えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

東京都練馬区下石神井にある「ちひろ美術館・東京」に行ってきた。以前から訪れてみたいと思っていた私設美術館なのです。台風がやってきつつある時だから、がらがらかなと思っていたのだが、ひっきりなしに親子連れが訪れているようであった。
いわさきちひろさんの描く子どもの目、美術館で見るちひろさんの水絵の具で描かれた原画の力というのはすごいもので、それは、かわいらしいというより、その描かれた子どもたちのまなざしは、ぼくの心の深いところに刺さるようでもあったのです。
今の展示は、詩人の谷川俊太郎さんとのコラボレーションとなっていて、詩人の「ちひろさんの子どもたち」をご紹介して、この章を了とさせていただきます。
ちひろさんの子どもたちは
赤んぼのようにまっさらで
大人よりいっしょけんめい考える
女の子はいつもすっぴん
男の子は戦争がきらい
ちひろさんの子どもたちは
手足のびのびいっぱい遊ぶ
昼間は本を読む 夜は宇宙を読む
友だちには子どもだけでなく
おじいさんやおばあさんもいる
ちひろさんの子どもたちは
悲しい時は堂々と泣く
怒っても悪口は言わない
うれしい時はみんなと笑う
花や小川や紋白蝶もいっしょに
世界初の絵本美術館|ちひろ美術館・東京

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