えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
スティープン・スピルバーグ監督の「ペンタゴン・ペーパー 最高機密文章」を観ました。
二人の実力派俳優、トム・ハンクス、かっこいい、メリル・ストリープ、素敵。そして、20世紀の全てを映画にしたいとインタビューで答えていたスピルバーグ監督の手腕も冴えわたっています。何度も感動している自分がいました。
この映画は、今の日本へのアメリカからの、こんなことが昔、アメリカにもあったんだよという贈り物かもしれないとも思った。アメリカはニクソンのアメリカではない、アメリカの人たちのアメリカだというトム・ハンクスのセリフもあったのだ。
それから、昔、仕事で、中国地方の新聞社に1ヶ月ほど出張したことがあったのを思い出した。社内の雰囲気はこの映画のように、そのままのガヤガヤだったな。フロアーのあちこちでテレビは付けっぱなしで、目ぼしいニュースがあると人が寄ってくる。真夜中にニュースが入りそうな時は、印刷にストップをかけてレイアウトに空白があったりするのを見たっけ。
かんばれ、新聞、巨悪に立ち向かえ!
映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』公式サイト
清水一利さんの著した『「東北のハワイ」は、なぜV字回復したのか スパリゾートハワイアンズの奇蹟』がおもしろくて、一気に読んだ。スパリゾートの50年間にわたると波乱と逆境とそれに負けない栄光の歴史を外からビジネスの視点、働くものの視点、経営する側の視点などから新書判で駆け足で綴った本です。
昔、『フラガール』というスパリゾートハワイアンズの前身である常磐ハワイアンセンター発足の物語の日本映画を見て、ぼくにとってスパリゾートハワイアンズは、まだ足を運んだことのない気になる観光の地となりました。『フラガール』は大ヒットして、その年の日本の賞を総なめしたのだけど、常磐ハワイアンセンターの初代フラガールズを演じた蒼井優がすごくよかったな。
さて、本の『スパリゾートハワイアンズの奇蹟』に戻り、昔は企業は株主のためにあるとかなどともいわれ、今でも経営者のためにあるなどと考える代表取締役社長もいることだろうけれど、ぼくは企業というのは、そこで働く人たちとその企業のまわりで生活する人たちのためにまずあるべきものだと思うよ。そいいう意味で、衰退する炭鉱業から常磐ハワイアンセンターを起こした中村豊という人は偉大で、ぼくはレスペクトしてしまう。
そういうえば、明治に内村鑑三という人がいて、『代表的日本人』という名著があって、明治の初め以前の五人の日本人が偉人として取り上げられていて、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮について書かれていた。ぼくは中村豊さんは明治以降の代表的日本人の中の一人に確実に入るのでないだろうかと思ったしだい。
そして、今までつづく「一山一家」いわれる企業風土とその後の物語に目を見開かされたのです。いろんな人たち、特にこれから起業しようとする人などに、先に紹介した『フラガール』とともにぜひ読んで欲しい本『「東北のハワイ」は、なぜV字回復したのか スパリゾートハワイアンズの奇蹟』であります。
昔、『フラガール』というスパリゾートハワイアンズの前身である常磐ハワイアンセンター発足の物語の日本映画を見て、ぼくにとってスパリゾートハワイアンズは、まだ足を運んだことのない気になる観光の地となりました。『フラガール』は大ヒットして、その年の日本の賞を総なめしたのだけど、常磐ハワイアンセンターの初代フラガールズを演じた蒼井優がすごくよかったな。
さて、本の『スパリゾートハワイアンズの奇蹟』に戻り、昔は企業は株主のためにあるとかなどともいわれ、今でも経営者のためにあるなどと考える代表取締役社長もいることだろうけれど、ぼくは企業というのは、そこで働く人たちとその企業のまわりで生活する人たちのためにまずあるべきものだと思うよ。そいいう意味で、衰退する炭鉱業から常磐ハワイアンセンターを起こした中村豊という人は偉大で、ぼくはレスペクトしてしまう。
そういうえば、明治に内村鑑三という人がいて、『代表的日本人』という名著があって、明治の初め以前の五人の日本人が偉人として取り上げられていて、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮について書かれていた。ぼくは中村豊さんは明治以降の代表的日本人の中の一人に確実に入るのでないだろうかと思ったしだい。
そして、今までつづく「一山一家」いわれる企業風土とその後の物語に目を見開かされたのです。いろんな人たち、特にこれから起業しようとする人などに、先に紹介した『フラガール』とともにぜひ読んで欲しい本『「東北のハワイ」は、なぜV字回復したのか スパリゾートハワイアンズの奇蹟』であります。
ぼくは、フォークシンガーの時代から時も過ぎ、パンクに急接近した「東京ワッショイ」のころにエンケンさんに目覚めたような世代で、東京12チャンエルの番組で「東京ワッショイ」を見て、びっくりしたものだけど、あまた多い遠藤賢司さんのアルバムで、21世紀になって発売されたこの「君にふにゃふにゃ」が一番好きかもしれない。
ピュアなラブ・ソングばかりのアルバムは、今の季節にぴったりの草が芽吹き、いろんな花の咲き始めた春の色とその香りがします。そして、荒井良二さんおジャケットの絵も最高なのです。
一部の曲で細野晴臣さん、林立夫さん、鈴木茂さんの日本のロックのパイオニアたちも再会して、参加しているのもうれしい。
名盤です。
エンケンさん、いまごろ、天国から地に向けて、春だよって口笛を吹いている。
壇一雄の短編集「花筐」を読んだ。
この前、見た大林宜彦監督の映画「花筐」がとてもよくて、原作本を読んでみたのです。
三島由紀夫は「花筐」を読んで、小説家になろうと決心したという。語彙力の豊富さは三島を越えているのでないかとも思ってしまう。しかも、この悲劇の明るさは何だろう? 戦中と戦後の小説が六篇、どれも文体が違って、その言葉の力になるほどとうなってしまう。
「花筐」は五十ページ足らずの短い小説を3時間にも及ぶ映画にした大林監督にもぼくは驚いてしまう。しかもこの短編集のあとがきは文学愛に満ちた大林監督の思いのたけの文章がつづられてもいる。
太宰治や坂口安吾と同世代ながら、太宰や安吾と違い、戦争に行って戻り、生き延びた無頼派は、人を愛し、人を傷つけ、罪を作り、後悔し、それでも書き続けた、その戦後の生涯を思うと、なんとも言えないなぁ。「花筐」の他にも、この短編集に入っている「ペンギン記」は、夏目漱石の「文鳥」に並ぶ、命のかけがえのなさを思わせてくれる傑作だと思った。
この前、見た大林宜彦監督の映画「花筐」がとてもよくて、原作本を読んでみたのです。
三島由紀夫は「花筐」を読んで、小説家になろうと決心したという。語彙力の豊富さは三島を越えているのでないかとも思ってしまう。しかも、この悲劇の明るさは何だろう? 戦中と戦後の小説が六篇、どれも文体が違って、その言葉の力になるほどとうなってしまう。
「花筐」は五十ページ足らずの短い小説を3時間にも及ぶ映画にした大林監督にもぼくは驚いてしまう。しかもこの短編集のあとがきは文学愛に満ちた大林監督の思いのたけの文章がつづられてもいる。
太宰治や坂口安吾と同世代ながら、太宰や安吾と違い、戦争に行って戻り、生き延びた無頼派は、人を愛し、人を傷つけ、罪を作り、後悔し、それでも書き続けた、その戦後の生涯を思うと、なんとも言えないなぁ。「花筐」の他にも、この短編集に入っている「ペンギン記」は、夏目漱石の「文鳥」に並ぶ、命のかけがえのなさを思わせてくれる傑作だと思った。
芹が谷公園にカップ酒を持って出かけベンチにすわり、ほろ酔いで桜の花見をして、その後に、公園内にある町田市国際版画美術館に足をのばし、「浜田知明 100年のまなざし」展を見ました。
この百歳になる現役の芸術家の出発点は浜田さん自身が語っているように、第二次世界大戦での兵士としての戦争体験で、一世紀にも届こうかという創作は、振り子のように戦争体験へと、戻ってきつつも、知られない安息を探しているようでもあるのだ。長くなるけれど、どうしても浜田知明さん自身の言葉を引用したい。
「軍隊の非道さ、愚劣さは、何度叫んでも叫び足りない。戦争は殺し合いではあるが、残虐すぎる。戦闘員ではない女性や老人、子供に対する暴行、虐殺も付随して起こる。それを平気でやっているのが社会では悪いことなどできない、ごく普通の人間なのだ。戦争は人間の心理を異常にする。そんな集団の一員であることが悲しかった。それも、意志に反して、そこに入れられたのだ。軍隊内部の生活もひどい。毎日、殴られた。兵器の手入れが悪い。掃除や整理整頓が悪い。飯の食い方が遅い。軍人勅諭の記憶が悪い。声が小さい。班長や古参兵の身の回りの世話が行き届かない。たるんどる…理屈は何とでもつけられる。初年兵のときなぐられた分を、二年兵になって返すやらしさ。陰湿な姑根性、嫁いびりだ。肉体的な苦痛は耐えられないことはない。もっとつらいのは、むしろ精神的なもので、人間性を抹殺され、プライドを傷つけられることである」
毎日、自殺の衝動にかられ、「戦争の残酷さや悲惨さを、軍隊の野蛮さや愚劣さを描きたい」と死を思いとどまり、幹部候補生を断り一兵卒を貫き、終戦を迎える。だから、ブーメランのようにその版画は戦争のもどってしまう。
今の世の中を見渡し、美術展も時代と共にあると思う。浜田さん、もっともっと生きて、作品を作り、世界に発信してください。
4月8日まで開催中です。
浜田知明 100年のまなざし | 展覧会 | 町田市立国際版画美術館
レンタルDVDでセオドア・メルフィ監督の「ドリーム」を見た。物語の時は1960年代の初め、ケネディーの時代、舞台はNASA、主人公は三人の黒人女性、アフリカン・アメリカン。
見た後に、とても気持ちのいい爽やかな気持ちになって、三人の彼女たちから諦めない努力と勇気をもらったような気がする。
その三人の上司役のケビン・コスナーがやっぱかっこいい。おいおい、レディ・ファーストだぜ、もっていくなよ、ってのは冗談です。
この映画の現代は"Hidden Figures"で直訳すると「隠された人たち」ってことかな。けれど、"Hidden Figures"は"Hidden Gems"、「隠された宝石」だったのだ。
認められなくても、毎日、大切な何かのために戦っている人たちに、ぼくはファイトの声援を送ろう。
映画『ドリーム』オフィシャルサイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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