えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

半藤一利さんの著した『其角俳句と江戸の春』を読みました。宝井其角の俳句とそれに伴う半藤一利さんの一頁と少しのエッセイを読めば、この本からは江戸の涼しく気持ちのよい風が吹いてくるかのようですな。と同時に、ぼくは柄谷行人さんの著した『日本近代文学の起源』などを思い出してしまいます。江戸の世までは「俳諧師」と呼ばれ、明治による近代の訪れから「俳人」と呼ばれることになったのは、跳躍なのか下降なのかは、ぼくには分からぬ。正岡子規の「写生文」のことなども考えてしまう。『其角俳句と江戸の春』によれば、中国の古典、日本の古典、故事を知っていれば、さらに深読みでき、ふむふむなるほどと首肯できる句も宝井其角の俳句にはたくさんあるのだが、それよりも、ぼくは江戸の風に吹かれたいだけなのかもしれません。
其角俳句と江戸の春

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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