えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
今日、朝から聴いているローリング・ストーンズは邦題で「山羊の頭のスープ」。
このアルバムでのストーンズはニューオリーンズのミーターズとかドクター・ジョンを思いおこさせるリズムのもたりかたで、"Dancing With Mr. D."ではミックの歌いぶりがブードゥー教の司祭であるかのようだ。1967年のアルバム"Their Satanic Majesties Request"のころから悪魔がどうのこうのと演奏していたストーンズの周りには、本気で悪魔を崇拝するかのような頭のいかれたとりまきの奴らが集まってきていて、次第に気味が悪くなり、後にそういう連中とはすべて縁を切った、とミック・ジャガーはインタビューで語っていたのは本当だろうか。多分、これは、悪魔崇拝ということでなしに、ミックとキースが大好きな1930年代のカントリー・ブルーズマン、悪魔と十字路で取引したというロバート・ジョンソンからの影響ではないか、とも思い、そして、清濁合わせ飲んだ音楽を作りたいというようなことでもあるのかな、とも思う。このアルバム、悪魔とはまったく関係のないようなただ単に美しいバラッドもたくさん入っているのだが、さて、つたなく、"Dancing With Mr. D."を訳してみました。
「おれたちは墓場で出会った
芳しき甘い香りは病の空気
彼の笑わない歪んだ口元
おれが肺で息を吸うと厚く粘りつく
おれは彼の名前を知っている、D氏と呼ばれるんだろう
そんな日々に彼はおれを自由にしてくれる
彼の首には確かに人骨がさげられ
おれの手のひらが冷たくぬれてくる
神さま、おれは自由に踊った
自由に踊った
神さま、手をつけないでくれ
D氏と踊る、何度も踊る
おれのグラスに毒をもりたいのか
遅くても速くてもかまいはしない
蛇のひと噛み、蜂のひと刺し
ハイチの夜にベラドンナをひと飲み
ニューヨーク市のビルのかどに隠れて
ウェスト・バージニアで44口径に見くだされる
神さま、おれは自由に踊った
自由に踊った
神さま、手をつけないでくれ
D氏と踊る、何度も踊る
ある夜、黒衣の淑女とおれは踊った
黒い絹の手袋に黒い絹の帽子
彼女は黒いビロードの目でおれを見つめた
彼女はこうかつに、賢くおれを凝視した
彼女の頭骨の目が石炭みたく燃えている
神さま、助けてください、これは地獄の劫火です
おれはD氏と踊る
神さま、おれは自由に踊った
自由に踊った
神さま、手をつけないでくれ
D氏と踊る、何度も踊る」
これが1曲目でラストを締めるのが、もともとは"Star Fucker"という題であった"Star Star"というロックンロール・ナンバー。これは笑えるごきげんなナンバー。おまえら、この歌の中で何度、「おまんこ(Fuck)」って言葉を歌っとんじゃい。
Released in 1973
Track listing
All songs by Mick Jagger and Keith Richards.
Side one
1. "Dancing with Mr. D" 4:53
2. "100 Years Ago" 3:59
3. "Coming Down Again" 5:54
4. "Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)" 3:26
5. "Angie" 4:33
Side two
6. "Silver Train" 4:27
7. "Hide Your Love" 4:12
8. "Winter" 5:30
9. "Can You Hear the Music" 5:31
10. "Star Star" 4:25
Personnel
The Rolling Stones
Mick Jagger - lead and backing vocals, electric guitar on "Winter", harmonica on "Silver Train", piano on "Hide Your Love"
Keith Richards - electric and acoustic guitar, backing vocals, lead vocals on "Coming Down Again", bass guitar on "Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)" and "Silver Train"
Mick Taylor - electric, acoustic and slide guitar, bass guitar on "Dancing with Mr. D" and "Coming Down Again", backing vocals
Charlie Watts - drums
Bill Wyman - bass guitar
Additional personnel
Nicky Hopkins - piano on "Dancing with Mr. D", "100 Years Ago", "Coming Down Again", "Angie", "Winter", and "Can You Hear the Music"
Billy Preston - clavinet on "100 Years Ago", piano on "Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)"
Ian Stewart - piano on "Silver Train" and "Star Star"
Bobby Keys - tenor and baritone saxophone
Jim Horn - flute and alto saxophone
Chuck Findley - trumpet
Jim Price - horn arrangement on "Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)"
Nicky Harrison - string arrangement on "Angie" and "Winter"
Anthony "Rebop" Kwaku Baah - percussion on "Dancing with Mr. D" and "Can You Hear the Music"
Pascal (Nicholas Pascal Raicevic) - percussion on "Dancing with Mr. D" and "Can You Hear the Music"
Jimmy Miller - percussion on "Can You Hear the Music"
Chief engineer - Andy Johns (who also mixed the album)
Assistant engineers - Carlton Lee, Howard Kilgour and Doug Bennett
Photography and sleeve design by David Bailey
http://www.rollingstone.com/music/albumreviews/goats-head-soup-19731108
このアルバムでのストーンズはニューオリーンズのミーターズとかドクター・ジョンを思いおこさせるリズムのもたりかたで、"Dancing With Mr. D."ではミックの歌いぶりがブードゥー教の司祭であるかのようだ。1967年のアルバム"Their Satanic Majesties Request"のころから悪魔がどうのこうのと演奏していたストーンズの周りには、本気で悪魔を崇拝するかのような頭のいかれたとりまきの奴らが集まってきていて、次第に気味が悪くなり、後にそういう連中とはすべて縁を切った、とミック・ジャガーはインタビューで語っていたのは本当だろうか。多分、これは、悪魔崇拝ということでなしに、ミックとキースが大好きな1930年代のカントリー・ブルーズマン、悪魔と十字路で取引したというロバート・ジョンソンからの影響ではないか、とも思い、そして、清濁合わせ飲んだ音楽を作りたいというようなことでもあるのかな、とも思う。このアルバム、悪魔とはまったく関係のないようなただ単に美しいバラッドもたくさん入っているのだが、さて、つたなく、"Dancing With Mr. D."を訳してみました。
「おれたちは墓場で出会った
芳しき甘い香りは病の空気
彼の笑わない歪んだ口元
おれが肺で息を吸うと厚く粘りつく
おれは彼の名前を知っている、D氏と呼ばれるんだろう
そんな日々に彼はおれを自由にしてくれる
彼の首には確かに人骨がさげられ
おれの手のひらが冷たくぬれてくる
神さま、おれは自由に踊った
自由に踊った
神さま、手をつけないでくれ
D氏と踊る、何度も踊る
おれのグラスに毒をもりたいのか
遅くても速くてもかまいはしない
蛇のひと噛み、蜂のひと刺し
ハイチの夜にベラドンナをひと飲み
ニューヨーク市のビルのかどに隠れて
ウェスト・バージニアで44口径に見くだされる
神さま、おれは自由に踊った
自由に踊った
神さま、手をつけないでくれ
D氏と踊る、何度も踊る
ある夜、黒衣の淑女とおれは踊った
黒い絹の手袋に黒い絹の帽子
彼女は黒いビロードの目でおれを見つめた
彼女はこうかつに、賢くおれを凝視した
彼女の頭骨の目が石炭みたく燃えている
神さま、助けてください、これは地獄の劫火です
おれはD氏と踊る
神さま、おれは自由に踊った
自由に踊った
神さま、手をつけないでくれ
D氏と踊る、何度も踊る」
これが1曲目でラストを締めるのが、もともとは"Star Fucker"という題であった"Star Star"というロックンロール・ナンバー。これは笑えるごきげんなナンバー。おまえら、この歌の中で何度、「おまんこ(Fuck)」って言葉を歌っとんじゃい。
Released in 1973
Track listing
All songs by Mick Jagger and Keith Richards.
Side one
1. "Dancing with Mr. D" 4:53
2. "100 Years Ago" 3:59
3. "Coming Down Again" 5:54
4. "Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)" 3:26
5. "Angie" 4:33
Side two
6. "Silver Train" 4:27
7. "Hide Your Love" 4:12
8. "Winter" 5:30
9. "Can You Hear the Music" 5:31
10. "Star Star" 4:25
Personnel
The Rolling Stones
Mick Jagger - lead and backing vocals, electric guitar on "Winter", harmonica on "Silver Train", piano on "Hide Your Love"
Keith Richards - electric and acoustic guitar, backing vocals, lead vocals on "Coming Down Again", bass guitar on "Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)" and "Silver Train"
Mick Taylor - electric, acoustic and slide guitar, bass guitar on "Dancing with Mr. D" and "Coming Down Again", backing vocals
Charlie Watts - drums
Bill Wyman - bass guitar
Additional personnel
Nicky Hopkins - piano on "Dancing with Mr. D", "100 Years Ago", "Coming Down Again", "Angie", "Winter", and "Can You Hear the Music"
Billy Preston - clavinet on "100 Years Ago", piano on "Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)"
Ian Stewart - piano on "Silver Train" and "Star Star"
Bobby Keys - tenor and baritone saxophone
Jim Horn - flute and alto saxophone
Chuck Findley - trumpet
Jim Price - horn arrangement on "Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)"
Nicky Harrison - string arrangement on "Angie" and "Winter"
Anthony "Rebop" Kwaku Baah - percussion on "Dancing with Mr. D" and "Can You Hear the Music"
Pascal (Nicholas Pascal Raicevic) - percussion on "Dancing with Mr. D" and "Can You Hear the Music"
Jimmy Miller - percussion on "Can You Hear the Music"
Chief engineer - Andy Johns (who also mixed the album)
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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