えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
世田谷文学館に「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」を見に行った。展覧会場に入ると澁澤龍彦の声が響いている。しゃがれていて少し甲高い活舌のはっきりした声は、舞踏家、土方巽が死去した際の追悼の言葉であった。原稿とか本とか書斎に飾られていたものだとか、その中には、四谷シモンのエロティックな人形どころか人の頭蓋骨まで入っている。原稿の文字はまるっこくてかわいいのが以外です。
高校生の頃はぼくは澁澤龍彦のエッセイとかよく読んでいた。それから、この人の紹介したフランス文学とか、背伸びして読んでいた。ジャン・コクトー、ジョルジュ・バタイユ、J.K. ユイスマンス、そして、マルキ・ド・サド。
澁澤龍彦の翻訳したマルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」の発売禁止にまつわる裁判で1960年代に10年近く戦うのだが、澁澤龍彦自身の7万円の罰金刑を課せられたその敗訴での弁。
「たった7万円、人を馬鹿にしてますよ。3年くらいは(懲役刑を)食うと思っていたんだ」「7万円くらいだったら、何回だってまた出しますよ」
自由な魂です。
その裁判も終わり、1970年ごろからヨーロッパを中心に世界各地、そして、日本のいろんなところを旅行した時の写真も飾られていた。澁澤龍彦の隣には夫人である澁澤龍子さんのニコニコの笑顔がいつも写っていて、二人が本当に幸せそうです。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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