えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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鈴本演芸場で令和六年十月上席昼の部を観ました。観た演目を書き出してみました。前座の桂枝平くんの「十得」、二つ目の春風一刀くんの「子ほめ」、小梅さんのマジック、春風亭勢朝師匠の「紀州」、金原亭小馬生師匠の「紙入れ」、柳家小菊師匠の三味線弾きの唄いの粋曲、三遊亭歌奴師匠の「片棒」、春風亭正朝師匠の「ふだんの袴」、ロケット団のお二人の漫才、隅田川馬石師匠の「元犬」で仲入りとなりました。ウクレレえいじさんのウクレレ漫談、柳家小ゑん師匠の「鉄の男」、ストレート松浦師匠のジャグリング、主任は蝶花楼桃花師匠の「地獄八景亡者戯」の前編でした。

特に印象に残った演目について申し述べます。三遊亭歌奴師匠の「片棒」や隅田川馬石師匠の「元犬」で大笑い。ウクレレえいじさんのウクレレ漫談のウクレレが上手くて感心します。柳家小ゑん師匠の自作の新作「鉄の男」が面白くて大爆笑。主任は蝶花楼桃花師匠の「地獄八景亡者戯」の前編を聴いて、こんな面白くて笑える地獄があったものなら、よかろう。三代目桂米朝の新作にして、十八番の噺だったそうな。全編が一時間半長講にして、今日は前編で後編は別の日にあります。桃花師匠、チャレンジングに攻めております。こりゃ、後編も是非、聴きにこなくっちゃ。寄席はパラダイスですな。
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九月の二十九日から三十日にかけて山梨県の忍野へ釣りの旅をしました。泊まったところはいつもの忍野高原ホテルで、地元の人が忍野川と呼ぶ澄んだ湧き水を源流とする桂川でフライフィッシングをしましたが、釣果はボーズ(一匹も釣れないこと)にならなくてよかったという一匹。

ここにこれだけ釣り人が入っているのを初めて見て、驚きます。いつも停めている駐車場もぼくが駐車して満杯なのは、十月一日から禁漁の期間になるからかしら? その明日から来年の三月十四日まで、釣って放つ釣り人も、釣って放たない釣り人も川岸に立たなくなるのを魚たちはどう感じ、思っているのでしょう? この忍野の釣り人の多くは釣れば放つ人なのですが、魚たちは安心になったと思うのでしょうか?

魚たちよ、釣り人は川岸に立たなくなるけれど、川鵜には気をつけな。来年の春にまた会おう。
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NHK朝の連続テレビ小説の『寅と翼』が大団円を迎え、終わってしまった。テレビ画面でもうこの人たちに会えないかと思うと、万感、胸に迫り、寂しい。初めて朝ドラをすべての回を見てしまった。時間の都合で見れない時は気になって、インターネットのNHKプラスで見ていた。

ドラマを見ながら、ふと、若いころに読んだドストエフスキーの小説を思い出していた。いろんな、何か欠けた人たちが次々に登場し、時代に翻弄されながら、何度も騒動を巻き起こし、その解決が再び事件となり、フィナーレに向かってゆく。けれども、何も欠けていない人なんているだろうか? そういう意味ではすべての登場人物が気になってしまう。それはドストエフスキーを論じたバフーチンの「カーニバル論」や「ポリフォニー論」のようだ。どうして人を殺してはいけないのかという、倫理の問題までも内包し、ゲイの轟太一や性を捨てた山田よねの半地下の法律事務所は抑圧された人たちの法と正義、自由を探求し、実践するシナゴーグ(ユダヤ教会)のようにも見えてくる。物語の後半、轟太一がぼくの好きな三島由紀夫に見えてしかたなかった。轟の山田への「山田、行けー!」の声は、おまえの見ている世の中のすべての嘘を否定しろという鼓舞のように聞こえてしまう。そのように、戦前、戦中、戦後の日本の最も激しい時代を、佐田寅子とその仲間たちはテレビの中であるけれど生きたのである。

米津玄師の主題歌「さよーならまたいつか!」もかっこよかった。

虎に翼 - NHK
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杜のホールはしもとで「林家つる子・三遊亭わん丈 二人会」という落語会を観ました。今年の四月に抜擢昇進となり真打となった林家つる子師匠と三遊亭わん丈師匠です。まずは前座の三遊亭歌きちくんの「牛褒め」に始まり、三遊亭わん丈師匠の「開帳の雪隠」、林家つる子師匠の「片棒」で仲入りとなりました。仲入り明け、林家つる子師匠の「箱入り」、三遊亭わん丈師匠の「幾代餅」で幕となりました。林家つる子師匠の「箱入り」は水撒きをしている箱入り娘が目に浮かんで笑ってしまいます。そして、林家つる子師匠の得意としている噺が「紺屋高尾」で、それと筋は余りに似かよった「幾代餅」をしまいにもってくるのなんて、わん丈師匠もにくいですな。何でも、古今亭志ん生が得意としていた噺だそうで、志ん生なみにこの古典の人情噺を料理し、ところどころに笑いも入れ、素晴らしいわん丈師匠版の「幾代餅」になっておりました。
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国立能楽堂で能楽を鑑賞しました。狂言は「磁石」、能は「竹生島」。今日は、蝋燭の炎を灯してという企画で、幽玄と幻想が増しております。「磁石」は身売りさせそうになった男が突如、自分は磁石の精だといい難を逃れるお話。「竹生島」は竹生島にまつわる弁財天と龍神の縁起によるめでたいお話で、弁財天と龍神は国土安泰を誓い、月夜に美しくも激しい舞を踊ります。

この前、観た「善知鳥」が名曲でありながら、あまりに重く、暗く、凄惨な話であったので、今日の「竹生島」には救われたような気持ちにもなりました。そして、ぼくは、明治の時よりも前には当たり前にあった神仏習合のことなどを考えてしまうのでありました。竹生島には法巌寺が在られ、その謂れによりますと、神亀元年(724年)聖武天皇が、夢枕に立った天照皇大神より「江州の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう」というお告げを受け、僧行基を勅使としてつかわし、堂塔を開基させたのが始まりということだそうなのです。弁財天が龍神を鎮めるという物語は江の島の江島神社と同じで、そこにも何やら縁を感じますな。竹生島の法巌寺と竹生島神社にはいつか訪れてみたいものです。
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横浜スタジアムに横浜DeNAベイスターズ対東京読売ジャイアンツ戦を見に行きました。ベイスターズは1対0で勝って、現在、首位の読売まで6ゲーム差の残り9試合で、まだリーグ優勝の夢はあるのです。
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新宿末廣亭で令和六年九月下席昼の部を観ました。題名が曖昧なものもあるけれど、観た演目を書き出してみます。前座の玉川わ太くんの「子ほめ」、二つ目の春雨や晴太「妾馬」、二つ目の瀧川蛙朝くんの噺の題名は不明、コンパスのお二人の音曲漫才、桂歌蔵師匠の「桃太郎 」、春風亭柳之助師匠の「新聞記事」、山口君と竹田君のお二人のコント、三遊亭圓丸師匠の「鹿政談」、三遊亭右左喜師匠の時はすっかり居眠りしてしまいました。林家今丸師匠の紙切り、三遊亭圓遊師匠の「按摩の幸治」、三遊亭遊三師匠の「夢の酒」で仲入りです。三遊亭竜楽師匠の噺の題名は不明、東京ボーイズの歌謡漫談、桂米福師匠の「太鼓腹」、三遊亭とん馬師匠の「稽古屋」、やなぎ南玉師匠の曲ごま、主任は春雨や雷蔵師匠の「お若伊之助」でした。三遊亭圓丸師匠の「鹿政談」は大好きな噺で、久しぶりに聴いて、うれしかったです。春雨や雷蔵師匠の「お若伊之助」は渋くかっこよく、面白くて、聴き惚れました。寄席はパラダイスですな。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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