えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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横浜ジャグ・バンド・フェスティバルに遊びに行ってきました。日本国中のいろんなジャグ・バンドが集まる一年に一回のお祭りなのです。

いろんなバンドがあって、みんな個性的でおもしろくて楽しい。ジャグとは蛇口とか瓶の口の意味だけど、もう一つの隠れた意味は自由ということではないかと、入れ替わり立ち替わりの演奏を見て、信じてしまう。そして、今年のスペシャル・ゲストは1960年代にジャグ・バンド・リバイバルの火付け役となった伝説のジム・クウェスキン・ジャグ・バンドの再結成。すしづめのようになった満員の横浜の老舗ライブ・ハウス、サムズ・アップで二曲つづけて聴かせてくれたブルース、「モーニング・ブルース」と「ワイルド・アバウト・マイ・ラビンク」にぼくの目頭は熱くなったのです。
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町田のウェスト・ボックスのセッションでご何度も一緒したことのある友だち、なかだしゅんごくんがPo' Shungoと名前も変えて、カナダから帰って来て、ちらほら歌い始めているという噂を聴いて、相模大野のクラスに行ってみた。なんでも、カナダでブルースに目覚めて、ブルースのそれもデルタスタイルのブルーズを歌っているという。古きKEYのギターを恋人だといい、大切そうにブルースを歌いギターを奏でていた。なかなかいいです。それと、ブルース友だちが一人ふえて、わしゃ、うれしい。毎月、第三木曜日に出演する、という。来月はハーモニカで飛び入りしても、迷惑ではないかな、などと妄想してしまった。Elmore Jamesを聴きながらこれを書いています。
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やっぱ、ごきげんな好みの新しいバンドを見つけるとうれしい。Alabama Shakesの"Boys & Girls"ってアルバムを聴いています。古いサザン・ソウルやノーザン・ソウル・マナーのガレージ・サウンドはちょっとだけパンクの香りすらただよいます。アラバマ州っていうと、スタックスのテネシー州のメンフィスのスタックスと並んで、そのいなか町、マスクル・ショールズにはフェームのレコーディング・スタジオがあって、いくつもの伝説的な名演を生んだところ。バンド名にアラバマと付いていて、このアルバムはテネシー州のナッシュビル録音でカトリーももちろん盛んだけど、ここも確かにソウル・ミュージックの一つの聖地でもあるのだろう。伝統ってやつを感じてはいけませんか? ていうか、南部臭いアメリカの音楽って大好きです。バンドの4人がそれぞれの楽器で、みんな、歌をうたっています。ソウル万歳! ロック万歳!

http://hangout.altsounds.com/reviews/147796-review-alabama-shakes-boys-girls-album.html









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この前、初めてオペラというものを見て、それがモーツアルトだったので、モーツアルトってどんな人だったのだろうと思い、ミロス・フォアマン監督の「アマデウス」を見た。

三十五歳でその生涯をふいにたたれたモーツアルトから二十七歳で逝ってしまったブルーズ・マン、ロバート・ジョンソンを思い受かべてしまったのは、映画で描かれた破格の彼の自由と反逆の精神によるのかもしれない。映画で描かれていたアントニオ・サリエリとの確執って本当なのかな。非常な貧困の中で死んでいったらしいのだが、その最後のオペラが王や貴族のために書かれたオペラではなく、庶民向けの劇場で演じられた「魔笛」であるという。あっ、今、アマデウスくんの高笑いが聞こえてきた気がした。
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東京都写真美術館で「北井一夫 いつか見た風景」展を見た。懐かしい既視感のようなもので胸がじんじんと騒ぎ、目がうるうるしてしまいました。写真って、その基本は好きなものを撮るってことなのかなあ、と思った。北井一夫さんの写真って、どこにでも旅している感じとカメラを向ける北井一夫さんの心の目線がとても低くからなのが、ぼくにとってとてもいい感じなのです。アメリカにロバート・フランクという写真家がいましたね、日本に小津安二郎という映画監督がいましたね、そんな人たちのことを思い出した。

すべては過ぎ去ってしまえ、過ぎ去ってしまえ、と思うことがあるのは、どうしてなんだろう。けれど、北井一夫さんの写真みたいな何かは残るでしょう。稚拙なものかもしれないけれど、きっと、ぼくでも好きなものなら、素敵な写真が撮れるはずさ。カメラが欲しくなってしまった。


http://syabi.com/contents/exhibition/index-1714.html
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最近、毎晩、聴いてしまうCDがあって、それはThe Cheiftainsの最新アルバム"Voice Of Ages"。特に4曲目の"Down In The Willow Garden"に惹かれます。深く死者を悼む気持ちと人を許す気持ちと許されないともわかっている懺悔と悔恨がないまぜとなって、重い金槌で打たれたような感動に海の底の静けさまで沈みこむようだ。ぼくはこの歌を何かが宗教的だと思います。チャーリー・モンローというアパラチアのカントリー・ミュジックの祖が初めて世に出し、エヴァリー・ブラザースやアート・ガーファンクルが歌い継いだこの歌は、もともとはアイルランドの伝承歌であったという。ぐるりとひとまわりして、アイルランドにもどり、アイルランドの結成50年を迎えた古老バンドCheftainsが若いオルタナ・カントリー・バンドBon Iverと共演し、こんな名演奏を21世紀に届けてくれました。詞を意訳してみたくなりました。ごらんあれ。そして、今夜もおやすみZZZzzz.....

柳の木の下で
ぼくとぼくの愛おしい人は会っていた
ぼくたちはそこでよりそって
愛おしい人は眠ってしまった

ぼくはそこでブルゴーニューのワインを持っていて
愛おしい人はそれをしらなかった
そこでぼくは親しいかわいい娘を殺してしまった
そこは土手のそばの下のあたり

ぼくはサーベルを彼女にむけたけれど
それは血まみれのナイフだった
ぼくは彼女を川に捨て
それは恐ろしい光景だった

ぼくの父さんはいつも
お金がぼくを自由にしてくれると言っていたけれど
ぼくがあわれなあの娘を殺してしまったなら
彼女の名前はローズ・コネリー

父さんは小屋に立ちすくみ
涙をぬぐって
彼の絞首台高くの息子を
見つめていた

太陽の下でぼくは絶えていく
悪魔がぼくを待っている
ぼくが殺したあの娘の名前は
ローズ・コネリー


The Chieftains ft Bon Iver - Down in the Willow Garden

http://www.youtube.com/watch?hl=ja&gl=JP&v=YDlF4Nozi2w
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チーフタンズのコンサートに行った。いろんなゲストが入れ替わり立ち替わり、歌ったり弾いたり踊ったりのケルティック・ミュージック・レビュー。初めてチーフタンズを聞いた友だちは良き妖精を呼ぶ音楽と言っていた。なるほどね。本当に楽しかった。祝五十年です。この音楽は悲しさを奏でても人を幸せにしてくれるのです。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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