えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

戦争をしつづけるアジアの果ての国の帝都に怪しげな版画を彫りつづけた風変わりな男がいた。そんな男の展覧会「鬼才の画人 谷中安規展 1930年代の夢と現実」を見に、町田市立国際版画美術館に行きました。
島国の向こうのアジアの大陸の混乱が増すにつれ、その特異な版画家の奇想は純度を深めたかのようなのだった。そして、かの国がもうひとつの西の果ての大きな大きな鷲に国に敗戦をした、そのおよそ一年後、焼け跡に自ら作った掘立小屋で餓死した姿で彼は見つかる。展覧会に掲げられていた谷中安規の年表を見つつ、そういう死に方があったのかと軽い衝撃の眩暈のようなものすら感じた。何かに憑りつかれたかのような、時代が生んだ版画家は、時代にも殉じ、芸術にも殉じ、その秘められた狂気のようなものにも殉じたのだと思った。
ひるがえって、瀬戸内寂聴さんや半藤一利さん、宮崎駿さんら、実際の戦争を体験している人たちの言う、今が戦前のようだ、というのは本当だろうか。
http://taninaka.hanga-museum.jp

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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