えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
山田洋次監督の『キネマの神様』を見ました。おもしろかった。
舞台は2019年と2020年の古い老舗のフィルム上映の映画館。沢田研二さんの演ずる競馬で借金をし、酒浸りなだめなおじいさん、ゴウが松竹の大船の映画撮影所で助監督をしていたころの青春時代を回想するところから始まります。
沢田研二さんは新型コロナウィルス由来の肺炎で亡くなってしまった親友の志村けんさんの代役で、セリフとか、いかにも志村けんさん向けに書かれていたのだけれども、ジュリーのだめおじいさんとして、見事に演じきっております。すばらしい。ジュリーは年をとっても、太っても、なんかかっこいいなぁ。
回想シーンの1950年ごろだと思われる大船撮影所の空気が戦後の日本の青春という感じで、とても素敵です。この回想シーンは小津安二郎へのオマージュとなっており、撮影している映画は「東京物語」ではなく「東京の物語」。
小津安二郎らしき監督を演じているのはリリー・フランキーで自然な名演技なのです。若き日のゴウを菅田将暉くんが演じ、その恋人の淑子を永野芽郁さんがなんともかわいらしい。みんな、あのころのウブで夢も希望もはっきりと見れていた、そんな日本人になりきり、演じきっている。
そんななか、特に出色なのは銀幕女優、桂園子を演じる北川景子さん。北川景子さんの演じる女優が、小津映画の伝説の名女優、原節子に見えてきます。
そして、ゴウが若き日に書いた脚本と折り重なるかのように訪れる終幕の映画の魔法、マジック! とっても楽しめました。
映画『キネマの神様』公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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