えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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最近、鬼籍に入ってしまう好きなミュージシャンが多いなー。Rock'n' Rollもたくさんの過去を持って豊かになって、さらに未来もきっと、多分、きっとあるのだろう。

Bobby Charlesも今年の一月に遠いところへ旅立って行ったようだ。このアルバム"Timeless"は遺言のようになってしまったラストの1枚で、ほんわかと楽しくて幸せな歌が空の向こうから響いてくるようだ。1972年に出されたBearsvilleレーベルから出された"Bobby Charles"というアルバムは大好きで本当によく聴いたっけ。しかし、それ以前に十年以上のキャリアがあって、なんとNew OrleansのPaul Gayten楽団をバックに十八歳のころからリズム・アンド・ブルースを歌っていて、そのシングル発売されたレコードは少しは売れたのか? Dr. Johnと同じぐらい、古く1950年代に早くも人種の壁を超えて、リズム・アンド・ブルースという音楽を奏でた、その歌は二十歳かそこいらの若さに似あわぬ黒人のような渋さもあった。"Bobby Charles"というファースト・アルバムはThe Band周辺の連中とレコーディングした傑作だったけれども、ライブ活動もやらず、隠者のような生活をし、忘れたころにアルバムを届けてくれるような人だった。ここ最近は病気がちだったそうだけど、朋輩Dr. Johnとがっぷり組んで作ったこのラスト・アルバム"Timeless"(多分、日本語訳すると「永遠に」)は、ファースト・アルバムを凌ぐかのような傑作だと思う。

Bobby、とぼくは呼びかける。雲の上、空の上のベッドでゆっくり休んで、楽しい夢をたくさん見てください。





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ゼッブトーキョーでボブ・ディランを聴いた。ロックの自由の精髄を聴いた思いがした。その自由は、古くはジャズのサッチモの自由からも由来するものだともと思う。

多分、ボブもその彼のバンドも二度と同じ歌、演奏はできないのじゃないかと思えるほど奔放に歌い奏で、しかも、リズム、メロディ、いくつもの楽器が重なるハーモニーなどの音楽的な面、ましてやもっと大事な精神的な何かにおいても、背骨が太くびしっと通り、しかも、彼らのラウドでハードでソリッドで自由な演奏はいつだって、いつまでもゆるがない。

アンコールの「ライク・ア・ローリング・ストーン」で鳥肌が立ち、その次の「ジョリーン」で、それは最新の曲で、今を転がりつづけるボブ・ディランの高らかな宣言が表明され、ラストの「ブロウ・イン・ザ・ウィンド」では、フィドルをまじえたまったく真新しいアレンジで歌われたし、演奏されたのだった。

しかも、ウッディー・ガスリーやロバート・ジョンソンらを祖とするアメリカの音楽の裏街道のまっとうで本来ような後継の音楽のはみ出した深さも堪能したのだった。

ボブ・ディラン、最高!
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小田急線の南林間駅の近くLa stanzaっていうお店で歌いました。このお店、くつろぎのお座敷で飲むバーなのね。和太鼓の人とかアコーディオンの弾き語りとかおもしろいものも見れました。アコーディオンの人の歌、高田渡的な、だめ人間賛歌で、ぼくの心のつぼに来るわ。ぜひ、また聴きたい。ところで、ぼくが歌い始めると、静まったのはなぜじゃ?

La stanzaのホームページ
http://www.anythinq.net/lastanza/La_stanza.html
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こんな夢を見た。

ぼくは新宿か横浜あたりでバスに乗る。それは、むしろバスというより大きな乗合タクシーのような車で、箱根を抜けて、富士山に行き、相模原にたどり着くという、迂回路を巡る乗り物なのだ。うまく、その乗り物の窓際の席を確保できたぼくは、携帯のカメラで山や海の景色を撮りながら、車窓の景色を楽しむ。

いつの間にか、富士山のたもとまで来てしまう。大きな黒い土くれや低い木に降り積もった雪の景色に少し驚く。富士山のような形の山が何度も見えて、ぼくはそれを写真に撮るけれど、それは富士山ではなく、富士山の次に二番目、三番目、四番目に高い山で、それは富士山ではないことを、ぼくは知っている。なぜなら、ここはもう富士山そのもので、富士山の中にいるぼくは富士山の全景を見ることはできない。ここは富士山一体の富士山のような山の郡立する山塊の中であるのだから、富士山自体を見ることはできない。

バスは進み、山小屋のような休憩所に着くのだが、そこはたくさんの人でごったがえしている。おみやげ屋さんのようなものもあり、畳じきの無料のお茶をのめるようなところがあって、そこで急須にお湯を注ぎお茶を入れようとすると、知らない男の人から、ぼくにもお茶をついでくれないかと言われる。

そこで目が覚めたのだった。富士山を眺める夢ではなく、富士山にいる夢であったよ。
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昨日の夜、スクールオブロックでぼくの歌を聴いてくれたみんな、ありがとう。昨日歌った曲を記しておきます。昨夜の前半はカバーを多く歌ったんだけど、かっこの中は元々歌っていた人の名前です。

1. Hear My Train Comin' (Jimi Hendrix)
2. Cry For Me Baby (Elmore James)
3. You Send Me (Sam Cooke)
4. 光の国
5. 猫
6. 踊りに行ってもいいだろう、ママ
-encore-
7. Picnic
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「クマは眠れない」という本を読んだのだけど、読了後、ツキノワグマの壮絶なブルーズを聞いた思いがした。クマというと、ヒッピー・ロック・バンド、グレートフルデッドのキャラクタであるビーンベアや絵本のプーさん、ぬいぐるみのテディー・ベアなどかわいいイメージがあるのだけど、日本では絶命の危機であるかもしれないのだ。著者の米田一彦さんはそんなクマたちのためにフィールドを駆けずり回り、考え抜く守護天使のような人なのだ。環境問題とかエコロジーなどという言葉で言われるのが歯がゆく、粗大ゴミのように扱われ刹処分されるクマたちの次には、ぼくたちの暗い未来があるのかもしれず、自然を蕩尽しつくし、生きものたちの命を粗末に扱うぼくたちにとって、クマたちの次にやられるのはぼくたち自身ではないかという暗い予感も覚えてしまう。

付け加えるに、マグロが本当に絶滅の危機に瀕しているのならば、ぼくは大好きなマグロの刺身や寿司を食べなくてもよい。

ニホンオオカミ、ニホンカワウソの歌は聞こえなくなり、そして、今、泣くように歌っているクマのブルーズを聞いたし、聞こえるのです。


日本ツキノワグマ研究所のホームページ
http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/index.htm




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近くのブックオフとかでこの前偶然テレビで再び見れたヴィム・ヴェンダーズ監督の名作「パリ、テキサス」とかが、中古で売っていないかしらとのぞいてみたら、あったのです。買ってしまって、また見てしまった。良かった。

この「パリ、テキサス」を見て、小津安二郎監督の遺作「秋刀魚の味」が見たくもなった。日本の小津安二郎がいなければ、ヴィム・ヴェンダーズのような人の出現もなかっただろう。映画は一つの動く絵のような芸術でもあるかのようなのだ。例えば、「パリ、テキサス」でのいくつかのシーンの赤い電話や赤いケチャップの瓶の配置からして、小津の映画の美しさのオマージュのようでもある。それから、いくつかのシーンでの低いカメラの位置からの極端なロー・アングルなど、ヴィムがどんなにこの日本の忘れ去られがちな古い映画監督からの影響を受けているかが分かってしまう。小津安二郎、偉大なり!
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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