えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

David Bowieのアルバムの中でなぜか、特別に好きなのがこのアルバム"LOW"。最近、中古CD屋さんで700円で買ってよく聴いています。アンログレコード盤は押入れの奥にあります。
アナログ盤、いわゆるレコードで発表されたのが1977年で、ロンドンやニューヨークでパンクムーブメントはなやかしきころではないか。そのころBowieは西ベルリンのハンザスタジオで、この"LOW"というアルバムを録音するのだけど、同時期、Iggy Popのプロデュースなどもしているのであった。音楽好き変化自在宇宙人、David Bowieの面目躍如であるかな。この"LOW"のA面はファンキーな黒っぽいソウルフルなロックンロール。ティーンエイジャーのころから、ぼくは黒っぽいリズムが好きであったのだろうか? B面は暗ったいアンビエント・ミュージック。この暗さもよし。プロデュースは麗人、Brian Eno。詞は一時期のJohn Lennonのように簡素な深みを持つ短歌や俳句のようであるよ。日本盤のCDの帯にはテクノと紹介されていたが、そんなことなない、打ち込みなしの傑作だと思います。


「オグリ昌也&ハニーボーイ 阿佐ヶ谷ジュークジョイント」というCDを聴き、その8曲目の失恋の歌が北原白秋のようだと思った。ぼくは白秋の「からたちの花」という詞が好きなのです。オグリくんの歌にもすごく深いセセンチメンタルなものがあって、このCD8曲目の「春風」という歌が、寂しい幸せを胸にじんわり感じさせてくれるのです。マイナスの空気の出まくりのこのジャケットはオグリくん自身が描いたものですが、ぼくは好きです。オグリきんとぼくは近々、ロバート・ジョンソンを歌う会を開催するのかもしれない。ブルース万歳を三唱して、大好きな北原白秋の「からたちの花」を載せます。おやすみZZZzzz.....
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。
青い青い針のとげだよ。
からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。
からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかったよ。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。


ジャマイカのスカという音楽を初めて聴こうとするならば、この一枚はうってつけの一枚だと思う。このアルバム"OCCUPATION SKA! The very best of The Skatalites"を聴いて、すべての曲がどこかで聴いたことがあるような気がしました。実際そうだとも思う。スカのヒットパレード。ぼくは2枚組のこのCDの2枚目の"Guns Of Navaron"が好き。この曲はアメリカの戦争映画「ナバロンの要塞」のスカ・バージョンで、この曲を聴くとなんか元気が出て、しかも、甘酸っぱい気持ちになっていく。1枚目の12曲目は「りんご追分」のスカバージョン。涙腺をしぼるすばらしいメロディーにデュープなリズムです。
失恋した時、友だちから、新宿に「ナバロン」っていうスカをかける店があるんだよ、踊りにいこうぜと言われたのも、遠い日の思い出。
おやすみなさいZZZzzz.....


この前のアルバム"Fujiko Shuri Stormy Weather"が2004年のものでもう7年が過ぎて、その前の"LUA E SOL / 首里フジコ"が2003年のデビュー作。今年やっと届けられたのは"夢ヲミタ 首里フジコ"はてらいのないシンプルな飾りのない歌声と演奏なのだった。この7年の間に闘病生活があり、結婚をして、子どもを出産、そんな首里フジコさんなのであった。デビューアルバムは島唄っぽくて、二作目がジャズっぽくて、両者とも半分以上がカバー曲だったのだけど、この"夢ヲミタ 首里フジコ"は全曲オリジナルなのだった。南の島からナチュラルって感じ。ここ当分というよりは、ずっとながく、ぼくんちのCDトレイの上をヘビーローテーションで回り続けるでしょう。
首里フジコさんのホームページ
http://web.me.com/fujikoshuri/fujikoshuri/Welcome.html


"SLY & ROBBIE BLACK UHURU Chicago 84"というアルバムを聴いています。ジャマイカの先鋭的ボーカルトリオの1984年の全米ツアーをキャプチャーしたライブレコーディングです。Michael Roseのハリのあるリード・ボーカルとそれにからみつく二人はコーラスのDuckei Simpsonと紅一点のコーラスかわいらしいPuma Jones。1980年代のあのころに最も人気のあったRoots、Consciousnessなレゲエ・グループBlack Uhuruをリディムで支えたのは最強のSly DumbarのドラムスとRobbie Shakespearのベース。ライブで聴くと本当にこのリズム陣は最強で21世紀の今でも超えられるものはないのではないか。ライブだからさらにきわだつ。Uhuruとはスワヒリ語で自由の意味。なるたけ、でっかい音で聞くべし。


お金が少しは貯まったら買って聴きたいと思っていたボックスCDセットというのがあったのです。ついに買ってしまった。それはCD4枚組のWoody Guthrieの"My Dusty Road"。あのBob Dylanは、アメリカ音楽の精髄を知りたければ、Woody GuthrieとRobert Johnsonを聴くべきだと言っていた。ほとんど、聴いたことのなかったWoodyの歌を聴いて、すごい親近感がわいてしまった。
いくつか思ったことがあります。
一、ぼくが英語が分かればよかたなーと思った。やっぱWoodyの言葉のおもしろさをネイティブ・スピーカーとして分かったらなーと、思いました。
一、赤狩り、レッドパージの時代の人だと思った。なんか、社会や世相を歌った歌も多くて、そこも大きな魅力。
一、土臭い放浪の香りと反骨精神。ぼくはWoodyをパンクの元祖だと思うよ。ClashのJoe Strummerのお父さん的な存在で、カントリーやブルーズを歌うルーツのシンガー。このボックスセットに入っていた一枚のジャケット写真のギターを見よ。かっちょいい。(おっと暴力はいけないか?)
だから、冬が来る前に、ぼくは寝袋とギターを持って旅に出たくなりました。そして、自分にとってつまらない歌を歌って一億円稼ぐよりも、Woodyのようにいつまでも、いろんな人の中で深い思い出として残るのならば、今のぼくはWoodyみたいななのが好きだし、そっちを選びます。
Woodyみたく好きに歌いたい。
旅に出たい。
できればあの娘と・・・
おやすみZZZzzzz......
訂正:赤狩りの時代1950年代というよりも、大戦期1940年代に活躍した人です。


秋になると繰り返し聴いてしまうアルバムというのがあって、RCサクセションの「シングル・マン」がそうなのです。どうして、発売当時にこのレコードが売れなかったのか、不思議だとも思っていたのだが、最近では、世の中そんなものだろうとも思う。うぬぼれているのかもしれないが、自分自身に思いをいたし、どうして、ぼくの歌のおもしろさに、世間の連中、とくに会社で音楽を制作している人とやらなどが気づかないのは、まあ、よくあることでもあるのだろうとも思うのだ。ブルース・マンのロバート・ジョンソンやら、絵描きのゴッホやら、世間に気づかれぬまま、空の向こうに旅立ってしまった人がいて、多分、ロバート・ジョンソンやゴッホの向こうには、無数のロバート・ジョンソンやゴッホが知られぬままいるかもしれなく、例えば、場末のライブ・ハウスで聴く、名もない歌手の歌に大切すぎる縁というようなものの貴重さを感じてしまう。みんな、歌えばいいし、描けばいい。
さて、この「シングル・マン」、発売され一年もたたずに廃盤になり、名盤、名曲集として再発されたのだった。秋になると聴きたくなるというのは、捨て曲が一曲もないこのアルバムに「甲州街道はもう秋なのさ」も入っているからだけなのだろうか。
忌野清志郎はどこででも歌った。コンサート・ホールで、ライブ・ハウスで、アパートで、スタジオで、街頭ですら歌った、そんな人だっただろうと思い浮かべ、ぼくは、歌とギターの練習をし、昨日あったことを思い出し、言葉が音にに乗って、どこからともなくやってくる予感を感じたりして、今度はどこに歌いに行こうと思い、少し遠足の前の子どものころに戻ってゆく。今度、どこかで歌っている時は、そこに、かの人は肉体を持たなくなったからこそ、尊敬する大先輩のイマーワノキヨシロウが聴きに来ている、その姿の微笑が心に浮かんだりする。
Respect Kiyoshirou Imawano!
ぼくはまだ夢を忘れていません。


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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