えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ウォルター・サレス監督の「オン・ザ・ロード」を見た。その昔、「路上」と題された日本語訳のジャック・ケルアックの小説は読んだことがあった。ウォルター・サレス監督の若かりしころのチェ・ゲバラを描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」はなかなか良かったし、製作総指揮があの「ゴッド・ファーザー」や「地獄の黙示録」のフランシス・フォード・コッポラということもあり、期待して見に行った。「オン・ザ・ロード」は北米大陸と旅とセックスのリフレインのような映画だったのだけど、ぼくがいささか年をとったのか、時代が変わってしまったのか、描かれる北米大陸にも旅にもセックスにもイコン、聖像として輝きは感じなくなってしまっていた。けれども映画に引用されるケルアックの小説の中の言葉は六十年の時を経ても、何か眩しいところがあって、小説を読みなおしてみようかな、と思った。

いくつか特に気に入ったシーンもあって、オールド・ブル・リー(ウィリアム・バロウズ)と会うシーンで、後に伝説的な前衛SF小説家となるバロウズは、セリーヌの小説を英語の訳文と原文のフランス語で読み比べて、どうだ、違うだろうと主人公のサル・パラダイス(ジャック・ケルアック)に説教を垂れ、広い森のある庭に出て、ズボンを脱いで、癌も撃退するという怪しい吸引器の備られた小部屋に入る。いかれていて、かっこいい。そして、楽しく短いシーンはスリム・ゲイラードがL.A.のクラブでピアノを弾いて、歌って、踊るシーン。

青春賛歌のようなこの映画への評を読みながら、辟易し、青春なんかクソだ、と囁いてみる。すると、おれの中のぼろぼろになったディーン・モリアーティ(ニール・キャサディ)が寂しげに笑い、あばよと合図し、小さくなって遠くへ去っていく姿を思い出したのだった。

http://www.ontheroad-movie.jp/
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映画も素晴らしかったら、妹尾河童さん著した「少年H」を読んだ。そして、戦争のことを考え、思いをめぐらせた。少年の低い目から見た戦時下の日常がリアル。例えば、子どもに向かって戦闘機から機銃掃射するのか、恐いな、と思った。大本営発表の統制報道などは今の原発事故・放射能報道と似ていて、こわい、こわい、とも思う。それから、少年Hのお父さんはすごく尊敬に値するぞ。家族を守るためにこんなことを言う。

「そうやないんや、踏んでもええのや。信仰は自分の心にあるんやから、それを護るんは正面から抵抗するだけやないとというのを知っておいて欲しいんや」

ぼくはクリスチャンではないのだけど、何か胸の底に来ました。

戦後、少年Hが大人たちにこの負けた戦争について尋ね、、敵機が飛来し始めたころには、もう日本は戦争に負ける、と少なからぬ人たちが思っていたことに、少年Hは驚くのだが、特攻隊として死んでいった青年たちの至純には嘘はない、と書いた坂口安吾の随筆を思い出したりもした。

今が戦前だという暗い予感が当たらないことを祈りながら本を閉じました。







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こんな夢を見た。ぼくは山手線のような、横浜線のような列車に乗って席に腰かけている。その列車のシートは銀色に見間違うような明るい灰色で、乗っている乗客は少ない。次の駅で勤めている会社にほぼ同時期に転職して来た人が乗ってきて、ぼくの隣にすわる。ぼくはその人に、もうこの列車から乗り換えようと思う、独り言のように言い、声をかける。その人は、そうですか、しかたないね、と答える。

そこで目が覚めた。列車って何なのだろう?
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この前、能楽というものを初めて見たこともあって、久しぶりに三島由紀夫の著作の中から「近代能楽集」を再読してみた。死が香り立つような戯曲集は古い能楽の古典を現代劇に翻案したような寸劇集であった。芸術はエロスとタナトスから生まれるというけれど、エロスは性愛、タナトスは死で、三島由紀夫の小さな物語はそれで、小さな危ない小宇宙のようなのであった。舞台で見てみたい。






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2013年08月24日(土)
■小田急相模原エルトピート START 19:00- 弾き語り
スタート19:00
チャージ500円

佐々木ショーイチ
えいちゃん(<=わし)
スギムラリョウイチ
(敬称略)

エルトピートのホームページ
http://www.el-topito.com/


~~~

2013年08月25日(日)
■小田急相模原 スクールオブロック OPEN 19:00- カルテット・バンド
出演:
Yeah Chang And Cats And Dogs All Stars
(えーちゃん:歌とアコースティック・ギター(<=わし)
 だーにし えいすけ:エレクトリック・ギター
 すわ まこと:コントラ・ベース
 ふじわら さとる:ドラムス)
七條春道
(敬称略)

スクールオブロックのブログ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine
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この前、テレビでも放映していたのだけれど、レンタルのDVDで和泉聖治監督の「HOME 愛しの座敷わらし」を見る。座敷わらしと聞くと、深沢七郎の小説「みちのくの人形たち」を思い出し、その根底には、間引きという哀しいできごとがあったのだろう、と思っていたら、この映画でも、古老の語るはるか昔の物語として、そのようなことがあったということが出てくるのだった。その間引きされたものたちの精霊をむしろ幸福をもたらす印とした東北、岩手の人たちに心の深さを感じた。

映画「HOME 愛しの座敷わらし」に戻れば、家族が急速に失われていった1970年代のホームドラマのような映画であった。「傷だらけの天使」や「青春の殺人者」の水谷豊が、「熱中時代」や「相棒」を経て、左遷された会社員のお父さん役をやっているぞ。そして、座敷わらしや河童の故郷、柳田國男の「遠野物語」の遠野の景色が本当に美しい。

http://www.warashi.jp/
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青山にある根津美術館の「曼荼羅展」に行ってきた。初めの方に展示してある「両界曼荼羅」や「金剛八十一尊曼荼羅」では、この夏の暑さのせいか、その暑さのせいで心身ともに少し不調であるせいなのか、はたまた、私という人間が凡人をはるかに下回っているような人間であるからなのか、立ち昇るエロスのエネルギーのようなものを感じ入り、見とれ立ち尽くした。もしも、古い仏閣でこれらを見たならば、ぼくは何と感じるのだろう? 万物は生々流転しているといいます。それが、数えきれない仏の放つまばゆい光となっている、そんな景色をほんの少しの間だけ、感じられたようなのです。

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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