えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
竹村淳さんの著した「反戦歌 戦争に立ち向かった歌たち」を読む。
竹村淳さんというと、昔、NHK-FMの確か日曜か土曜の午前中の番組で、中南米の音楽を穏やかな口調で紹介していた人で、ぼくもよく聴いていたことを思い出すのだが、この本「反戦歌」では、その穏やかさからかけ離れた激しい言葉での現政権への怒りが「まえがき」に表されてに驚かされ、続く本編のいろんな国での二十三もの反戦歌が紹介されている。詞を含めた歌の紹介だけではなく、歌手は作詞者、作曲者のこと、その背景にある社会や政治、現代の今の社会への鋭く怒りに満ちた批評、竹村淳さん自身の個人史も綴られて、とてもおもしろい。十七番目に登場するピート・シーガー「腰まで泥まみれ」は近ごろ、ぼくの大好きな中川五郎さんも自身の日本語詞を歌われていて、この章の冒頭は、こんな言葉で始められている。
「反戦歌をテーマに本を書き、性懲りもなくまた日本を戦争のできる国にしようとする心ない輩たちと音楽の力を武器に戦おう」
日倉士歳朗さんの素晴らしい歌とギターで知った、ぼくの大好きな、ぼくの思う反戦歌「ダニー・ボーイ」はこの本では出てこないのだけれども、竹村さん自身が「あとがき」でほのめかしているように、この本に続編があることをぼくは疑わない。そして、戦争がある限り、そんな反戦歌が歌われることのない世界を願いつつ、歌は歌い継がれ、新しい反戦歌は作られて、歌われていくのでしょう。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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