えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ぼくの最近の趣味は散歩でもあるのです。鎌倉に散歩に出かけました。

北鎌倉から縁切り寺であった東慶寺、その隣の浄智寺を左に見て、裏鎌倉の山道を登り降り、葛原岡神社でおみくじを引き、さらに歩いて、高徳院の大仏を見ました、長谷寺の大きな観音像の神々しさに心は打たれました。ひなびた極楽寺に参り、江ノ電と並んで稲村ヶ崎まで歩き、黒い稲村ヶ崎温泉につかって帰ってきました。

散歩って楽しいよ。歩いていると平和がやってきますよ。しかも鎌倉はとっても気に入りました。いろんなルートがありそうです。今年、紅葉の季節にまた来るつもり。
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ハヤカワepi文庫の高橋和久さんが新たに訳したジョージ・オーウェルの「一九八四年」を読了した。新しい訳に読みやすい日本語になっているそうですが、巻末に付けられたトマス・ピンチョンの解説もおもしろい。オーウェルについてピンチョンは、オーウェルは自分が"反体制的左派"の一員であると考えていた、これは基本的に英国の労働党を意味するとし、この「一九八四年」の解説で端的に鋭いことを書いている。ぼくがなるほどと思った文章を引用してみます。

「労働党とスターリン政権下の共産党との間に類似性が見いだせることを多少とも意識していたのである。彼にとっては、どちらも労働者階級のために資本主義と闘う運動を装いながら、現実には、自己の権力の確立と永続化に腐心しているに過ぎなかった。大衆は、その理想主義、階級格差に対する怒り、そして低賃金を厭わない労働意欲につけこまれ、ただ利用されるためだけに存在し、繰り返し何度も裏切られるのだ」

自由の国、アメリカに存する謎めいたもっとも代表的な現代の小説家の言うことは正鵠を得ているような気もするのだった。しかも、これは左派の政治組織に限らず、あらゆる組織に今や瀰漫していはしないだろうか。

この小説の本国であるイギリスでは「一九八四年」はもっとも有名で読まれない小説であるとも言われているらしい。けれども、オーウェルの自由とヒューマニティを失わない何らかの左派精神のようなものはジャンルを超え、映画監督で言えばケン・ローチ、ロック・ミュージシャンで言えば、そのものずばり"1984"というアルバムもあるデヴィッド・ボウイ、そして、ション・レノンやジョー・ストラマー、モリッシーらに広範に受け継がれているのではなかろうか。

「一九八四年」は第二次世界大戦終結後の1948年の早きに書かれていて、その小説家の想像力の横溢がリアルを追いかけるさまに驚いてしまう。わけのわからない支離滅裂に崩壊した宇宙、偉大なる失敗作なのだと思った。






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クリント・イーストウッド監督の最新映画「ジャージー・ボーイズ」を見ました。

「シェリー」で有名なドゥーワップのコーラスグループ「フォーシーズンズ」のメイン・ボーカルであり、ソロとなってからのヒット曲「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You )」は何度もリヴァイバルし、いろんなアーティストが取り上げてるフランキ・ヴァリの彼を取り巻くフォー・シーズンズのメンバー、ボブ・ゴーディオ、トミー・デヴィート、ニック・マッシの視点も交えた自伝映画です。

フォーシーズンズの「シェリー」のヒット前の1950年代のアメリカがなんともまぶしい。ニュージャージーに生まれた育ったイタリア系不良少年たちの青春の日々とその後の栄光、挫折、分裂、再会に彼らの人生はそれでも素晴らしかったと思う。そして、音楽は輝き続けているのです。

http://wwws.warnerbros.co.jp/jerseyboys/
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山口淑子さんも今年、召されてしまったのかと思い、追悼の気持ちも込めて彼女の著した「私の履歴書 「李香蘭」を生きて」を読んだ。日本経済新聞の連載がとても好評で単行本になっています。波乱万丈を絵に描いたような人生だった。そして、前の大戦中に中国がどのようなことになっていたか、この本を読むと、その空気の中につれていかれるようなのだけど、山口淑子さんは日本のことを祖国と呼び、中国のことを母国と呼ぶ。敗戦の時、とめどもなく涙を流した理由はこの本に書いてあった。

「私の祖国日本と母国中国の若者が、もう殺しあわなくていいのが心底うれしかった。「死ななくてすむのよ、終わったのよ」。私は同じ言葉を呪文のように繰り返しながら、路地から路地へ三時間も洋車(ヤンチョー 日本の人力車に似てる)を走らせていた」

「李香蘭」と書いて中国では「リーシャンラン」と呼ぶ。美しい響きです。おやすみZZZzzz.....






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戦争をしつづけるアジアの果ての国の帝都に怪しげな版画を彫りつづけた風変わりな男がいた。そんな男の展覧会「鬼才の画人 谷中安規展 1930年代の夢と現実」を見に、町田市立国際版画美術館に行きました。

島国の向こうのアジアの大陸の混乱が増すにつれ、その特異な版画家の奇想は純度を深めたかのようなのだった。そして、かの国がもうひとつの西の果ての大きな大きな鷲に国に敗戦をした、そのおよそ一年後、焼け跡に自ら作った掘立小屋で餓死した姿で彼は見つかる。展覧会に掲げられていた谷中安規の年表を見つつ、そういう死に方があったのかと軽い衝撃の眩暈のようなものすら感じた。何かに憑りつかれたかのような、時代が生んだ版画家は、時代にも殉じ、芸術にも殉じ、その秘められた狂気のようなものにも殉じたのだと思った。

ひるがえって、瀬戸内寂聴さんや半藤一利さん、宮崎駿さんら、実際の戦争を体験している人たちの言う、今が戦前のようだ、というのは本当だろうか。

http://taninaka.hanga-museum.jp
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いくつになっても新たな発見と新しい自分への変化とかはあるもので、ぼくは、ぼくが所謂、共産主義とか社会主義とかに魅かれてしまうような人間だと思っていたのだけれど、もしも、それらの理想社会らしきものが実現したならば、そこから、まっさきに逃げ出してしまうだろう、とも思った。例えば、人知れず、何も功をなさず、若くして自らの命を絶ってしまうような人がいたとして、そういう人は理想社会の党からはまったく無意味な存在だと言われてしまうのではなかろうか?

昔、見たフェデリコ・フェリーニの映画「道」の中で、道化師がジェルソミーナに石を拾い上げ、こんな石でもここにある意味はあるんだよ、と語りかける、そんなシーンを思い出す。人生も人も数値化なんて、できるのだろうか、できるわけないじゃないか。こんなことを考えていると、ぼくはますます現代社会のはぐれもの、だめ人間になっていくようで、それはそれで仕方ないさ、とため息まじりでいつものようにブルーズを歌い始めてしまう。もしかして、ロックンロールもブルーズもたいして役にはたたなくて、けれど、そこには自由というものが確かにあるような気がするのだよ。役に立たないからこそ素晴らしい。

みんなもブルーズを忘れない方がいい。たまにはロックンロールで踊った方がいい。
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このアルバム"Time Flies When You're Having Fun"は2009年の時に1940年生まれのスモーキー・ロビンソンが69歳の時に出したアルバムで、まさに時を超えた美しさと素晴らしさを持っています。スモーキーの若々しい声はもちろんのこと、すべての曲がコンピュータを使わない生楽器で演奏されていて、それは瑞々しい。

ボブ・ディランはスモーキーのこと「現代アメリカ最高の詩人」と敬意を込めて呼んでいました。美しい歌を作る人です。

自分は好きなことをずっと仕事にしてきた、それは素晴らしいことで、このアルバムは私のそういう素晴らしい人生を描いてもいる、とスモーキーはインタビューで語ったとのこと。このアルバムの初めを飾るかみしめるようなバラード"Time Flies"をつたなく意訳してみました。

「朝が明ける
きみはどうしてそんなにはやく行ってしまうのだろう
離れてしまっても
ぼくは彼女をまだ失いたくはないのです

ぼくたちはここに横たわって
それがずっとつづいたらなって思っている
そうすれば、ぼくたちはとても特別な時を得ることができるでしょう

そんな特別な何か
それががこれまでにもあったかもしれないけれど
きみも止まってしまって欲しくはないような
はじめての時のようなのです

老いた賢人の言葉を
みんなが知っているように
楽しい時はすぐにすぎていってしまう

父なる時
今夜はもっとゆっくり楽しもう
母なる地球
彼女は導かれているのです

すべてがうまくいく、そんな感じだよ
ぼくの愛おしい人は
愛すべきすべてなんです

そんな特別な何か
それががこれまでにもあったかもしれないけれど
きみも止まってしまって欲しくはないような
はじめての時のようなのです

老いた賢人の言葉を
みんなが知っているように
楽しい時はすぐにすぎていってしまう」

おはよう。そして、今日の夜はぼくも聖蹟桜ヶ丘のルーズボックス(http://loosevox.iii.vc)でライブです。ぼくも最高の詩人なのです。楽しみますよ。







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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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