えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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内田樹さんの最新の著である「呪いの時代」を読んだ。前著「日本辺境論」もおもしろかったけれど、この「呪いの時代」はその前著を更に発展させて、震災と原発事故を踏まえ、交換経済から贈与経済を説き、他者への、そして、自分への呪いから解き放たれようというポジティブなメッセージに共感した。例えば、この著にはユダヤ神学者のエマニュエル・レヴィナスについて言及しているのだけど、それを引用させてもらいます。

「神が人間を創造したのだとすれば、人間は神の威徳と全能にふさわしい存在でなければならない。「神の威徳と全能にふさわしい存在」とはどのようなものでしょうか。これについてはエマニュエル・レヴィナスがきっぱりとこう書いています。「神の支援抜きで、地上に公正で平和な社会を構築しうるもの」、それが神が創造するだけの甲斐のある人間、神でなければ創造できない人間です」

なんというポジティブな言葉なのだろう。このレヴィナスの言葉は、ナチスの虐殺によって精神的にも壊滅状態にあった、第2次世界大戦後のヨーロッパのユダヤ人たちを強く勇気づけ、方向づけた、という。

ぼくはこの本を読んで、ローカルなものがいろんな世界で復権することによって、世界は一つになれるのではないかなどと何故か思いをめぐらした。それがもう一つのぼくたちのオルタナティブのグローバリゼーションなのかもしれない。


内田樹さんのホームページ「内田樹の研究室」
http://blog.tatsuru.com/









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旅先のコンビニで漫画を買って、宿で読みました。いつもの西岸良平の「三丁目の夕日'64映画化特別編」です。先ほど公開された映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」の元となったようなストーリー、12話が収められていて、特に第10話の「潮騒」が良かったなぁ。ぼくたちはこの「潮騒」のような物語を取り戻さなければいけないのではなかろうか。中表紙に「あの頃、みんな上を見ていました。」という言葉があった。もうあの頃に戻れない今、あの頃とは違う思いで、また上を見たいな。

西岸良平の「三丁目の夕日」は良い。これを未来のためのノスタルジーとぼくは呼びます。
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山梨の湯村温泉街の近くの居酒屋「碁八」でお酒を飲みました。あくまでの素材を活かし一品一品ていねいに調理された肴がおいしかったです。それから、山梨県なのに、あの静岡のあまり見ることのない銘酒「磯自慢」があった。この静岡のお酒、大好きです。ここの板前さん、お酒といい、肴といい、かなりこだわり人だと思う。また来たい。しかし、居酒屋に入ること自体が久しぶりのだなぁ。

碁八の店長さんのブログ
http://ameblo.jp/gohachi-yumura/
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山梨の方へドライブしに行ってふらりと山梨県立美術館に立ち寄った。ここで、よく知らないフランスの画家、モーリス・ドニという人の展覧会が開かれていて、入ってみた。この展覧会は「モーリス・ドニ いのちの輝き、子どものいる風景」とタイトルを付けられているのだけど、モーリス・ドニという人は、19世期末から20世紀を生きた人で、教会に飾られる宗教的な題材の絵画を描いた人で、その人が、たくさんの家族、母や子どもたちの絵を描いてもいる。敬虔なカソリックのクリスチャンだったというドニの宗教的な絵画にも自らの、もしくは、近しい子どもたちが描かれている。

ところで、昔、写真家の荒木経惟がインタビューに写真とは何ですかと問われて、こんな風に答えていた。写真というのは、好きな人と楽しい時を過ごして、それを写真に残して、あとで、この時はこうだったねって、その好きな人と見る、写真って、そういうものですよ、と言っていたのだけど、モーリス・ドニの絵を見ながら、その荒木氏の言葉を思い出した。ほとんど期待しないで見はじめた展覧会だったけれど、ピンクや薄い青や緑とたくさん使ったその絵は美しく、また愛にあふれていて素晴らしかった。

それから、山梨県立美術館ではたくさんのミレーなどのバルビゾン派の絵画が常設展示されています。これも素晴らしい。


山梨県立美術館のページ
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/index.html
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前から行ってみたいと思っていた山梨のほったらかし温泉に行きました。小高い丘の頂上にあって、古い農家のようなほったて小屋の群れがあって、そこがほったらかし温泉で、これはこれで風情がある。お風呂は内湯のお湯はとても温泉らしい泉質で良かったのだけど、そこからは窓ガラスが曇っていて雄大な景色が見えません。露天風呂はお湯はそれほどでもない。露天風呂の方は素晴らしい景色を見ながら大風呂に入るところなのだろう。朝、日の昇る時刻から開いているらしいから、晴れた日の日の出を見ながら入ってみたい。そして、湯治的にお湯に浸かるのならば内湯に入ればいいのかな。

ほったらかし温泉
http://www.hottarakashi-onsen.com/
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やっぱオーティスはいい。オーティス・クレイもいいけど、ここではオーティス・レディングのことです。オーティスのファースト・アルバム"Pain In My Heart"を聴いている。こんな切ない歌はいつ聴いても初めてなのさ。オーティスじゃなきゃ、こんな歌をこんなには歌えないさ。オーティスの心の声が歌って、MGSが奏でて、ママにすがりつく子どもみたく泣いているよ。








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CCRというアメリカのロックバンドがかつてあって、CCRというのは略称で、本当の名前をCreedence Clearwater Revivalという。すごいバンド名だといつも思う。辞書に載っていない単語"creedence"とは"credence"かもしれず、だとするならば、"Creedence Clearwater Revival"とは「信任・清水・復活」というような意味で、アメリカの南部の地下水脈に息づいて死なないある文化やら伝統を表しているのだろうか? その意味は逃亡してきた清教徒と奴隷というようなことかもしれない。

さて、そのCreedence Clearwater Revivalだけど、7枚のスタジオ・アルバムを発表して、1972年に解散してしまうのだけど、ぼくが最も好きなアルバムは1968年のデビューアルバムのタイトルにバンド名を冠した"Creedence Clearwater Revival"です。このアルバム、ブルージーでサイケデリックでフリーにジャムっている空気もある。むさくるしく熱っぽい中に、ひんやりとした磨かれた鋼鉄のような美しさも光っているようなのです。











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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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