えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

マービン・ゲイはこのアルバム"what's going on"を1971年に残して、20世紀の最も偉大な音楽家の一人に数えられるのではないか? もしも、Sam Cookeが生きていたら、垂涎を飲んだだろう。天国の向こうでサムは、マービンを祝福したに違いない。社会を歌い、愛を歌い、天にまします神を完璧な美しさで歌ったのだから。今、聴いても古くなくて、詞など、今の時代でも深く訴える。というか今のことみたい。世界は変わっているようで変わらず、美しいものは、永遠の輝きなのだと思う。マービンの歌のように。
いくつか詞の訳でも・・・
What's Going On
お母さん、母さん
なんてたくさんの涙を流したのだろう
お兄さん、お兄さん
なんてたくさんの死に会わなくていけないのだろう
わかるだろう、今ここで、愛を取り戻す道を見つけなきゃ
お父さん、お父さん
もうそんなに激しくなりたくないんです
わかるでしょう、戦争は答えにならない
愛だけが憎しみに打ち克つんです
今ここで、愛を取り戻す道を見つけなきゃ
ピケラインを引き、プラカードをあげよう
これ以上、暴力で打ちのめさないで
話してください、どうなっているのか
何がおこっているのか
こんなひどい時
お父さん、お父さん
みんなは、ぼくたちのことを間違っていると言いますよね
髪が長いとかの理由で判断できますか
今ここで、愛を取り戻す道を見つけなきゃ
ピケラインを引き、プラカードをあげよう
これ以上、暴力で打ちのめさないで
話してください、
どうなっているのか
何がおこっているのか
-
What's Happning Brother
ねえ、きみ、いいこと聞いた?
戻ってきたよ
戦争は地獄で、いつ終わるんだろう?
人々みんなはいつ仲良くなれるんだろう
新聞は状況は良くなっていると言うけど本当かい?
そんな新聞の話以外に何かおこってない?
仕事なんて、まったく見つからないっていうじゃないか
文無しになってきつくないかい?
わからないけど
この国はどうなっているんだい?
どうしたんだい? ブラザー
なにかあったのかい?
昔みたく踊りに行ってごきげんになろうよ
町の野球チームは勝っているかい? 優勝できるかなぁ?
話してよ、何かあったの?
話してよ、何かあったの?
ちょっと時代遅れかもしれないぼくに
-
Mercy Mercy Me (The Ecology)
なんてことだろう
いろんなことが昔通りじゃないんだ
青い空がどこかに行ってしまい
そこに北から、南から、西から、風にのって毒が吹いてくる
なんてことだろう
いろんなことが昔通りじゃないんだ
廃油が海を汚し、魚は水銀にまみれている
なんてことだろう
いろんなことが昔通りじゃないんだ
放射線や熱が地下や空をおおい
今までいっしょに生きてきた動物たち、鳥たちが死んでいく
なんてことだろう
いろんなことが昔通りじゃないんだ
人口は溢れかえり
女はどこまで男からの虐待に耐えればいいだろう?
愛おしい神よ
YouTubeから特別のおまけです。
Marvin Gaye "What's Going On / What's Happening Brother"
http://jp.youtube.com/watch?v=Y9KC7uhMY9s
マービンの隣でJames Jamersonがベースを弾いている。かっこいい。すごいフレーズ、連発。重く低い音。ピアノを弾いて歌って、マービンもスタイリッシュでかっこいい。客席の女の子、涙目! まいりやした。
では、おやすみなさい。


1970年代のSouthen Deep Soulの素晴らしい一枚です。泣きわめくように歌っているのです。やっぱ8曲目の"Precious Precious"が好きです。O. V. Wrightとタメをなす名唱。詞がいいです。全編意訳でご披露。
「大切さ、大切さ、大切さ、大切さ
ぼくの大切なきみなのさ
愛してくれなくいなら、生きのびるよ
必要とされなくても、なんとかする
ぼくを欲しくなくても、大丈夫
もうけんかなんかしたくないだろう
いつでもきみを愛していることで満足さ
無視されても、待ち続けて
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ
ぼくの外にだって内側にたってきみはいる
それがいつもチクチク刺すのさ
いろんなやつといっしょに街にいたね
どうでもいいゲームをしていた
どうでもいいゲームさ
分かれる道に愛を見た
いいことも悪いことできみは受け入れた
苦いことも甘いことで受け入れたね
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ
人はきみについて言っている
いいことは何もないよって
本当は誰も知らないだけさ
いいことも悪いこともきみなのさ
狙いをさだめて
射止めようよ
チャンスがあるからものにしよう
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ」
こんなのを泣きわめきながら歌われたら来ますな。
-------
ではYouTubeからの付録です。
1983.11.5 国立一橋大学にて その一
http://jp.youtube.com/watch?v=MFUv9wy3i0c
1983.11.5 国立一橋大学にて その二
http://jp.youtube.com/watch?v=y4I4xA4di2w
Christian Tabernable - Pastor Maceo Woods, Otis Clay
http://jp.youtube.com/watch?v=X8Rx0Z9W2pY
Trying To Live My Life Without You - Otis Clay 1972
http://jp.youtube.com/watch?v=3hQ37rocXf8


1. Into Something
メンフィスの弱小レーベル"Backbeat"からAl Green要するHiに移籍後のファーストアルバムなのだ。自信たっぷり。1曲目からラストまでDeep Soulの歴史をたどりかのような曲の数々。O. V.が歌うとこうなると見せつけているのだろうか? そして、バックのリズム陣は最強です。鈍重でしかもノリのあるタメがあって凄いです。3曲目の"Precious Precious"の訳なぞを披露。これは名曲だなぁ。
「愛してくれなくても生きのびるよ
必要でないいなら、なんとか合わせるよ
おまえがおれを欲しくなくても、大丈夫
そうしたくないなら、けんかなんかしない
おまえをを愛していることで満たされる
無視されたなら待ちつづける
おまえが大切さ」
2, The Bottom Line
ジャケット写真を見よ。いきなり痩せてしまった。けど、渋くてかっこいい。数年後の悲劇を予告しているかのようだ。声に前作の"Into Somethoing"のころの艶や強さがない。8曲目の"A Little More Time"は死を予感しつつ、もう少し時間が欲しいとつぶやくこの声は晩年のBillie Holidayのように生気が足りなく、痛々しい。このアルバムの中ではお気にいりは"That's The Way About Feel About Cha"です。こんな詞です。
「なにかがきみのドアをノックしたのなら
こたえは愛なんだ
ノックなんて
世界は十分ではないけれど
きみは傷ついたけど
誰でもよくあること
ぼくだってそうさ
きみがもとめているのは
これまでの生活を変えるってこと
本に書けるぐらい話してあげられるよ
無理解や失望に傷ついたことなら
ためいきまじりに愛を受けとめないで
もっとよく見て
深く見て
ぼくが感じている素敵な何か」
3. We're Still Together
ジャケット写真からO. V.がいなくなってしまった。この当時、とてもすさんだ生活をしていたという話もある。けれど、このジャケット、以外に好きです。ディスコの軽めのビートの曲もO. V.が歌うとディープ。(天からの使いが天に戻る時、まず声にそれが表れるという)天人五衰のような枯れた声の1960年代に戻ったかのような"Mirror Of My Soul"が気になります。これはもの狂いのプラトニックラブの歌なのかしら? シュールな詞なんだが、出だしはこんな詞です。
「きみはぼくの魂の鏡
見れば見るほど美しい
こんな愛の物語は聞いたこともない
愛を分からせてくれた」
この物語の続きを読みたい人はO. V. Wrightを聞きましょう。(Hiにたがわず、Backbeatレーベルも名盤揃いです。)
とりつかれたように愛を歌い、病となり、このアルバムをラストとして残し、(多分、薬の過剰摂取の原因の)心臓麻痺で逝ってしまった。
The Southern Deepest Soul Singer O. V. Wright!!
メンフィスの弱小レーベル"Backbeat"からAl Green要するHiに移籍後のファーストアルバムなのだ。自信たっぷり。1曲目からラストまでDeep Soulの歴史をたどりかのような曲の数々。O. V.が歌うとこうなると見せつけているのだろうか? そして、バックのリズム陣は最強です。鈍重でしかもノリのあるタメがあって凄いです。3曲目の"Precious Precious"の訳なぞを披露。これは名曲だなぁ。
「愛してくれなくても生きのびるよ
必要でないいなら、なんとか合わせるよ
おまえがおれを欲しくなくても、大丈夫
そうしたくないなら、けんかなんかしない
おまえをを愛していることで満たされる
無視されたなら待ちつづける
おまえが大切さ」
2, The Bottom Line
ジャケット写真を見よ。いきなり痩せてしまった。けど、渋くてかっこいい。数年後の悲劇を予告しているかのようだ。声に前作の"Into Somethoing"のころの艶や強さがない。8曲目の"A Little More Time"は死を予感しつつ、もう少し時間が欲しいとつぶやくこの声は晩年のBillie Holidayのように生気が足りなく、痛々しい。このアルバムの中ではお気にいりは"That's The Way About Feel About Cha"です。こんな詞です。
「なにかがきみのドアをノックしたのなら
こたえは愛なんだ
ノックなんて
世界は十分ではないけれど
きみは傷ついたけど
誰でもよくあること
ぼくだってそうさ
きみがもとめているのは
これまでの生活を変えるってこと
本に書けるぐらい話してあげられるよ
無理解や失望に傷ついたことなら
ためいきまじりに愛を受けとめないで
もっとよく見て
深く見て
ぼくが感じている素敵な何か」
3. We're Still Together
ジャケット写真からO. V.がいなくなってしまった。この当時、とてもすさんだ生活をしていたという話もある。けれど、このジャケット、以外に好きです。ディスコの軽めのビートの曲もO. V.が歌うとディープ。(天からの使いが天に戻る時、まず声にそれが表れるという)天人五衰のような枯れた声の1960年代に戻ったかのような"Mirror Of My Soul"が気になります。これはもの狂いのプラトニックラブの歌なのかしら? シュールな詞なんだが、出だしはこんな詞です。
「きみはぼくの魂の鏡
見れば見るほど美しい
こんな愛の物語は聞いたこともない
愛を分からせてくれた」
この物語の続きを読みたい人はO. V. Wrightを聞きましょう。(Hiにたがわず、Backbeatレーベルも名盤揃いです。)
とりつかれたように愛を歌い、病となり、このアルバムをラストとして残し、(多分、薬の過剰摂取の原因の)心臓麻痺で逝ってしまった。
The Southern Deepest Soul Singer O. V. Wright!!


最近、ジョニーアダムスの"Reconsinder Me"を歌のレッスンで練習しています。この曲が吹き込まれたのがナッシュビルで、ナッシュビルというとカントリーミュージックのホームと言われているところだけど、1960年代から1970年代に"SSS International"というソウルミュージックのインディーレーベルがあったんだ。ニューオーリンズからナッシュビルまで出向き録音した楽曲を集めたのがこの"herat & soul"というアルバム。公民権運動からブラックパンサーまでをひた走ってきたこの時代の熱さと希望やら愛がタフさとともに、このアルバムには音として真空パックされている。
ぼくの練習する名曲の"Recosinder Me"だけど、こんなシンプルな歌詞で美しい。「愛」や「好き」ということに難しさはいらないのかも。訳してみました。
「こんにちは ぼくだよ
ぼくがわるかったよ
こんなふうにあらわれるなんて 驚いているかも
きみのドアのところで
翼のもげたヒバリのように歌っている
もどってきて きみにもう一度考えてとお願いしている
ぼくを考えなおしておくれ
きみの愛なしにはやっていけないって分かっているだろう
いつまでもきみを愛させてほしいんだ
ぼくを考えなおしておくれ
いい生活ってみんなが言う真実を学んだと思う
それは短すぎて夜通し灯していられないロウソクのようだって
いま、ぼくの心に夕やみがあって
きみに頼みたいんだ
きみにぼくの道を照らしてほしい きみにもう一度考えてとお願いしている
ぼくを考えなおしておくれ
きみの愛なしにはやっていけないって分かっているだろう
いつまでもきみを愛させてほしいんだ
ぼくを考えなおしておくれ」
最近、ぼくの歌詞で古いのが発見された。題して"One Love, One Heart"。
「こんなにたくさん 涙が あふれでるから
ぼくの汚れた 顔を ぬぐっておくれ
たった一つの 心だけど
いいかたは いろいろあるのさ
One love, one heart
One love, love, love, love, love
山を越えて 来ておくれ
川を渡って 来ておくれ
きみがドアを たたいてくれたら
ほんとにたくさん涙があふれでる
たったひとつの 心だけど
涙が 止まらなくなるのさ
One love, one heart
One love, love, love, love, love
One love, one heart
One love, love, love, love, love」
昔の自分は簡単ないい詞を書くなぁ。ぼくは変わってしまったのか? いいや、心は変わっておりません。というか、変われない。いいことなのかな? 反面、みなさん、ご迷惑をおかけしています。すみません。歌はジョニーにほんの少しでも近づきたいけど、これはこれは長い長い道のりだよ。
1960年代のアメリカ南部の所謂サザンソウルとジャマイカのロックステディはぼくにとって最高の音楽です。シンプルだし、愛に溢れているし、深いし・・・。思い出したよ。これからはMr. Happy Go Luckyになります。




音楽しかあまり好きなもの、趣味のないぼくは、暑い夏の夜の眠れなさを、音楽を聴いて過ごすのです。どんな音楽をかけているのでしょう? 最近、このふたつがお気に入り。
LUA E SOL / 首里フジコ
素敵なジャケットでしょ? 沖縄のこのシンガー、やさしい声だなぁ。ブラジルが琉球と出会ったようなトラディショナルナンバー「べーべー」や「月ぬかいしゃ」、オリジナルの「私はサカナ」は深い熱帯の海をゆっくり泳ぎ、中村八大・永六輔コンビの「私の好きなもの」、ラストは麻布あたりにあるジャズ喫茶を深く潜る。泳ぐことって、なんか自由で癒してくれるけど、ゆっくりとこのシンガーは泳いでいる。ああ、きみに、もっとゆっくり泳いだらっていってみようかな? きみは泳げるんだから。そしたら、知らないすてきなものを見れるかも。フジコの歌みたく。
Chora Cartola
ブラジルにカルトーラっていうサンバ・カンソンのシンガーであり、作詞作曲家がいたんだけど、その人の楽曲をショーロというブラジル独自のインストュルメンタル形式で演奏したアルバム。カルトーラは伝説のミュージシャンで、六十歳を越えてアルバムデビューして、数枚のレコードを吹き込んで逝ってしまった。今年で生誕百周年だという。ゆったりとシンコペイトしるサンバの複雑なリズムにのった今まで余り気づかなかったカルトーラのメロディーの美しさにため息が出ます。
素敵な音を聴いていられるなら、今夜は、眠れなくてもいいです。明日の夜も。けれど、いつか眠らしておくれ。




カレンダー


カテゴリー


最新コメント
[05/19 Pg Soft]
[05/04 ペコ]
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]


最新記事
(07/14)
(07/14)
(07/11)
(07/11)
(07/11)
(07/07)
(07/07)


プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


ブログ内検索


最新トラックバック
