えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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昔、渋谷のNHKホールかどこかだったと思うが、ルー・リードか、もしかして再結成したベルベッド・アンダーグラウンドだかのコンサートを見に行ったのだけど、その開演前と、演奏が終わり、アンコールも終わった後に、ずっとオーティス・レディングが流れていたのを、その死の知らせを聞いて、思い出した。ルー・リードはさまざまな反逆する歌を作ったのだけど、ジャック・ケラワックが「路上」で書いた白人のものはすべて退屈だ、という言葉を思い出させる"I Wanna Be Black"をひさしぶりに聞いて、いつの間にかその白人のブルーズにおれもユニゾンで唱和していた。意訳します。Requiescat in Pace, Lou Reed.

黒人になりたい、ごきげんなリズムをきざむ
二十連発をきめて
ユダヤ人をぶっつぶす

おれは黒人になりたい、ブラック・パンサー党のメンバーだ
サマンサというガール・フレンドもいるぜ
あばずれのあの娘とずっといい仲なのよ
そんな黒人になりたい

おれはもううんざりなんだ
中流の大学生ってやつには
淫売みたいなあの娘とずっといい仲になりたいのよ
黒人になりたい
黒人になりたいのよ
そう、黒人になりたいんだ

おれは黒人になりたい、キング牧師のような
それで、ある春の日に撃たれてしまう
すべての世代を率いてもして
ユダヤ人をぶちのめす

おれは黒人になりたい、マルカムXになりたい
弾丸みたくいくつも言葉を投げて
ケネディーの墓を越えて
でかいナイフを手に入れる

おれはもううんざりなんだ
中流の大学生ってやつには
ただ、売春婦みたいなあの娘とずっといい仲になりたいのよ

そうさ、おれは黒人になりたい
おれは黒人になりたい
おれは黒人になりたい
おれは黒人になりたい
おれは黒人になりたい
だいじょうぶ、だいじょうぶ、おれは黒人になるぜ
だいじょうぶ、だいじょうぶ、おれは黒人になるぜ
だいじょうぶ、だいじょうぶ、おれは黒人になるぜ
それでいいのさ、それでうまくいくさ

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相模女子大グリーンホールに「キューバ情熱音楽」と題されたコンサートを見に行った。

出演はセサル・ロペス&ハバナ・アンサンブルの面々で、4人のダンサー、2人の歌手も含めて、15名。キューバの音楽の歴史を綴るレビューといった内容で、バックのスクリーンも用意され、演奏されているその曲の簡単な背景やら、歌詞やらが短く映し出される。キューバ発のいろんなリズムが披露され、最後は"Conga Para El Japan"(日本で捧げるコンガ)で大円団となりました。

こういうラテンの音楽を生で聴くのって初めてだったのだけれど、その本場もののラテンのリズムって、やはりすごくて、リズムのポリフォニーのジャングルにいるようだ。それから、ダンサーや歌手はもちろんそうなのだけど、ミュージシャンたちがリズムにのって踏むステップが、なんとも粋でかっこいい。

舞台にはいろんな肌の色、眼の色、髪の毛の色のいろんな人が並び、その中で、茶色い肌のフェーメール・シンガー、アナ・イリスには花があって、かわいかったです。

今日は相模原はとっても暑かったのですが、このカリブの島の人たちが夏を運んできてくれたのかと納得しました。

http://www.min-on.or.jp/special/2013/cuba/index.html
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2013年08月24日(土)
■小田急相模原エルトピート START 19:00- 弾き語り
スタート19:00
チャージ500円

佐々木ショーイチ
えいちゃん(<=わし)
スギムラリョウイチ
(敬称略)

エルトピートのホームページ
http://www.el-topito.com/


~~~

2013年08月25日(日)
■小田急相模原 スクールオブロック OPEN 19:00- カルテット・バンド
出演:
Yeah Chang And Cats And Dogs All Stars
(えーちゃん:歌とアコースティック・ギター(<=わし)
 だーにし えいすけ:エレクトリック・ギター
 すわ まこと:コントラ・ベース
 ふじわら さとる:ドラムス)
七條春道
(敬称略)

スクールオブロックのブログ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine
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日倉士歳朗さんの弟子になって、今、聴いているのは日倉士さんの最新アルバム"Steel Made With Respect For the Sacred Steel Masters"。荒々しく繊細でソウルフルだなどとぼくが言うのもおこがましく素晴らしい。我が家のCDターンテーブルにヘヴィー・ローテーションしています。

ゴスペルやブルーズを日倉士さんは日本語や英語で歌っているのだけど、その無骨な歌からぼくが思うのは、Blind Willie Johnsonの東の島国に根を生やした正嫡、などと言うのも、やっぱりおこがましく、このファンキーな音楽をみんなに紹介したいだけなのです。万歳! Steel Master Toshirow Higurashi!

さて今夜もギターをオープンDチューニングにして、瓶の口を指にはめるぞ。ギュイ~ン・・・




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夏です。暑いですね。インドネシアのムード歌謡、クロンチョンの女王、ネティのアルバム"Netty Kroncong Tempo Doeloe"をクーラーを切って、微風を部屋に入れて、扇風機を回し、蚊取線香を焚いて、毎日、聴いています。
インドネシアって音楽大国なのですね。三百の民族がひしめく二億三千万人以上の人口をようする南東アジアの島々の国の不思議なゆったりとした音楽からただよいくる熱帯の媚薬に、ああ、すべてが癒されそうです。








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石牟礼道子さんの「椿の海の記」を読了した。水俣病発症以前の村であったころの水俣の五歳の女児の語る物語は、言葉を書き残すことのない人たちの物語で、昭和五年のころの在りし日の日本の胸苦しくなるような風景でもあった。

写真家の藤原新也さんが石牟礼道子こそ三人目の日本人のノーベル文学賞にふさわしいと言ったことに同意します。なんと言ったらいいのだろう、「枯木灘」や「千年の愉楽」を書いていたころの中上健次の小説を数倍濃度を高め、しかも、なんという美しい文なのだろう。そして、そこには確かで無辺な愛がある。それに対峙し屹立するのは、公害を垂れ流しつづける企業なのだが、この物語は、それについては萌芽にとどまり、まだ書かれない。

石牟礼道子さんこそが戦後の日本のまさにその時代が生み、時代を越える普遍性を持った、最も偉大な小説家ではあるまいか。










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中古楽器屋さんでステラのギターを見つけ、それほど、値が高くなかったので買ってしまって、弾いています。戦前の伝説のカントリー・ブルーズ・マン、ブラインド・レモン・ジェファーソンやブラインド・ウィリー・ジョンソン、ブラインド・ブレイクが使っていたモデル、ブランドだそうです。その中でも、最もぼくが興味をもっていたパーラー・ギターと呼ばれるネックの長さが四分の三のギターが楽器屋さんに置かれてあって、値段も手頃なので、つい買ってしまった。買って家に持って帰って弾いて遊んでいるのです。

このギター、1930年代や1940年代にアメリカの南部で、何と今の値段にすると二千円とか三千円で雑貨屋さんとかで売られていたものらしい、という知恵をぼくにさずけてくれたのは友だちのカナダに一年間のワークング・ホリデイに行っていたある人なのだが、彼にステラとかハーモニーというブランドで安いギターがあれば、買ってみるべきですよ、と言われていたのだった。ありがとうシュンゴくん。そのありがたいアドバイスにぼくは従ったのでした。楽器屋さん買う時、店員さんにここに傷があってリペアの後があるなどと言われたが、ぼくはほとんど気にしない。骨董品を飾って見るのではなく、ぼくはギターを弾いて楽しむんですよ。そう、その弾いた時の感想です。

ショート・ネックだからか、ちょっとだけ太めのネックは左手によくなじんで、ぼくの手には引きやすいです。音は、驚くべき、かわききったブルーな音が出ます。低音や高音の倍音は強くなく、中音に音があつまっていて、それがいかにもカントリー・ブルーズの風情で、音に綿花畑の綿花摘みの労働の憂鬱、ブルーズがこもっているように感じます。そして、小ぶりな胴体なのに音はでかいです。ボデーでかなり共鳴していて、鉄のコーンがつけられたリゾネーター・ギターみたいな響きも感ぜられます。しかも、ホールから出てくる音に、確かな残響、エコーとかリバーブが聞こえます。しいて言えば、古い真空管のラジオの音とでも言いましょうか。ああ、一般的な意味であまりいい音とはいえないようにも思えますが、これは'Stella'というもう一つのギターなんだ、と得心しました。ぼくはまだ上っつらだけど、ブルーズ・ギター、奥が深くて、限りなしです。

こんど、これを持って、どっかに歌いに遊びにいくね。チャオ・・・
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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