えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
VODで黒澤明監督の『生きる』を見ました。1952年の映画です。
深刻な悲劇をユーモアで包んだエンターテイメントを黒澤監督のヒューマニズムが支えており、映画史上に残る素晴らしい映画になっております。「黒澤ヒューマニズム」とも称されます。
志村喬が主役をはった一世一代の素晴らしい演技に感動します。志村喬がブランコに乗って、少しだけ揺れながら「ゴンドラの唄」を歌うあのシーンほど美しい何かを表したシーンをぼくは知りません。
この映画は何度も見たけれど、今回は左卜全の演技に注目してしまいました。左卜全ほど人をくった異能の名脇役はおりません。演技を離れた左卜全も並外れた変人だったそうです。
ぼくの年齢で見ると、「おまえは生きてきたか?」と問われるようでもあり、この『生きる』という映画は何か痛切に身につまされます。
岡田美術館の『愛と平和の江戸絵画』展を見にいきました。たくさんの吉祥を目で愛でました。誰が描いたか判然としない屏風画などにも名画がたくさんあります。日本は素晴らしいのう。酒井抱一の『月に秋草屏風図』、伊藤若冲の『孔雀鳳凰図』、森狙仙の『鹿に猿屏風図』とか、みんな素晴らしい。日本に生まれたことが本当によかった。徳川家の二百六十年の平和の治世に万歳です。
常設展では本当ににたくさんの中国、韓国、北朝鮮、日本の美しい磁器、白磁や青磁や白青磁を一度機に初めて見ました。ぼくは朝鮮半島の高麗時代の菊の模様をうすくあしらった青磁の水さしもしくは花器の『青磁象嵌菊花文長頸瓶』にいたく惹かれてしまいます。なるほど、柳宗悦が朝鮮の陶磁器に惚れこんだ理由がわかるというものです。
帰りに天山湯治郷に寄りました。いい湯でした。
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『冬冬(トントン)の夏休み』を見ました。1988年の台湾の映画で、デジタルリマスターのリバイバル上映です。むかし、レンタルビデオで見た記憶がうっすらとあります。
黒木和雄監督の『祭りの準備』をなんとなく思い出した。
なぜか、『冬冬(トントン)の夏休み』の中の風景が昔の日本の田舎にあったかのような懐かしさを感じてしまいます。これは東京でオリンピックのあった1964年以前だろうか? それとも大阪で万博のあった1970年以前だろうか? セブンイレブンの1号店が開店する前の1974年より前だろうか? もしかして、日本のどこかにこのような景色が残ってはおるまいか? やっぱ、ないだろうと思い、近代か、現代で喪失した何かを思ってしまうのです。などと思って調べてみると、この映画の背景は1960年代なのだそうです。
冬冬(トントン)を演じる子役の王啓光(ワン・チークァン)とその妹役の李淑楨(リー・ジュジェン)がとてもいい。特に冬冬(トントン)のあの目。あの目は高畑勲監督の『火垂るの墓』の清太と同じ目。
冬冬(トントン)とその妹を送り迎えする車がフォードの高級車だったり、エンディングにかかる曲が日本の「赤とんぼ」であったり、錯綜した台湾の近現代史のことも考えてしまった。
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督のもっとも尊敬する映画監督は小津安二郎だそうです。なるほど。
映画『冬冬の夏休み デジタルリマスター版』公式
おれは、靖国神社に行って、死んでくれて、ありがとう、などとは口が裂けても言えないな。言えるとしたら、どうか鎮まりたまえ、ということだけだ。人びとが忘れようともし、改竄しようともしているこの時、その皇軍の兵士たちの怒りをもっとも感じているのは、今では祈りつづけている天皇家ではなかろうか? 天皇陛下三代、靖国神社に参っていない。死者の地上に戻る盂蘭盆会に、御霊を確かに感じつつ、これを書く。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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