えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
今朝から聴いているローリング・ストーンズは"It's Only Rock'n' Roll"。このアルバムは悪魔崇拝の司祭になんか仕立てられそうになったミック・ジャガーが、世界中の頭のいかれたジャンキーたちに、いいや、おれたちはそんなもんじゃないんだな、と歌っているかのような、明るいサウンド・プロダクションのアルバムです。
ミック・テイラーをギターを弾いているアルバムとしては、ぼくは、この明るさ、吹っ切れた感じが、"Sticky Fingers"や"Goats Head Soup"より好きだったりする。
なんといっても、注目曲は、A面の3曲目の"It's Only Rock 'n Roll (But I Like It)"です。たいしてシングル・ヒットしなかったけれど、これはローリング・ストーンズのステートメントみたいなものでもあって、この曲のリズムを聴いて思うのはローリング・ストーンズにとってロックンロールとは、チャック・ベリーから来ているもののような気もするろいうこと。それと、当時、隆盛していたグラム・ロックのスター、マーク・ボランのT-Rexのうねってシンコペイトするブギのリズムからの影響は大きいと思う。時代のリズムに明敏なこのバンドは超職人的なところもあるとぼくはあると思うのだが、どうだろう。
さて、"It's Only Rock 'n Roll (But I Like It)"をつたなく訳してみます。さっき言ったステートメントというのは、この曲、反語に聞こえるかもしれませんが、頭からっぽな女の子を踊らすには恰好な一曲だとも思うからなのです。頭からっぽっていうことは、頭の中にくだらない国境だの、人種だの、宗教がどうのこうのなんていうこともない、何か素敵なことでもあるような気がして、ぼくも頭からっぽにロックンロールを踊りたいのです。
「もしかおいらがペンをおれの心臓に突き刺して
血をステージ上に吹き散らしたりしたら
きみは満足するかい、それとも滑ったりするかい
頭おかしいって思うかい、奇妙だって思うかい
うまくできたら、ぼくはきみに歌うよ
神聖な愛の歌を
きみの心を盗むには十分さ
それともぶったおれて泣き叫ぼうか、泣き叫ぼうか
ロックンロールなだけだけど、おれは好きさ
ただのロックンローってやつが好きなだけさ、そうなんだ
好きだ、好きだ、好きだ
このおんぼろ老いた少年がずっと寂しかったのを知らないのかい
もしも、おいらが胸にナイフを突き刺して
ステージで自殺しちまったら
ティーンエイジの欲望ってのは満足するのかい
痛みを鎮めたり、頭がすっきりしたりするのかい
胸の奥底までたどりつき
津波のような景色が押し寄せれば
きみは満足するかい、それとも滑ったりするかい
頭おかしいって思うかい、狂っているって思うかい
ロックンロールなだけだけど、おれは好きさ
ただのロックンロールってやつが好きなだけさ、そうなんだ
好きだ、好きだ、好きだ
このおんぼろ老いた少年がずっと寂しかったのを知らないのかい
きみはうろつているたった一人の女の子かい
それとも町の孤独な女なのかい
ロックンロールなだけだけど、おれは好きさ
ただのロックンロールってやつが好きなだけさ、そうなんだ
好きだ、好きだ、好きだ
好きだ、好きだ、好きだ」
Released in 1974
Track listing
All songs by Mick Jagger and Keith Richards, except where noted.
Side one
1. "If You Can't Rock Me" 3:46
2. "Ain't Too Proud to Beg" (Norman Whitfield/Eddie Holland) 3:30
3. "It's Only Rock 'n Roll (But I Like It)" (Inspiration by Ronnie Wood) 5:07
4. "Till the Next Goodbye" 4:37
5. "Time Waits for No One" 6:37
Side two
6. "Luxury" 5:00
7. "Dance Little Sister" 4:11
8. "If You Really Want to Be My Friend" 6:16
9. "Short and Curlies" 2:43
10. "Fingerprint File" 6:33
Personnel
The Rolling Stones
Mick Jagger - lead and backing vocals, guitar on "It's Only Rock and Roll", electric guitar on "Fingerprint File"
Keith Richards - electric and acoustic guitar, backing vocals, bass guitar on "If You Can't Rock Me"
Mick Taylor - electric, acoustic, twelve-string acoustic and slide guitar, backing vocals, synthesiser on "Time Waits for No One", congas on "Dance Little Sister", bass guitar on "Fingerprint File"
Charlie Watts - drums
Bill Wyman - bass guitar, synthesizer on "Fingerprint File"
Additional personnel
Nicky Hopkins - piano on "Till the Next Goodbye", "Time Waits for No One", "Luxury", "If You Really Want to Be My Friend", and "Fingerprint File"
Billy Preston - piano on "If You Can't Rock Me", "Ain't Too Proud to Beg", "Fingerprint File", clavinet on "Ain't Too Proud to Beg", "Fingerprint File", organ on "If You Really Want to Be My Friend"
Ian Stewart - piano on "It's Only Rock 'n Roll", "Dance Little Sister" and "Short and Curlies"
Ray Cooper - percussion
Blue Magic - backing vocals on "If You Really Want to Be My Friend"
Charlie Jolly - tabla on "Fingerprint File"
Ed Leach - cowbell on "Ain't Too Proud to Beg"
Basic track on "It's Only Rock 'n Roll (But I Like It)"
Kenney Jones - drums
Willie Weeks - bass guitar
David Bowie - backing vocals
Ronnie Wood - twelve-string acoustic guitar, backing vocals
Production
Recording engineers - Andy Johns and Keith Harwood
Overdub engineer - George Chkiants
Mixing engineer - Keith Harwood, "Fingerprint File" mixed by Glyn Johns
Designed and painted by Guy Peellaert
http://www.rollingstones.com/release/its-only-rock-n-roll/
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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