えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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川崎のクラブ・チッタでジミー・クリフを見ました。最高です。

少しはおじいさんぽくなっているのかなと想像していたのですが、実際は声もステージ・アクションも1970年代の映画"Harder They Come"やアルバム"Best Of Live"のあのころのままです。

バック・バンドはしょうぼいツアー・バンドかなとこれもかってに想像していたのですが、ジミーが登場する前のインスト曲のベースとドラムのリフの一発で心も体ももっていかれました。

ぼくにはもう歌声だけで、びんびんにしびれてしまって、涙腺が緩んでしまって、涙も零れ落ちるようなシンガーが二人いて、一人はサム・クック、もう一人が川崎の大きくもないカジュアルなクラブで至近距離で聴き、見て、踊った、そう、目の前にしたジミー・クリフなのです。もう、レゲエというジャンルも超越した本当にグレートなシンガーです。レスペクトを込めて名曲"Meny River To Cross"をご紹介しましょう。

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とても難しかったけれど、やっとのことで折口信夫の「死者の書」を読みおおせた。神、仏、天皇、御霊、などなど、中国や天竺からの舶来も含めた日本古来の信仰の混淆が目も眩むような神秘を文字、文章から立ちのぼらせている。といっても、半分も理解できていないのかもしれないけれど。若い二十代のころ読んでも、さっぱり分からなかったのだけど、いまは少しは、この幽玄の輝かしき美しい世界が分かるような気がする。数年後、もう一度、読んでみたい。そして、その時、何を感得するのだろうか?

この古い絵はこの書のモチーフの一つである當麻寺の中将姫の「蓮糸大曼荼羅」です。






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月に2回発行の「ルパン三世DVDコレクション」のVOL.1からVOL.6までを見て、海外でグリーン・ジャケットと呼ばれる「ルパン三世」の初代シリーズをすべて見てしまった。作画、ストーリーともにスタイリッシュで大人っぽくてかっこいい。山下毅雄の音楽も出色の出来栄え。

半分以上をスタジオ・ジブリの原型、Aプロダクションが制作に関わっていますが、第21話の「じゃじゃ馬娘を助け出せ!」はいかにもジブリ的なのことに気付く。

たった23回、半年間の夢の時でした。後にも先にもこれしかない「ルパン三世」だと思います。

http://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=52
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雨宮処凛さんの著した「仔猫の肉球」を読んで、ぼくはこう快哉を叫んでしまいそうになる。そう、だめ人間万歳と、そして、だめ人間こそ本当の人間なのだ。こんないい本を読んだあげくには、あの人にも、あの人にも、あの人にも、この本を読んでみなはれ、と薦めたくなってしまうのです。

ふとこんなことも思い出した。インターネットで古い友だちを見つけ、その友だちはプロのハーモニカ奏者になっていたのだけど、メールを出して、今、なにやっているの、と聞いてみたら、その友だちは、おれは死なない程度に生きてるよ、と答えてくれたのだった。会社とかマスメディアとか、世間一般でいわれていることに何か違うだろうと感じ、この本の中で処凛さんに、ただ生きているだけ、これでいいのです、とバカボンのパパみたく声をかけられてしまい、そうだ、そうだと共感の嵐なのです。






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「ぶらり一人飲み 東京昭和酒場」を読んだ。

ぼくは一人で居酒屋に行って飲んだりすることはよくしていたりします。別に寂しくなんかなぁい。みんなでさわぐことも、一人でものおもいにふけることも、素敵なことなんだよ。

お店の方でも一人飲みは歓迎ということを聞いたことがあります。一人で飲む人って、友だちとだべって、たいしいて飲み食いもせずに長く居るってことは、あまりないでしょう。一人で飲んでいるんで、へんにうるさくもないしね、

この本は、安くて、雰囲気があって、おいしそうなお店が、これでもか、こえれでもかと紹介されていて、とても実用的な一冊です。ぼくのロックの大先輩の太田さんが後ろの方でエッセイを書いていて、これもほろりとさせてくれてちょっとよかったです。

ひとりぼっちで知らない町でのれんをくぐるってのもいいもんだ。今度は「ぶらり一人飲み 神奈川昭和酒場」を出してください。




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玉居子精宏さんの著した「大川周明 アジア独立の夢 志を継いだ青年たちの物語」を読む。大川周明 というと東京裁判の時、東条英機の頭をぽんぽんと何回も叩いた映像で有名でもあるけれども、むしろ大アジア主義を掲げた右翼のイデオローグを掲げた人としての方が歴史としては残っているのだろう。戦前と戦中に時の経済界と政界の支援を受け私塾を開き、そこで学んだ青年たちが、少なからず、インドも含めた東南アジア諸国の独立に影響を及ぼしたらしいのだが、この本の中にある光機関やらF機関やら南機関という組織を知るにつけ、工作とか陰謀とかそういうことってあるらしいことを知る。青春の夢物語のような外国の独立運動のかかわりは、終章になって書かれた、さまざまな塾生たちに述懐される歴史の皮肉と悲しさよ。ぼくには「終章 歴史の一部になって」が一番、おもしろかった。引用します。

「大川周明は復興アジア、すなわちアジア独立の精神を最後の弟子たちに打ち込んだが、戦争が終わると、大川塾生が派遣されていた南方の地域では宗主国との葛藤や争いを経てベトナム、インド、ビルマ、インドネシア、マレーシアと独立していった。彼らの宿願は彼らが去ったあと、その土地の人々によって果たされていった」

塾生の一人はこう述べてもいる。

「インド国民軍やインド独立運動というのは、ボースさんや大東亜戦争以前に、数百年の歴史を持っているわけですからね。僕はINAの仕事というのは、その中のほんのわずかのコマにすぎないのだ、主役は常にインド人であったという点で、非常にいいことだと思うのですがね」

そして、この人はこうも付け加えている。

「東亜の解放というのは、スローガンであっても、軍の本当のインテンションではなかったと思います」

ぼくの送る言葉は、若者よ、体を鍛えておけ、若者よ、だまされるなよ、若者よ、だまされちまえ、さて、どれなのでしょう?

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新国立美術館へ「マグリット展」を見に行ってきました。ルネ・マグリットはベルギーをもっとも代表するシュールレアリスト、超現実主義者の芸術家、画家です。マグリットの絵ってぼくは大好きなんだけど、あの有名な鳥とか卵とか山高帽の絵とかも見れたし、知らない絵もたくさん、展示されていました。

見ていくうちに、ふとあの有名な機関車の絵はどうしてないのだろうと、いぶかしく思っていると、あっそうか、機関車の絵はポール・デルヴォーだったけか、と思い出しました。デルヴォーとマグリットの絵を比べると、デルヴォーの絵の方が、とてもフロイト的な感じがます。マグリットの絵はなにやらさらに静穏な感じがします。シュールレアリズムの画家の中でこの二人が大好きですが、もう一人さらに静穏を通り越して、沈潜するような静けさの画家、イブ・タンギーも大好きです。

さて、今日、見た「マグリット展」ですが、ぼくの心の深くをどこか乱しながらも、安らぎのような感じも与えてくれたマグリットの絵でした。そんな今夜は不思議で素敵で静かな夢を見るような気もします。

マグリット展
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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