えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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YouTubeを見ていたら、すごいブルーズ・マンの動画がたくさんある。紹介します。こういう動画を見ていると、近年の50年間で音楽が規格化されて、失われてしまった豊かさや自由みたいなことを思ってしまう。音楽を演奏するというのは人に習ったり自ら学ぶと同時に、自分で自分の中に宝物を見つけるということもあるような気もする。


まずはLightnin' Hopkins。不良です。サングラスがかっこいい。「さびしい道」という曲です。

Lightnin' hopkins - lonesome road

http://www.youtube.com/watch?v=NVF-0JKLnd4


Blind Willie Johnsonのこの曲は、「パリ・テキサス」という映画の中でRy Cooderがリバイバルさせた。"Dark was the night, cold was the ground"といタイトルが付けられている。うめき声が夜の暗さとその夜の地面の冷たさを感じさせないか?

Blind Willie Johnson - Dark Was The Night, Cold Was ...

http://www.youtube.com/watch?v=Obs73TqWbog


Furry Lewisです。この人は1920年代とか1930年代のブルーズ・マンなのだが、ずっと忘れ去られていて、1960年代のブルーズ・リバイバル・ブームの時、再発見され、録音を残した。30年間の間、どうしていたのだろう? 「重荷を降ろす時」と歌っている。これほど自由にギターって弾けるのか? ライブの時のJimi Hendrixもこれには負ける?

Furry Lewis - When I lay my burden down

http://www.youtube.com/watch?v=CCqbKdnHZTs


Jimi Hendrixもアコースティック・ブルーズを演奏していた。意訳してみます。ブルーズだなぁ。昔、Jimiは、そんなにレコードも売れて、金持ちになって、ブルーズなんて歌えないのじゃないかと尋ねられて、金がもうかれば、もうかるほど、ブルーズは歌えるんだよと、答えていた。

「駅のプラット・フォームで待っているよ
駅のあたりで待っている
列車が来るのを待っている
この寂しいところからおれを連れ出しておくれ
みんなしておれの気をめいらせ
おれのあのこはおれを恥だと言ったこともあった

涙があふれ出して
涙がおれを燃やす
涙がおれの心の深いところで焦げついている
わかるだろ、おれたちが別れるなんてひどいことだって、ひどいことだよ

この町を出ていくよ
この町を出て行く
大金をつかんでさ
大物になって
金持ちになって
この町ごと買ってやる
この町ごと買って、それをおれの靴につめこんで、かけらをきみにあげてもいいよ
そうしたいのさ、そうしたいのさ、そうするつもりさ」

Jimi Hendrix - Hear My Train A Comin' (Acoustic)

http://www.youtube.com/watch?v=wCQBbgb_Lvo

この町ごと買って、それを靴につめこんで、かけらをきみにあげる。おやすみZzzzzz.....
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八王子のびー玉ってお店に行って弾き語りでオリジナルを3曲、歌った。親指にサム・ピックをはめて、爪弾く感じでギターを弾いた。ミシシッピー・ジョン・ハートか高田渡かって気分を出して歌った。

最近、バンドとは別の弾き語りでの自分らしいギターの演奏スタイルってなんだろうと思う。やっぱ、ブルースなんです。ブルースの特に古いカントリー・スタイルのブルース・マンって、独特の自分のスタイルを持っている。ロバート・ジョンソンはライトニン・ホプキンスのようには弾けないだろうし、ライトニン・ホプキンスはロバート・ジョンソンのようには弾けないだろう。あっ、そうか、歌もしかり。エルモア・ジェームスとかロバート・ナイトホークとか、みんな自分のスタイルを持っていて凄い。あこがれます。

歌い終わった後、聴いてくれた人から、吟遊詩人などと言われてしまった。うれしかった。ぼくは頭がおかしくて、どこに行っても旅をしているみたいなんだ。

明日の朝は本物のビー玉の中で歌っている気もする。おいらっておかしいね。
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ずっと入ってみたいと思っていた喫茶店が古淵にあって、名前がNatural。二階にキリスト教のプロテスタントの教会があって、そういう人たちに偏見はないつもりだし、悪い人たちだとも思わないのだけど、入信しませんかとか言われたら、ややこしいななどとありもしないことを想像し、躊躇していたのです。

今日の昼、初めて入ってみて、コーヒーとカボチャのケーキをたのんだ。カボチャのケーキ、うめー。コーヒーもおいしくて、大きいカップにたっぷり。これで、450円。やすいー。歌もののジャズがかかっていて、お店のインテリアは、南のヨーロッパのタンポポの花咲く原っぱ。
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舌やくちびるが真っ赤になるけど、夏はこれがおいしい。近所の立ち寄り湯に行った時、いつも食べてしまう。いろいろシロップがあるけどいちごが最高です。作っている時の氷をシャコシャコ削っている音も風流だなぁ。日本の夏の三つの風情あるもの、金鳥の蚊取線香と風鈴とかき氷ではないか。

夏も終わっちゃうね。
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「河童のクゥと夏休み」というアニメをDVDを借りて見た。最近はまっている沖縄のシンガー、首里フジコさんのブログにとてもいいと書いてあったのです。

小学生、こういちの見つけた河童の化石から河童のクゥが生き返り、ひと夏を過ごすというもの。クゥがかわいくて、せつなくて涙が止まらなくなった。最後は沖縄の妖精キジムナーが出てきてハッピー・エンド。河童とかキジムナーとかにぼくも会いたいなぁ。

こういうのを見ると、あることを思い出す。子供のころ、亀を飼っていて、なぜか、たらいの中の亀がかわいそうに思い、こういう生き物は、やっぱ自然の中で生きるものじゃないかと思い、近くの沼に放しに行った。亀はゆっくり、自然の水に戻っていったけど、今、その沼はもうない。ぼくのしたことがいいことなのか、どうなのか、今もわからない。

小川のきれいなせせらぎの音が聞きたくなった。

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「会津と長州、幕末維新の光と影」を読んだ。幕末とか維新って何だろうと最近思い、何にも知らないぞとも思い、この本を本屋で立ち読みしていたらおもしろそうだったのだ。二人の幕末史研究家、星享一さんと一坂太郎さんの対談集。

会津と長州、今で言えば、福島県と山口県には大きなわだかまりがあると聞いたことがあるのだが、本当だろうかと思っていた。一度、どこか旅した時、電車の中で、知らない人から東北地方の言葉で話かけられて、若いころはじめて関西方面に出張した時は本当に嫌だった、なにか、関西の方では田舎ものだと思われているような気がして落ち着かなく、戻ってきて東京のあたりに来て、ほっとしたと言っていた。その人の心の奥の深い無意識のどこかにに戊辰戦争や奥羽越列藩同盟の記憶があるのだろうか?

この前、「おーい! 竜馬」という漫画を読んだのだが、美化されていない歴史とは何だろうとも思ったのだった。何が正義で、何が悪なのだろう? 人の人生が、歴史の力学に吸いとられていってしまうのが、はがゆい。昔、歴史は勝者によって作られ、歌は敗者によって歌われ、物語も敗者によって語られるのではないかと思ったことがある。この本の共感できるところは、敗者の視点を通低として常に、底のところにどこか持っているところと、同時に歴史学者として客観の視点、複眼の視点を持っているところ。

歴史について概括したような本を読むたびに、こういう鳥からの視点って、何か嫌だなぁと思うけれど、歴史という学問の持つ限界なのだろうか? 屍の累々としている日本近代史。この本に書かれている時代、幕末から明治維新あたりまでの歴史、そして、もう一つ、世界恐慌から第二次世界大戦までの歴史は、同じ過ちを繰り返さないために(!!)、もっと研究されるべきだろうと思う。今の時代、やばい空気がぷんぷんしないか? Hey, politcian, stop lying!

そういえば、千円札の野口英世って会津、福島県でしたね。Respect!

戦争反対!

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武田鉄矢原作、小山ゆう漫画の「おーい! 竜馬」の全巻を読んでしまった。高知を旅してから坂本龍馬のことが知りたくなって、何か本を読みたくなって、いろいろ考えたのだけど、漫画にしました。という理由の一つは、人物伝として、昔、手塚治虫の「仏陀」というのを読んですごく良かったんだな。それから、歴史ものとして、昔、白土三平の「カムイ伝」を読んで、これもすごく良かったことが記憶にある。

読み終わった「おーい! 竜馬」だけど、どこまでが史実で、どのように人物像がデフォルメされているのかなどが気にならないでもないが、それでも何度も眼がうるうるするほど感動した。電車の中で漫画を読んで、眼をうるうるさせているおれっていいではないか。

史実とは明らかに違うところがあるらしいから「龍馬」ではなく「竜馬」なのだろうか。一巻目の末に武田鉄矢の書いた文章に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」へのレスペクトが述べられており、だから「竜馬」なのかとも思った。

竜馬はすごくかっこいい。例えば竜馬自身の尽力により成し遂げた新政府の体制案を竜馬が作ったらしいのだが、その体制案に竜馬自身の名前が入っていない。不思議に思った西郷隆盛とのやりとり。

「なぜでごわす!?・・・」
「窮屈な役人になるがは性に合わん」
「役人がいやなら・・・・・・坂本さァは・・・・・・なんばやられもす!?」
「そうさな・・・・・・・・・世界の海援隊でもやりますかいのう・・・・・・・・・」

長い13巻を読み通して、14巻目の「世界の海援隊でもやりますかいのう・・・・・・・・・」のせりふのページ見開きの漫画のカットが出てくるところは、まぶしくて、すごく美しく感じた。ロマンチック。

友だち、その時の敵、味方であろうが、竜馬の周りの人がどんどん死んでいく。竜馬自身も常に命を狙われている。すさまじい物語でもある。世界の海援隊の夢を果たせず、齢三十二歳での竜馬暗殺の件は、ページをめくるのがつらかった。

北辰一刀流の免許皆伝の剣の達人であった、この物語の坂本竜馬も、史実の坂本龍馬も、ただ一度として、その剣を抜いて人を切り倒したことがなかったという。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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