えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
内田樹さんの最新の著である「呪いの時代」を読んだ。前著「日本辺境論」もおもしろかったけれど、この「呪いの時代」はその前著を更に発展させて、震災と原発事故を踏まえ、交換経済から贈与経済を説き、他者への、そして、自分への呪いから解き放たれようというポジティブなメッセージに共感した。例えば、この著にはユダヤ神学者のエマニュエル・レヴィナスについて言及しているのだけど、それを引用させてもらいます。
「神が人間を創造したのだとすれば、人間は神の威徳と全能にふさわしい存在でなければならない。「神の威徳と全能にふさわしい存在」とはどのようなものでしょうか。これについてはエマニュエル・レヴィナスがきっぱりとこう書いています。「神の支援抜きで、地上に公正で平和な社会を構築しうるもの」、それが神が創造するだけの甲斐のある人間、神でなければ創造できない人間です」
なんというポジティブな言葉なのだろう。このレヴィナスの言葉は、ナチスの虐殺によって精神的にも壊滅状態にあった、第2次世界大戦後のヨーロッパのユダヤ人たちを強く勇気づけ、方向づけた、という。
ぼくはこの本を読んで、ローカルなものがいろんな世界で復権することによって、世界は一つになれるのではないかなどと何故か思いをめぐらした。それがもう一つのぼくたちのオルタナティブのグローバリゼーションなのかもしれない。
内田樹さんのホームページ「内田樹の研究室」
http://blog.tatsuru.com/
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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