酸っぱい永遠の懐かしさみたいなものも感じたりして、胸がきゅんとしたりします。

こんなのを聴いていると、ピンボールのあるようなイギリスの安酒場に行って、安ウィスキーでくだをまき、踊りたくなってしまう。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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