えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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2013年08月24日(土)
■小田急相模原エルトピート START 19:00- 弾き語り
スタート19:00
チャージ500円

佐々木ショーイチ
えいちゃん(<=わし)
スギムラリョウイチ
(敬称略)

エルトピートのホームページ
http://www.el-topito.com/


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2013年08月25日(日)
■小田急相模原 スクールオブロック OPEN 19:00- カルテット・バンド
出演:
Yeah Chang And Cats And Dogs All Stars
(えーちゃん:歌とアコースティック・ギター(<=わし)
 だーにし えいすけ:エレクトリック・ギター
 すわ まこと:コントラ・ベース
 ふじわら さとる:ドラムス)
七條春道
(敬称略)

スクールオブロックのブログ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine
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この前、テレビでも放映していたのだけれど、レンタルのDVDで和泉聖治監督の「HOME 愛しの座敷わらし」を見る。座敷わらしと聞くと、深沢七郎の小説「みちのくの人形たち」を思い出し、その根底には、間引きという哀しいできごとがあったのだろう、と思っていたら、この映画でも、古老の語るはるか昔の物語として、そのようなことがあったということが出てくるのだった。その間引きされたものたちの精霊をむしろ幸福をもたらす印とした東北、岩手の人たちに心の深さを感じた。

映画「HOME 愛しの座敷わらし」に戻れば、家族が急速に失われていった1970年代のホームドラマのような映画であった。「傷だらけの天使」や「青春の殺人者」の水谷豊が、「熱中時代」や「相棒」を経て、左遷された会社員のお父さん役をやっているぞ。そして、座敷わらしや河童の故郷、柳田國男の「遠野物語」の遠野の景色が本当に美しい。

http://www.warashi.jp/
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青山にある根津美術館の「曼荼羅展」に行ってきた。初めの方に展示してある「両界曼荼羅」や「金剛八十一尊曼荼羅」では、この夏の暑さのせいか、その暑さのせいで心身ともに少し不調であるせいなのか、はたまた、私という人間が凡人をはるかに下回っているような人間であるからなのか、立ち昇るエロスのエネルギーのようなものを感じ入り、見とれ立ち尽くした。もしも、古い仏閣でこれらを見たならば、ぼくは何と感じるのだろう? 万物は生々流転しているといいます。それが、数えきれない仏の放つまばゆい光となっている、そんな景色をほんの少しの間だけ、感じられたようなのです。

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
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相模女子大学で薪能を見た。大学の校庭に能の舞台がしつらえてあって、夕方になり焚き木の火が二つ燃え、遠くで雷鳴とどこかで上がっている打ち上げ花火の音が聞こえ、美しい夕焼けが西の空に広がり、舞いが始まった。「杜若」と「大江山」の二つの舞いの後、「鎌腹」という狂言が演じられると、夕焼けだった西の空は濃い青紫色になっていて、能の「土蜘」が始まる。これはぼくが初めて見る能で、能の物語のほとんどが怪異譚ばかりであるというのだが、「土蜘」はものの怪退治の物語。鼓と笛とよぉの声で奏でられる音楽が、この世とあの世を結び通路を作る、あやしい装置のようだ。室町時代に世阿弥によって完成させられた能であるけれど、昔の人って、今よりももっとみじかくに死やらあの世やらを感じていたのかもしれない、と思い、神社仏閣などの野外で演じられた薪能は、おぼろげな死者たちの無念を鎮め、捧げられたものかもしれない。

来年もこの地で薪能はされるだろうから、もっと前の方の席で見てみたいな。そして、今度は神社仏閣の境内でも薪能を見てみたい、と思った。

http://www.e-sagamihara.com/event/august/0248/
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「ニッポン猪飼野ものがたり」を読了した。いろんな人が大阪にある日本一のコリアンタウンである猪飼野について書いた本です。

なぜか、前の会社の社長が言っていた二宮尊徳の芋むき器の話を思いだした。二宮尊徳の考案した芋むき器とは、桶のような器にいろんな大きさの芋を入れて、棒のようなものでかき回すと芋と芋とがこすり合わさって、皮が薄くつるりとむけるという。いろんあ芋があっても、そこで切磋琢磨していいじゃないかというような話でした。社長もいいこといいますな。いろんな大きさの芋があってこそ、うまくむけるということだそうだ。その芋は小さな島国にひしめくぼくたちのような気もするではないか。

さて、コリアンタウンというと、東京の新大久保の街などで、聞くに堪えない言葉でデモををする輩もいるらしい。しかしながら、昨今は街や町でいろんな顔の人が見え、いろんな言葉が聞こえてきてくるようになった。ぼくのよくいく相模大野のバーもアフリカ人が経営者でマスターであったりする。これから、いろんな人が日本にやってきて、いろんな人が日本から行くだろう。

仁徳天皇の昔から渡来の文物と人を受け入れてきた歴史もあるらしい。敗れた百済の王とその一族はいろんなものをもたらし猪飼野に定住したという。

この本の雑多な文の中には笑いと涙がつまっています。仲良くしたほうがいいと思います。







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ムビックス橋本で妹尾河童原作、降旗康雄監督の「少年H」を見る。子どもの目から見た神戸を舞台にした 第二次世界大戦の映画でした。

神戸大空襲のシーンがリアルで怖かった。夜の空一面が花火にようになるナパーム弾が神戸の街を悪魔のように焼きつくす。そのナパーム弾は燃え盛る鉄の棒でそれが無数に家や道につきささる。まるで木と紙でだきた日本の家屋を焼尽するために作られたもののようだ。

この映画は戦争を描いた映画であるとともにそのような苦しい時代の神戸を生きる少年Hとそのお父さん、お母さん、妹の物語でもある。水谷豊演じる父、妹尾盛夫と伊藤蘭演じる母、妹尾敏子が本当の夫婦のようなのだが、あっ、そうか、実生活でも本当の夫婦なのでした。

二人の自然な名演技が素晴らしいのだけど、水谷豊演じる父の妹尾盛夫が素敵な人で、彼に第二次世界大戦時にドイツ占領下の収容所で過ごすこととなる現代音楽の大作曲家メシアンのことを思い出す。熱心なクリスチャンでもあったメシアンは、その収容所生活について、私はまったく自由であった、何人も私の自由を、私のイエスを奪えなかった、というようなことを言っていたと思う。おおげさと言われるかもしれないけれど、おおげさでもなく、戦争とはなんだろうと思い、そんなことも考えたのです。

http://www.shonen-h.com/
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「半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義」という本を読みました。半藤さんは近代日本の歴史の語り部作家で、宮崎さんは日本を代表するアニメーション映画監督。二人とも戦闘機だの軍艦だのが大好きなのですね。宮崎駿が半藤一利の大ファンであるというのも意外な気もしつつ、腑に落ちた。二人とも戦争が大っ嫌いなのです。

ところで、宮崎さんは自ら監督した映画「風立ちぬ」の試写で涙が止まらなかったというのだけど、ぼくは、中国の映画監督、陳凱歌がインタビューに答えていた、後には自ら徹底的に否定する紅衛兵だった中国文化革命時の記録フィルムを見て、涙が止まらくなった、という話を思い出した。ひるがえって、宮崎さんの涙のそれは、東の果ての島の小さな過去に確かにいた人たちへの愛のようなものかもしれない。そして、ぼくが昔、読んだ半藤さんの著作「ノモンハンの夏」はこれからの日本人に書き残すべきものの愛のようなものかもしれない。

そんなお二人が茶碗に酒をそそぎ縁側で近代から現代までの日本と日本人をかって気ままに語りつくしているような本でした。






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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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